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リンゴとミカンをマネジメントに使う方法

2016.9.16 | ,
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From:北岡秀紀

From:北岡 秀紀

「apple to orange」・・・リンゴとオレンジを比較する。「次元の違うものを比較する」ことを表す慣用句で、コンサルタントが良く使う言葉のひとつです。

「このデータはapple to orangeになってない?」

なんて使い方をします。

ダン・ケネディはコレを価格のプレゼンのテクニックとして伝えています。

例えば、ダイエットサプリを1万円で売っていたとしましょう。サプリとして1万円は比較的高い。でも、同じようなダイエット効果が得られるトレーニングジムにかかる費用や時間などと比較すれば…「安い」と感じさせることができるわけです。

「ザ・レスポンス」を読んでいるあなたであれば、まァ、おなじみかもしれません。
しかし、このapple to orangeのテクニックはマネジメントにも使えるのはご存知ですか??

あなたに惚れるスタッフの作り方

このマネジメントテクニックは私のオリジナルではありません。サラリーマン時代にお世話になっていた取引先の社長さんが使っていたやり方です。

彼は、恐ろしく人心掌握に長けていて、「社長のためなら死んでもいい!」みたいなスタッフがたくさんいました。

この社長がapple to orangeを使うのはスタッフに臨時ボーナスを渡すときです。彼の臨時ボーナスはキャッシュを手渡し。しかも、自分の財布から出します。

Apple to orangeが出てくるのはココから。

渡す際に、まずボーナスを渡す理由(業績が良かった、頑張ったetc)を軽く述べます。

そのあと
1万円を渡すときは「これでお茶でも飲んでこい」
10万円を渡すときは「これで食事でもしてこい」
と声を掛けます。

めちゃくちゃ巧妙なことにお気づきでしょうか?

1万円のときに「食事」、10万円のときに「旅行」と言ったら、まァ妥当か、ちょっと少ないくらいです。一方で、1万円で「お茶」、10万円で「食事」って言われると「こんなにもらっていいの!?」と感じます。

apple to orangeを使って、金額以上の効果をあげています。

もちろん、現金をその場で渡す(領収書を切らず)、相手が良いことをしたら間髪いれず渡すetc他にも重要なポイントはあります。

しかし、この声かけこそが最も重要なポイントです。そのまま真似して使えます。

ぜひあなたも真似してやってみてください。同じ金額を渡してもビックリするくらい反応が変わることに驚くはずです。

-北岡 秀紀

北岡 秀紀

マーケティングコンサルタントであり、コンサルタントを指導するコンサルタントでもある。これまで約900以上のクライアントのコンサルティングを実施し、数々の店・中小企業・オンラインショップの売上改善を果たす。その成功率は91.7%を誇る。(2011年10月現在)単に机上の空論ではなく、「自身で実証済みのノウハウだけを伝える」ことを信条としている。年商1億円を突破したい社長向けの情報サイト『オクゴエ!』を主宰。また、自身のノウハウを受け継ぐコンサルタントを育てるプログラムを主催しており、一人あたりの参加費は350万円という超高額にも関わらず、申込が殺到。参加希望者の77%以上を断っている。

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