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社長がしてはいけない仕事:チラシ編

2016.5.10 | ,
  •  

From:山田光彦

「新聞の折り込みチラシを入れるとき、大きさをA4にしようか、B4にしようか迷っているんですが…」

これは、あるプログラムの参加者からもらった質問です。もう少し詳しく説明すると、、、

「A4の方が少しサイズが小さいので、印刷費が安く済むけど、売上が減るかもしれない。なので、A4とB4どっちがいいんでしょうか?」

という質問だったんです。さて、あなたはどう思いますか?
ちょっと考えてみてください。

「A4の方が費用が節約できるから、よさそう??」
「それとも、B4の方が売れる??」

もしくは、、、

「やってみないとわからないから、A4とB4の折込チラシを同じ数だけ配ってみて、テストしてみるのがいい?」

あなたはどう思いますか?



この質問に対して、講師の人は、、、

「そんなことは気にしないようにしましょう」

ざっくり言うと、こう答えたのですw
(もちろん、もっと丁寧に答えてくれました)

「気にしないでおこう」ってどういうこと??

もちろん、折り込みチラシをA4で作るのと、B4で作るのとでは、売上や利益が変わってくるかもしれません。なので、厳密にどちらがいいのかを調べたいならA4とB4を配ってみてテストするしかありません。でも、、、A4とB4はほとんど同じ大きさですし、経験上も売上に大きな差は出ない、とのこと。

つまり、A4にしようが、B4にしようが大した差はでないから、気にしないようにしましょう。そして、テストをするなら、、、

・超大きくしてA3にしてみる
・ヘッドラインを2つ書いてテストする
・オファーを2種類、用意する
・どこに配るのか?いつ配るのか?
・デザインやレイアウトは?
などなど、、、

もっとチラシに反応してくれる人を大きく増やすインパクトがある部分からテストしていった方がいいですよ、ということでした。

A/Bテストでよくある間違い

チラシやセールスレターでテストをしようと思うと、テスト項目は本当にたくさんあります。そのときに細かいところばかりをテストしても、正直、売上や成約率に大きな変化はありません。しかも、大きなインパクトがあるヘッドラインやレイアウトをテストするのも、些細なところをテストをするのも、ほとんど手間も費用も変わりません。

なら、インパクトの大きなところをテストした方がいいですよね。

「もっとも重要なことからはじめなさい」
By ピーター・ドラッカー

それに、重要なことに集中しないといけないのは、チラシやセールスレターだけの話ではありません(当たり前ですが…)。ピーター・ドラッカーもこう言っているように、あなたが社長なら、あなたのところには大量の仕事が流れ込んできているでしょう。僕のところにもたくさんの仕事が流れ込んできます。でも、そのすべての仕事をやってたら、重要な事をやる時間がなくなってしまうこと間違いなしですw

たとえば、ザ・レスポンスのメンバーと話をしていて「おお!それいいね。やろう!」というような形で僕に仕事が流れてきます。そして、僕が抱えている仕事の量をみた小川さんが、、、

小川「やっていること多すぎない?」
山田「確かにそうですね…」

という会話をしたことは1度や2度ではありません。10回はくだらないでしょうw(笑い事じゃないかもしれませんが、笑うしかないので笑っておきましょうw)

それに、今すでに忙しいなら、今やっていることをある程度やめなければ、新しいことをやる時間を作ることはできません。現状維持のままで十分なら、それでも問題ありません。でも、そうでないなら、勇気をもってやらない仕事を決めなければ、、、新しいことにチャレンジする時間を確保することは難しくなるでしょう。

そういう意味でも、重要な仕事だけに集中して、重要でない仕事を捨てることは大切です。

ちょっと話がそれてしまいましたが、チラシ・セールスレター、他の仕事をするときには、些細なところが気になることはよくあることです。でも、その誘惑に負けずに重要な仕事、効果の大きな部分だけに集中することで、成果を伸ばすことができます(重要な仕事がいくつかあるときでも、マルチタスクにせず、1つずつ順番にやっていく方がオススメです)。

最後に、もうひとつだけ・・・

「攻撃を一点に集約せよ、無駄な事はするな」
By 織田信長

山田光彦

PS.
織田信長が言っていたことが、なぜ今でも残っているんでしょうね。本を書いたわけでもないと思うのですが。でも、これは仕事に関係ない些細な事なので、忘れることにします。

PPS.
ちなみに、講師の方というのは、認定セールスライターの成澤さんです。

山田 光彦

【ザ・レスポンス】の責任者兼チーフ・セールスライター。以前は、司法書士として事業をやっていたが、顧客を集める重要性を痛感し、セールスライターへ転身。現在、ダイレクト出版のマーケティング部門の事業部長を務める。

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