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新しい事じゃない。

2011.11.28 | ,
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From:小川忠洋

From:小川忠洋 ダイレクト出版

大阪のスタバより、、、

今から80年も昔の話。伝説のコピーライターと呼ばれるような人間がいた。彼は広告を書いて、商品を直接販売する、いわゆるダイレクト・レスポンスの父のような人だった・・・

今日、オンラインでは様々な広告のテクニックが開発されている。ビデオマーケティングだったり、プロダクトランチだったり、、、あなたもきっと、毎週のようにどこかでやってるプロモーションを見てて、めまぐるしい思いをしているかもしれない。

そんな時こそ、基本に立ち戻る必要がある。80年も前の男の言葉を聞く必要があるのか?自分の目で確かめてみてほしい・・・彼は80年も前にこんな事を言っている・・・

「私は多くの広告で、同業者なら誰でも知ってるような単純な事実、あたりまえすぎて誰も伝えてこなかった事実を伝えた。こうした事実は、それを最初に伝えた商品に永続的で独占的な名声をもたらした」 ホプキンスは今から80年前、あるビール会社の広告を作る事になった。彼が広告を書くためにビール工場を見学に行ったときの事。そこでは、かなり高度なビールの醸造技術を見ることができた。

不純物が混じらないように徹底的に衛生管理されている。ビール瓶は4回洗浄され、ビールが通る管も1日2回も洗浄される。水も大切なので地下4000フィートから、天然水を組み上げている。さらに最高の味を出すために1200回もの実験の結果、生み出された酵母を使う。

すっかり関心したホプキンスは言った。

『なぜ、これらを消費者に伝えないのか?』

ビール会社の重役は答えた。

『そんな事は当たり前で、どこのビール会社でもやっている。ウチだけに限った事ではない』

『でも消費者は知らない』ホプキンスは答えた。

そして、ホプキンスの作った広告には、それらの事実がこと細かに伝えられた。結果、そのビール会社は業界ナンバー1になった。

ホプキンスの教訓: 
我々のような売り手は常に、お客よりも情報をたくさん持っている。しかし、毎日、毎日、その情報に触れているので、それが当たり前で取るに足らない事だと勘違いしてしまう。

しかし商品を売る上で、最も重要なのは、お客である。お客がどういう状態にあるか?どんな知識を持っているか?そのような事が全てであって、同業者がどういう状態か?というのは問題ではない。

いつの時代も、どんなに新しい情報、新しいツールが舞い込んできても、広告の基本、商売の基本は変わらないのだ。だからこそ、新しいノウハウを開発したニューエイジよりも、ホプキンスのような偉大な人から学ぶべきなのだ。 ちなみにホプキンスに強く影響を受けた2人の男がいる。

1人は元コックから広告マンになった男。彼は「この伝説の男の書いた本を7回読むまでは、誰も広告業界に入るべきではない」とまで言い切った。そして、料理人を辞めて彼が作った広告会社は世界でもトップ5にはいる広告代理店になった。オグルヴィ&メイザーのデヴィッド・オグルヴィである。

1人はこの「伝説の男」の書いた1冊の本を16回も読み返し、マーケティングの天才とまで呼ばれるようになった。生み出した利益は7000億とも言う。ジェイ・エイブラハムである。

ところで、3人目はあなたになるのかな?

小川忠洋

PS:来月17日に開催する僕の無料セミナーにはもう参加申込みした?新しいツールや情報を教えるセミナーではなく、「どうやってビジネスを構築するか」といったビジネスの基礎をお話します。

http://www.theresponse.jp/gold/nobsmarketing/video.php

小川 忠洋

読者累計30万2163人を誇るマーケティングメルマガ『ザ・レスポンス』発行人、ダイレクト出版株式会社代表取締役社長。『ザ・レスポンス』の他にも、読者累計14万5000人の『デイリーインスピレーション』などを毎日発行。年間1億通以上メールマガジンを配信。日本ナンバーワン・マーケッターにも選ばれた神田昌典氏など、一流の経営者とも提携を結びビジネスを展開。著書に『自分を不幸にしない13の習慣』『フリーで利益を生み出す45の鉄則』『インターネットマーケティング最強の戦略』がある。

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