From:山田光彦

「めちゃ、ウザい…」

というのも、僕はタクシーに乗った時に、運転手の人と話すのが苦手。

なので、運転手の人に失礼がないようにしながらも、なるべく話をしないように、しないように、、、話しかけないでくださいオーラを出すようにしているのです。

ですが、、、

この日のタクシーの運転手は僕の話しかけないでくださいオーラを完全に無視して、ガンガン話を浴びせかけてくるのです。

「今日も暑いですねー。いつまで続くんですかねー、この暑さは」「お仕事帰りですか？」「ちなみにどんなお仕事をされているんですか？」

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うーん。キツイ。

このとき、僕は仕事のことで、ある考え事をしていたので、やっと集中できそうになった時に世間話をふられて考え事を中断させられるのでかなりキツかったわけです。

とはいえ、タクシーの運転手さんにとって雑談も仕事のうち。たぶん、会社から「お客さんとは楽しく雑談しないとダメですよ」なんてことを言われているに違いありません。

なので、僕がもっとハッキリと「話をしたくないですよ」とアピールすればきっと話をしてこなくなるだろう。そう思って「そうですよねー」と適当に相づちを打ちながら、カバンからスマホを取り出し、用もないのにメール見たりして、スマホをいじっていることをアピールしたのです。

そのアピールをしばらく続けていると、やっとタクシーの運転手さんとの会話が途切れたのです。

「ふー。。。やっと、僕の話しかけないでくださいアピールが成功した。これでもう話しかけてこなくなるから、考え事に集中できる」

そう安心していると、次の瞬間、タクシーの運転手は、、、「そういえば、スマホの新しいアプリでこんなのがあるって、知ってますか？」と、話しかけてきたのです！

「おー！！マジか！！！」

話しかけないでくださいオーラのスマホを利用して、逆に話しかけてくるとは。

「どれだけ雑談をしたいねん！！…これは、もうきちんと話しかけないでください。と言うしかない！」

そう、覚悟を決めたときこのスマホのアプリを紹介されたのです。

iTunes Storeで開く

これはHailo（ヘイロー）というタクシーのアプリで、自分の一番近くにいるタクシーを呼ぶことができる、という、なんとも優れたアプリだったのです。

こんな風にどれぐらいの時間で自分のところに来てくれるかも表示されるのです。

↓↓↓

なんでも、海外で作られたアプリで、日本ではまだ大阪市内でしか使えない、とのこと。（東京ももうすぐ使えるようになるらしい）

（ちなみに、このアプリの会社がどうやって収入を得ているかということを聞いてみると、このアプリを使って、お客さんを乗せた時には、タクシー会社はこのアプリの会社に料金の1割払うことになっているらしいのです。めちゃ儲かりそうですね）

「これ超便利じゃないですか！こんなアプリが普及したら、タクシー乗り場は、なくなるかもしれないですね！」

なんてことを言いながら、そのあと、運転手さんとの会話は大盛り上がり。

「良いアプリを教えてもらってありがとうございます」

と言って、僕はタクシーを降りて行くことになったのです。

最初はあれだけ、ウザがっていた僕が最終的にはお礼を言ってタクシーを降りていくことになりました。

その理由は明確ですよね。

タクシーの運転手さんから役立つ情報をもらったからです。

役に立つ情報をお客さんに送ればお客さんは喜んでくれて、あなたとの信頼関係ができる。とよく言われていますが、その効果を体験したわけです。（信頼関係ができたお客さんは他の会社へ浮気して、どこかへ行ってしまう、なんてこともほとんどないでしょう）

もちろん、お客さんに情報を送るのにもコツがあります。

単純ですが、このタクシーの運転手さんのように役に立つ情報、お客さんがもらって嬉しい情報を送ることです。最初は、あれだけウザがっていた僕が便利なアプリを教えてもらったことで「いい話が聞けたー！」と喜んでいるわけですから、その効果はテキメンです。

でも、ひとつ注意点があります。

新しいスマホのアプリを知ってテンションが上ったからといって、今日の僕のブログのように何の役にもたたない情報を送ってはいけません。。。そんなことをしてしまうと、雑談しかしない、タクシーの運転手さんのようにウザがられてしまいますよ。。。