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軌道修正せよ!

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From:小川忠洋

学んだ事をスグに実行するためのガイド

From:小川忠洋

大阪のオフィスより、、、

あなたは、今までこのメルマガorブログで書く事をどうやって僕が決めているか不思議に思った事はない?

知り合いや、取引先の人からも「よくもまあ、そんなに毎日、毎日書けますね」と言われる。実際、僕はレスポンスシルバーを週に2回、サイコサイバネティクスのメルマガを週に3、4回。レスポンスゴールドを月に1回。それから、社内向けのブログを週に4、5回書いている。

ある、知り合いの社長は、「もう小川さんが書かないで、部下に任せればいいのに・・・」とも言う。

これは経営者としては賢い判断かもしれない。そしてエネルギーを経営の方に向けた方がいいのかもしれない。実際、将来はそうなるかもしれない。その方が会社は大きく成長するのかもしれない。しかし、現時点では、僕はそうは思わない。

何故なら、簡単に自分のメッセージを発信する事ができるし、その反応も見れるなんて言うのは、結構、奇跡的な事に近いからだ。当たり前のように使っているインターネットは、よくよく考えてみると、めちゃめちゃスゴいツールだと良く分かる。

ほとんどお金をかけずに、毎日6万人のレスポンスシルバーの読者に語りかける事ができるのだ。そして、その反応を即座に見る事ができる。こんなメディアは他にあっただろうか?

このブログ、レスポンスシルバーでは、常に役立つ情報とか、面白い話とかを書くように考えている。もちろん、毎回、役立つ情報を提供できているわけではないのは自分でも分かっている。当たりの日もあれば、外れの日もある。(当たりの確率があがるようにはしているが。)しかし、テーマが見つからない時もある。

テーマが見つからない時は、読者にとって何が必要なのかを考える。しかし、考えたところで浮かんだテーマは僕の想像でしかない。本当に読者に必要なテーマを話すには、読心術のできない僕に取っては、聞くしかない。

これはあなたにとってもメリットがある事だ。だって、自分の本当に聞きたい話が(聞くべき話が)聞けるのだから。以前の記事で、「ASK」という話をしたと思うけど、あなたが聞いてくれれば、あなたは答えを知ることができる。そして、それは同時に僕の仕事を楽にしている。

それでも何も浮かばない時。

そんな時は、適当に書いてみる。「適当に」という言葉は語弊があるかもしれない。「気楽に」書いてみる。・・・んーさっきよりはいいかな。あなたにとって役立つ情報を入れないといけない・・・と言う思いを忘れて書いてみる。

そうする事で何となくスタートする。

スタートさえしてしまえば、後はなんとなく書いて行く事ができる。書きながら、役立つ情報を入れる事もできる。いろんな方向へ考えを展開することもできる。

これは多くの人が持つ悪いクセのようなもの

「いいモノを作ろう」という考えは、誰もが持っている。そして、この考えは、いい事だと考えられている。しかし、この考えが行き過ぎると「完璧主義」を生んでしまう。

完璧主義は病気だ。

決して、素晴らしい事ではない。ほとんどの人は、ビジネスを上手くいかせる方法、売上をあげる方法、集客する方法、売れるセールスレターの書き方などを求めている。

が、実際のところ、90%くらいの人はその「方法」を学んだところで、実行できない。それを実行する準備が足りないと感じているからだ。小川はこうすればいいコピーが書けると言った。でも、伊勢さんは何て言ってるんだろう?鳥内さんは何て言ってるだろう?ミスターXは?

それらを全部知ってから、最もいい方法を取る。

これは間違っている。これは完璧主義の病気にかかりつつある。最もいいものを作りたいという願望はとても危険なものなのだ。それは、僕が毎回このブログに最高の記事を書こうというようなもの。

不可能に近い。

例えば、セールスレターがいいか悪いかは、どうでもいい話なのだ。売れるか売れないか。利益が出るか出ないかが重要なポイント。実際、出来の悪いセールスレターでも、仕組みがしっかりしていれば利益はあがってビジネスは回ったりする。

何かを始める時にはとてもエネルギーを要するもの。飛行機は離陸の時が最も燃料を使う。着陸時にはほとんど使わない。人の仕事も同じようなもの。離陸の時のエネルギーが最も多く必要とされる

そんな時、その離陸に必要なエネルギーを少しでも少なくする方法がコレだ。完璧主義を忘れる事。言葉は悪いが、テキトーに、気楽に始めること。そして、何でもいいからスタートを切る事。

それから、テキトーなものをいいモノに改善して行く事だ。飛行機は離陸する時、目的地とは全く違う方向を向いている。それでも、飛んでいる中で、軌道修正を何度も繰り返して、目的の空港に着陸することができる。

軌道修正するという作業は、「離陸する」という作業よりも、全然、燃料を使わないだろう事は想像できるだろう。

人も同じで、改善するという作業は、仕事をスタートするという作業よりも全然、エネルギーを使わない。

最初から正解の方角を目指してスタートしようとするよりも、、、最初はどこでもいいからスタートしてそれから正解の方角に修正する方がいい。

大きな話で言えば、成功した企業のほとんどがスタート時にやっていた事業を今でもメインにしている分けではない。聞いた話だが、家電のシャープは最初はベルト屋さんとしてスタートした。スタバは豆の小売り店だった。ライブドアは、レンタルサーバ。Mixiは求人サイト。などなど、、、

学んだ事を本当に活かすには、、、間違ってもいいから離陸する事だ。

離陸してから、軌道修正を考えればいい。

その方がよっぽど早く目的地につくだろう・・・

小川忠洋 

小川 忠洋

読者累計30万2163人を誇るマーケティングメルマガ『ザ・レスポンス』発行人、ダイレクト出版株式会社代表取締役社長。『ザ・レスポンス』の他にも、読者累計14万5000人の『デイリーインスピレーション』などを毎日発行。年間1億通以上メールマガジンを配信。日本ナンバーワン・マーケッターにも選ばれた神田昌典氏など、一流の経営者とも提携を結びビジネスを展開。著書に『自分を不幸にしない13の習慣』『フリーで利益を生み出す45の鉄則』『インターネットマーケティング最強の戦略』がある。

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