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あなたはアホな経営者か?

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From:中谷佳正

あー中谷くん。
ビジネスはそんなに甘くないで、
そんな考えやからうまくいかないんだよ。

20代の頃、この類の言葉を周囲の経営者に嫌という程言われました(笑)僕があまりにもビジネスマンとしては常識はずれの発言をしていたからなんですが。借金はしない、従業員は少数で年収は1億円稼ぐ。会社にしっかり利益を残して従業員の給料は700万円以上、、、などまあ、ハタチそこそこのお兄ちゃんがこんな事を言っていたら仕事を舐めてるのか・・・と思われても仕方ないですが、僕は結構本気でそれが実現できると信じていました。

DRMやビジネス戦略を知らない普通の起業家からすると僕が言っていた事はおかしな事だったのだと思います。もちろん当時そんな事は知らなかったんですが、実現している人がいる以上、僕にも可能性があるという事を信じていましたし、今はそこを目指すかどうかは別にしてもちろん可能だという事を知っています。そして、それを批判していた経営者の方々は今はもうほとんどの方が会社を存続できていません。

常識ではビジネスで生き残ることはできない。
そう明確に言語化してくれたのは、僕がナビゲーターを務めているリッチ・シェフレンでした。確かにダン・ケネディもレネゲイドミリオネアとかで非常識であることの重要性は教えてくれてはいたんですけどね。でも、リッチの方が僕に取っては分かりやすく伝えてくれた気がしてます。

常識的な起業家が消えていく

常識的な起業家が消えていく理由の1つとして、従業員としてのマインドセットが抜け切れていない、、、というのがあるのだと感じています。
ほとんどの場合、僕も含めて脱サラした人なら当然だと思いますけど、元々は従業員として働いていた人達が起業家として事業を始めます。すると、今まで会社の中では通用していた考え方が通用しないという現象に陥るわけですね、、、

例えば、従業員にできるだけお金を出したいという考え方。それは自分が従業員だった時代に満足のいく給料をもらってなかったと考えているから、自分が雇った人達には給料をできるだけ多く払いたいって想いがあると思います。でも、そうやって従業員の給料を優先すると何故か経営者である自分のお金が残らない。昼も夜も従業員以上に1番働いているはずの自分の取り分はなくて、職場で談笑している従業員には給料がある。。。「俺こんなに頑張ってるのになんで?」ってなりがちです。

同じように、自分が従業員の時代には人手不足で悩んでいて、いつも上司に人材を登用してくれと頼んでいた。だから、起業してからは十分な人手を確保しようとして多めに人を雇い入れる。そうすると、、、人件費がかさみすぎて赤字になって、さっきと同じで、従業員には給料があるのに自分の報酬もロクに取れないなんてことが生まれます。

こういった問題は、従業員の時の常識で会社を動かそうとするから起きる悲劇。。。経営者なら経営者としての常識、、、つまり従業員にとっての非常識を身につけないと自分の報酬もまともに取れないなんてことになりかねない、、、
ちなみに最新の政府が出してる労働力調査を見ると、88%が従業員で起業家は残り12%の少ない人達、常識と非常識でみれば完全に非常識な側ですね。
まず最初のハードルは、従業員としての常識を捨てられるかみたいなところがありそうです。

常識的な起業家の商品はつまらない

他にも常識的な起業家が消えていく理由の1つとして、常識的な起業家は面白い商品が作れないというのがあります。なぜかってそのままの理由なんですが、、、常識的な発想をしている起業家には非常識な商品を作ることができません。要するに変わった商品や違いのある商品が作れない。。。常識にとらわれてるので、開発なんかを行う場合でも、ありきたりな商品を求めてしまいます。

でも、世の中の消費者というのは、基本的には今までになかった商品を求めてます。まったくの発明品ってわけではなくても、ありそうでなかったみたいな商品を求めてる。。。新しいとか、変わってるとか、面白い商品を求めてるわけです。

それなのに、起業家が常識的なマインドセットにとらわれていると、新しいものも、変わっているものも、面白いものも作ることができない。差別化のできている商品を作ることができないので、結果として価格競争に巻き込まれたり、商品が陳腐化してしまったりして市場から消えてしまうことになります。

生き残りたいならいつも常識にはない商品を生み出せないかを考える必要がありそうです。

常識的な起業家はアホじゃない

ちょっと矛盾してるように聞こえるかもしれませんが、、、巷で成功してるって言われるような起業家をちょっと変人じゃないかな?と思ったことないですか(笑)ちょっとヤバいなこの人とか、もしかしてアホなんじゃないか?と思ったことないですか?それはたぶん事実で、成功するタイプの起業家というのは非常識なので、一般的常識のある人達から見ると異端なんですね。なので、ちょっとアホに見えたりもする。
それに対して常識的な起業家は、非常識な起業家と違ってアホになれない。ただ、、、アホになれないってことは、思い切りがないってことでもある。。。つまり、非常識な起業家は思い切った決断をすることができるってことです。普通に考えたらそんな選択しないだろう、、、ってところで思い切って、一般の従業員や常識人がしないような選択や決断を行う。そのことによって、窮地から脱するとか、起死回生の復活を遂げるとかって話が、数限りなくあるはずです。
要するに、常識から逸脱したマインドセットを持ってるからこそ、切り抜けられるようなシーンも、経営をしていたら全然あり得るってこと。。。
この辺りが、10年生き残る会社が96%程度しかいないっていわれる理由かもしれません。時には非常識な決断が必要になります。

いかがでしたか?
あなたが起業家として生きていくなら、非常識なマインドセットは必要不可欠です。そのことを端的に表しているアール・ナイチンゲールの言葉を、、、

『大衆の逆をやれ!大衆は常に間違っている』

P.S.
非常識なマインドセットを持つ必要性を理解できたなら、リッチのビジネス・グロース・システムで手っ取り早く頭にインストールするのがオススメですよ。
あなたも非常識な起業家に仲間入りできます(笑)

中谷 佳正

Web制作会社 有限会社WINKSの代表。独自の手法で売上を上げるホームページを作る方法を確立し、いままで630社以上のWeb制作、運営に関わる。現在は、Web制作会社の経営と、同業社向けに売れるホームページを作るための中谷塾を運営、人気を博している。リッチ・シェフレンのナビゲーターでもある。

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