トップ > ブログ >  > 情報発信で”絶対に”やってはいけないこと

情報発信で”絶対に”やってはいけないこと

2016.11.14 | ,
  •  

From:西埜巧祐

先日、とある記事を書きました。実は、この記事、賛否両論があったんです。ある人は、「とても学びが深い記事だ」と言ってくれました。その方は、Facebookにシェアもしていただけました。ありがとうございます^^

でも、真逆の意見もありました。ある人からは「言っていることが意味わからない。もっとわかりやすくまとめておいて欲しい」と言われたのです(言い方はもっと優しく、思いやりのある形で言っていただけましたが、記事を面白くするための修正を加えています)。

僕なんかは「記事が素晴らしい!」と、ハガキを頂くこともあります。でも一方で、こういうネガティブな声をもらうこともあるのです。一体なぜでしょう?ある人は、素晴らしい記事と言い、ある人は、書き直しを要求する…意見が真っ二つに分かれたのです。実はこれ、情報発信で良くある話です。でも、これが原因で、深刻な問題を起こすこともあります。一体なぜ、このように賛否が分かれるのでしょうか?それは・・・

人それぞれ、価値観が違うから

例えば、僕らみたいに、フリーアドレス(どこで仕事をしようが、自由)で仕事ができる。そういう会社が増えています。スーツではなく、普段着で仕事をする会社も増えてきました。こっちの方が働きやすいという人もいます。

でも、一方でスーツを着て、9時に会社に行かないと、仕事ができない。する気になれない。という人もいるのです。

先月、「君の名は」という映画を見てきました。これは、人によって感動した。という人もいましたが、、、全く感動しませんでした^^; 楽しかったのですが、2回目見ようとは思っていません。

僕の好きな漫画には、松井優征さんが書いた本が全部好きです。「好きな漫画は?」と聞かれたら、ほぼ必ず彼の漫画が挙げられます(もちろん、他にもたくさん読みます)。でも、他の人に「好きな漫画は?」と聞かれたら、「ワンピース」など王道系の答えが返ります。そもそも松井優征って誰?とか言われます(ちなみに彼は、『魔人探偵脳噛ネウロ』『暗殺教室』の著者です)。

本についても、同じことが言えますよね。Amazonで買おうと思った本が、絶版になっていることもあります。絶版の理由は売れなかったからです。端的に言えば、人気がなかったから絶版になったわけです。

でも、絶版になった本で、「素晴らしい本」と思えるものはたくさんあります。僕も、紹介しようと思った本が、絶版になっていてできなかった・・・というケースはたくさんあります。まぁ、このように、好きなものが違う。嫌いなものが違う。人間それぞれ、いろいろな価値観を持っているわけです。それは一つの記事に対しての、意見が違うのもうなずけるはずです。

そもそも、読んだ人を全員満足させるのは無理。


このようにいろいろな価値観があります。考えてみて欲しいのですが、読者全員を満足させる記事を作るのは不可能です。もちろん、それに向かって努力はします。が、結果については、全員を満足させることはできないのです。

アマゾンのレビューサイトを見れば一目瞭然です。たとえ、5のレビューが多い本でも、レビューで「1」を出す人もいます。

全員を満足させることはできません。大満足する人もいれば、読んだことで、不満を持つ人もいるのです。そして、その不満の声が、目立って見えてしまうのです。人間は、ネガティブな声に敏感に反応しますからね。

情報発信で一番やってはいけないこと

”自信をなくし、情報発信をやめること”

一人のネガティブな反応を受け取ると、
「あ、、、、俺の書いた記事、読者に受けていなかったのか?」
と思ってしまいます。

そして、自信をなくし、情報発信をやめようとしてしまいます。自分が書いた記事が、多くの人の批判を受けるのであれば、やらない方がましだ・・と思ってしまうのです。でも、これだけはやってはいけません。

確かに、ネガティブな声は嫌です。誰も受けたくはありません。でも、インターネットを使ってビジネスをするのであれば、情報発信をしないという手段はありません。それを辞めてしまえば、誰にも気付かれなくなってしまいます。あなたの存在を忘れられる…という危険性もあるわけです。

日々、色々な人の情報を受けていれば、あなたの会社のことを忘れてしまってもおかしくはありません。ネガティブな声によって、自信をなくし、情報発信を止めてはいけません。こういう時は、冷静になって考えてみることが必要です。

全員に拒否されてるわけじゃない…

あなたがメールマガジンを発行しているとしましょう。

その中の何人かは、メールすら開けなかった
その中の何人かは、開けたけど、読まなかった
その中の何人かは、文章を読んだようで、読んでいなかった

読んだ中の何人かは、その記事に不満を持った
読んだ中の何人かは、その記事を読んでも感情が動かなかった
読んだ中の何人かは、その記事に満足をした

というように、あなたのメールマガジン読者の何人かが、不平不満を言っただけです。ご覧の通り、この時点で不満を持った人は、全体の1/6です。

これは感覚値ですが、不満を持つ人の率は、5%も満たないでしょう。間違いなく言えることは、不満を言う人と同じだけの数、いやそれ以上の人が好意的な印象を持っているはずです。

逆に、そういうネガティブな反応がないのであれば、情報発信の中で、何かを間違っているのかもしれません。

僕なんかは、すごいポジティブなことを思いました。

「一人がもやもやしたなら、おそらくもっともやもやした人がいただろう。ということは、僕のことをもっと知ってくれた人がいるんじゃないか?」

と思うようにしました。

ネガティブな意見の対応法

人間はネガティブな意見に、強い反応を示します。ネガティブな意見の対応の仕方としては、もらった内容を冷静に読み、次の記事の改善に活かすことです。

僕が指摘されたケースでは、単純に記事の伝えたいことがわからなかったことです。特に件名と記事の終着地が不明確だったというわけです。それを、ちゃんと反映するように改善すればいいだけです。

簡単に言えば、記事の終わりの方で、自分の言いたいこと・主張をちゃんと明確に表現をすればいい・・・ということです。

このように「改善」として受け止めましょう。それだけでもずいぶん違います。意見を言ってくれた方のためにもあります。そもそも、どうでも良い人に対して、意見を言うことってありませんよね。基本的に、善意で言ってくれているケースの方が多いです(例外もあります)。

情報発信で考えるべきこと:お客さんとの関係構築

情報発信の目的は、あなたのメッセージを読んで、あなたの価値観に共感する人を増やすことです。読者との関係を構築して、深めていくこと。その人たちと長くビジネスをしていくこと(サービスを提供すること)が、目的です。

ネガティブな意見をもらったからといって、情報発信をやめてはいけません。自信をなくしてはいけません。書くことをやめてはいけません。

情報発信(お客さんとの関係構築)をやめないください。インターネットを使ってビジネスをするのであれば、情報発信は絶対に必要です。それをするだけでも、あなたのファンは増えるのですから。

西埜 巧祐

2012年にダイレクト出版に入社。1つの商品の販売プロジェクトで3000万円以上を売上げたり、企画したセミナーを告知後8時間で140名(満席)集客したり、年間120万円もするコンサルティングを満員にするなど、、高額商品・セミナーの販売で数々の実績を残す。また、自身が担当した高額セミナーの集客を毎回成功させ、その手順をマニュアル化。現在、それを使ってダイレクト出版の他のマーケッターも、セミナーの集客を行っている。現在は【ザ・レスポンス】のブランドマネージャーとして、プロモーションの企画、運営、商品の開発、人材教育を担当している。

西埜巧祐の記事一覧

ブログ一覧へ戻る

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

【ザ・レスポンス】の最新記事をお届けします

ページトップへ
Loading