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あなたの隣に並ぶものが、、、

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From:寺本隆裕

From:寺本隆裕

品川のホテルより、、、

先日、週末に家族で地元の100円ショップに行った時のこと。

・・・え?家族で100円ショップなんて、なんとも寂しい週末の過ごし方やなって?

はい!そのとおり!寂しい週末です!

とはいえ最近はこれくらいの外出でも一苦労。なぜかというと次男の「一星(いっせい)」1歳半がややこしいややこしい。

常に歩きまわって「イラン事」ばっかりするのです。

それに眠くなると機嫌が悪くなってウルサイので、お昼寝の時間は家にいないといけません。

それだけでなく、幼稚園に行ってる兄・隆星(りゅうせい:5歳)も、
おとなしいんですが幼稚園から風邪をよくもらってくるので
(プラス:それを兄弟の間でうつしあいするので)
なかなか週末の予定も立てられないのです。

(旅行キャンセルすること既に数回・・・(泣))

それでなくても最近は週末、僕の東京出張も多いので、
そういう意味では、車で15分の100円ショップでも、
一大イベントなわけです。

しかし久々に行った100円ショップ。すごい。

そこは2階建てのちょっと大きなお店なのですが、ものすごい商品のラインナップが充実しています。

「え?これも100円?」「これも??」

そんな感じでついついカゴにポイポイ入れてしまいます。

特にこの時期はハロウィンの飾りがたくさん置いてあって、うちの嫁も女子力に火が点いたのか、

窓ガラスに貼る飾り物や、
玄関ドアにかける人形、
置物やシールなどを買い込んでいました。

(その間僕は、店内を歩き回る一星を追いかける担当。必死。)

しばらくして2階に上がり、
キッチン用品のコーナーに行ったとき、
「あ、これもいいやん!」と、とあるグッズを手にしました。

しかし次の瞬間、がっかりしました…そのグッズにはシールが貼ってあったのです。

「この商品は、300円です」

300円か~。

100円だと思い込んでいた僕はがっかり、結局買うのをやめてしまいました。

でもよく考えてみると、この300円は激安なはずなんです。

普通にスーパーなどで買えば、1000円近くはするような代物です。

もしこれがスーパーに並んでいて、300円なら間違いなく即買いするレベルです。

もしかすると500円、700円くらいでも、同じかもしれません。

でも、100円ショップに置いてある300円の商品。

すごく高いような気がして、結局買いませんでした。。。

この感覚、あなたも感じたことがあるかもしれませんね。

しかし、それと同じような感覚を、
もしかするとあなたのコピーを読んだ見込み客も、
実はあなたの商品について同じように持っているかもしれない、

と言われたらどう思いますか?

これは「ポジショニング」と呼ばれる考え方。

現代広告の神様デビッド・オグルヴィ―が、「広告において最も重要なこと」だと言っているものです。

「ポジショニング」とは、あなたが今売ろうとしているその商品が、、、

「どの棚に並ぶのか?」「どんな商品の横に並ぶのか?」

ということ。

あなたの商品を「何として」位置づけるのか?ということです。

つまりあなたの商品が、

「100円の商品の横に置かれた300円の商品」として見込み客に認識されるのか?

それとも、「1000円の商品の横に置かれた300円の商品」として見込み客に認識されるのか?

それによって、見込み客の感じる価格感度や、あなたの商品の売りやすさが大きく変わってくる。

そういう考え方です。

例えば、あなたの商品を

「メールで株式投資の情報を配信するサービス」と位置づけるなら、このサービスは「メール配信サービス」の商品カテゴリに入れられます。

一方この商品のポジショニングを変えて、

「株式投資の情報が学べるスクールです(eラーニング講座です)」

と位置づけるならどうでしょうか?

このサービスは、「スクール」の商品カテゴリに入れられます。

同じ商品でも、

1つはメール配信サービス。1つはスクール。

前者の場合だと、ほかのメルマガのように、「無料で受け取れる」メール配信サービスと比べられてしまいます。

もしこれが「月額1万円」のサービスだとしたら、

見込み客は、

「んー、株のメルマガって他にもあるからなぁ。しかもそれって、無料だしなぁ。わざわざ毎月1万円も払ってまで株の情報とらなくてもなぁ。」

という感覚になってしまうかもしれません。

一方、後者のスクールの場合だと、、、

見込み客は、
「株についてちゃんと学べるスクールか。
自動車免許の教習所だって30万くらいはするからなぁ。
デジハリに行けば100万200万は当たり前だな。
そう考えると株のスクールのeラーニングが1万円か。安いかもな。」

という感覚になってくれるかもしれません。

もしあなたの商品が、

「100円ショップに並ぶ300円の商品」のように「高!」と思われたくないなら、、、

「あなたの商品は、何なのか?」

この哲学的な質問。一度、考えてみては?

fasdf

寺本 隆裕

ダイレクト出版取締役。セールスライター兼マーケター。クライアントのためにセールスライティングを請け負う場合、プロジェクト1件で、一流企業のエリートサラリーマンの年収を軽く超える額をチャージ。さらにそこから売上からのロイヤリティがかかる。これほど日本で最高クラスの料金設定にもかかわらず「書いてください」という人が後を絶たない。著書には『ウェブセールスライティング習得ハンドブック』『ダン・ケネディから学ぶ「稼ぐ社長」の作り方』(集英社)がある。

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