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コピーのスキルでビジネスを作る方法

2014.1.21 | ,
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From:寺本隆裕

「コピーのスキルを使って、どうやってビジネスを作っていくのか?その方法を教えてほしい」
こんな要望をアンケートに多数頂いたので、今日はその話をしようと思います。

From:寺本隆裕
大阪の家より、、、

先日、昔から付き合いのあるとある会社の社長に誘われて食事に行きました。

「相談がある」というので身構えて行ったのに、実際は何も困っておらず順調に儲かっており、久しぶりに会いたかっただけ、とのこと。

とはいえ話の内容の90%は「どうすればもっと儲かるか」。結局、そっちの話になって、色んなアイディアを交換しました。

「最近、DMをやりだしたんですよ。ネットで競合が多くなって来ましたからね」「へー。で、反応はどうですか?」

「それが面白い事に、1回送っても全く反応なかったんですが、同じDMを同じリストに2回送るとちょくちょく反応が来だして、3回目からは結構注文も入るようになりました」

「ステップDMですね。王道ノウハウはいつでもうまくいきますね」

DMの発送費はまだペイできてはいないが、今回のお客さんからリピーターとして注文を受けたり、DMを改良すれば十分採算ラインに乗るということ。

しかも今回のDMは「コールドリスト」といって、例えば電話帳のようなところに掲載されている宛先(こちらとの取引が一回もないリスト)に送っているものなので、成績としてはまずまずです。

そこでこのビジネスをもっと大きくするには?と色々話をしているうちに、一つのアイディアが浮かんできました。

「JVやったらどうですか?」

JVはジョイントベンチャーのこと。企業と企業が提携してお互いにメリットのある形で何かをやる、というようなもののことなのですが、今回僕から提案したJVは次の通りです。

まず、今回のDMを送っている先のリストはコールドリスト(最終消費者)。なので相手からしてみたら「突然」「知らないところから」DMが来るわけです。なので当然相手の警戒心は高く、売るのは難しい。

そこで、突然送るのではなく、この「DMを送っている先のリストを持っている企業」とJVすることにより、一気に広げられないか。という話です。

例えば、とある会社A社が企業向けのウォーターサーバを販売しているとします。おいしい水がいつも飲めるようになっているような機械です。

それを売るために普通のやり方の場合は、A社が1社ずつ営業に回ったりDMを送ったりしてお客さんを開拓する、という方法をとりますよね。

でもそうではなく、「企業のリスト」を持っている企業と提携する事により、別の方法でウォーターサーバーを売る事ができるようになります。

例えば不動産業者。テナントを紹介する不動産業者と提携すれば、彼ら経由で「企業のリスト」にアクセスする事ができます。

例えばテナント契約の際、「今ならウォーターサーバーお得ですよ。どうですか?」と案内してもらうことができます。

もしそれでサーバーが売れれば、不動産業者にマージンを支払う。という風にすれば、A社も不動産業者もノーリスクで売上を上げる事ができる。というものです。

ほかにも税理士やセミナールーム、商工会議所など、多くの企業リストを持っている人はたくさんいます。そういうところと提携すれば、お互いにリスクなく売上をアップさせることができるわけです。

今回もまさにその方法が使えそうです。つまりJVパートナーを開拓して、パートナー経由で売ってもらう。という案です。

「それ、よさそうですね!」

相手も乗り気。

これがうまくいけば、注文はJVパートナーから(継続的に)入ってきます。こちらの仕事は、パートナーからの注文が入ったらそれを外注に回して商品を作り、エンドユーザに納品する。

そしてその時点でエンドユーザのリストが手に入るわけですから、あとはリピート購入に繋がるよう、定期的にフォローアップしていく。

そうすれば「自動的に儲かる」ビジネスの出来上がりです。

ちなみに、自動的に儲かるとか、ほったらかしで儲かる、といったようなことを言っている人がネット上にはよくいますが、そんなチャンスは一歩外に出るとたくさん見つける事が出来ます。

ネットでアフィリエイトしたり、サイトを作ったりPPCをやったり、、、というような大変でライバルも多く、そしてスグに「儲からなく」なりそうな脆弱なものよりも、よっぽどリアルなビジネスの方が簡単で、早くて、価値があるのに、、、といつも思います

(コピーやマーケティングを身につければ、こんなチャンスはどこにでもあります。あとはどれをやるか選ぶだけです)。

でもこれってコピーライティングと関係ないんじゃ?

そう思ったあなた、鋭い!そうです。ここまで話した内容はコピーライティングとは関係ありません。マーケティングのアイディアの段階です。コピーライティングが活躍するのは、この次の「実行」のステップです。

このアイディアを形にするためには、まずJVパートナーを開拓しなければいけませんね。パートナーを開拓する方法は大きく2つ。

一つは、1件ずつ電話や飛び込みで訪問して行く従来の方法です。営業マンを使って力わざで新規取引先を見つける方法です。

そしてもう一つが、コピーライティングを使う方法。営業マンを使うのではなく「紙の上の営業マン」を使い、新規取引先を見つける方法です。

具体的には、セールスレターを書いて、そこから反応のあった所に対して取引の交渉を持ちかけるというもの。

JV候補の企業のリストは簡単に手に入るため、そこにFAXDMやDMを送って、一気に大量の人にアプローチをするわけです。

そうすれば全国を対象にできますし、営業マンが一件ずつ回るよりもコストは大幅に安く済みます。

しかもJVの提案のセールスレターの場合は、低い成約率でも十分利益が出る場合が多いものです。

なぜなら、一度企業との提携が決まれば、そこから長期的に収益が生まれる可能性が高いからです。

コピーのスキルを使って新しいビジネスが完成!!

こんな感じで、コピーライティングのスキルを元にして新しいビジネスの完成です。

しかもこのセールスレターを書くのに、僕の見積もりだと3時間程度(いいスワイプファイルを持っているからです)。

それくらいのもので十分テストリリースして感触を試す事ができるでしょう。そしてこの3時間の作業はもしかすると、何年にも渡る長期的な収益をもたらすものになるかもしれません。

最近思うのは、コピーライターが一番簡単に収益を上げる方法は、こういったJVのマッチングじゃないかな?ということです。JVはその性質上、提案される側にとってはメリットしかないという取引のため売り込みが簡単ですし、1件決まればもたらされる利益も大きくなるからです。それに継続します。

もちろん、JVする側される側、お客さん、全員がwinになるという、ビジネスとしても素晴らしいものです。

このように、コピーライティングのスキルを持っていれば、

  • お金を稼ぐのに自分の商品は必要ありません。必要なのは紙とペンだけです(ご覧の通りです)
  • 普通の人が見えないビジネスチャンスに気付く事ができます(コピーを勉強すると、マーケティングの知識も自然に身に付きます)
  • アイディアを即実行に移してテストする事ができます(一件ずつの営業回りは大変ですが、コピーならさっと書いてさっとテストができます。うまくいかなければやめられます)

どう?楽しいでしょ?

fasdf

寺本 隆裕

ダイレクト出版取締役。セールスライター兼マーケター。クライアントのためにセールスライティングを請け負う場合、プロジェクト1件で、一流企業のエリートサラリーマンの年収を軽く超える額をチャージ。さらにそこから売上からのロイヤリティがかかる。これほど日本で最高クラスの料金設定にもかかわらず「書いてください」という人が後を絶たない。著書には『ウェブセールスライティング習得ハンドブック』『ダン・ケネディから学ぶ「稼ぐ社長」の作り方』(集英社)がある。

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