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本当にあった”恐怖のクッキー”

2016.7.2 | ,
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From:西埜巧祐

もしあなたの家に、差出人不明の小包が届いたら、どうしますか?それも海外から、一回も買い物したことがない国からきたら、、、どうしますか?人生では、意図せず”巻き込まれる”ことがあります。あなたが望もうが、望まないが(ほとんどの人は望まないと思いますが)、関係ありません。平和な日本に住んでいるとしても、例外はないのです。これは僕の身に起こった、実際の体験談です。

「郵便局でーす。お届け物がありまーす」

日曜日の午後3時。雨が降る中、僕は部屋で足上げ腹筋をしていました。筋トレをしている間は、ケネディのレネゲイドミリオネアを聞いていました。さらに、iPadで本を読みながら筋トレ。自分の部屋だからこそできる、無駄のない筋トレです。

そんな時に、郵便局から宅配便がきました。その時、言いようのない違和感を感じたのです。頭は行こうとしているけど、体が思うように進まないのです。ドアまで行った時「うっ」となぜか体がしびれました。体が縮むような痛みです。とは言いつつも、配達員がドアまで来ています。僕は痛みをこらえて、ドアを開けました。

配達員
「いつもありがとうございます。宅配便です」

西埜
「ありがとうございます。」

配達員
「これね、差出人不明なんですよ。
海外からですね・・・
あ、ベルリンからですね」

西埜
「え?
(心の声:ベルリン?頼んだ記憶はないぞ。アメリカはあるけど、ベルリン。。。ドイツ?いやいや、知らんがな。そもそもこの人、配達員か?)」

見たとき、確かにバッジがあり、制服も郵便局のもの。これはまぁ、正しいなと。彼は僕の反応を見ずに、こう切り出した。

配達員
「こちらにサインをお願いします」

西埜
「あ、、、、はい」

いつも通り、サインをしました。僕は字がきたないで有名ですが、相変わらず100%読めない字を、有名人のサインのように書き、受領表を手渡しました。

配達員
「はい、ありがとうございます。では」

配達員は、さっと帰りました。宅配便ですが、かなり違和感を感じる。「おかしい。差出人がわからない。さらには、ベルリンから来ている。何だ?」珍しく、勘が冴えていました。が、、、惰性でサインをして、受け取ってしまいました。差出人が不明。中身もわからない。本が入る大きさでもなく、海外で何か商品を頼んだ記憶もない。。。

「もしかして、ヤバいやつ?」

不安になりました。しかし、受け取ってしまったのです。とりあえず、開けなしゃーないと思い、恐る恐る開けてみました。すると、、、こうなっていました。

a

おいおい。まじでヤバいやつか。完璧に”○スリ”とか、密輸されたんちゃうか?と思いました。これは黒だ。警察に行ったほうがいいんじゃないか。でもいったら、逆に捕まるんじゃないか…。昔、海外で人形をもらって、その中身が”○スリ”で、捕まった人いたよな。まさか自分もそうなるのか・・・中身をさらに調べました。

すると、こんなものが出てきました。

b

クッキーの形をした○スリか?・・・

うん?「thank you!」?

開いてみると、英語でこう書かれていました。

手紙全文(といっても、そんなにないのですが。プラス、英語あまりわからないのですが・・)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
Kousuke,

プログラムの申し込み、ありがとう。
私たちにビジネスをお手伝いさせてもらえるチャンスをくれて、感謝しています。

(とあるマーケターの名前)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

これで確信しました。

謎が解けた!犯人は・・・

すべてが繋がりました。先日、僕はあるアメリカのマーケッターから、プログラムを買いました。そのサンキューレターとして、この小包が来ていたのです。小包の中身は、お礼の手紙と、クッキーです。「おいおい、マジか。この人スゲー」と、今でも鳥肌が立ちます。

サンキューレターとは、買ってくれたお客さんに対して送るお礼の手紙です。購入ありがとう。というメッセージを、手紙などを使って送るものです。実は、このサンキューレター。ビジネスにおいて、かなりインパクトのある施策になります。なぜか?それは、このサンキューレターを送ることが、ビジネスのファンを増やすのに必要なツールになっているからです。古いマーケティングの原則に、こういうものがあります。

"人は最も手に入れにくいものを一番ほしがる。そして、最も手に入れにくいものは、賞賛と感謝なのだ…"

身の回りの人、あなた自身を思い返してみてください。誰かの力になれた時、そしてその感謝があった時に、言葉に出来ない嬉しさがあったのではないでしょうか。私個人の経験では、初めてのセミナーをした時「セールスライティングが、こんなに楽しいものとは思えなかった」と言われた時、今まで感じたことがない嬉しさがありました(もちろん、他にもあります)。

DRMの世界的権威であるダン・ケネディは、こういうことを言っています。
「賞賛と感謝の気持ちを表すことで、魔法のように人の心を捉えることができる」

いやいや、感謝でしょ?そんなの当たり前じゃないですか・・・と思うかもしれません。でも、それをもらったことがあるのはいつでしょうか?どれくらいあるでしょうか?実は、知っていても、やっている人は少ないのです。

多くの人は買った後に、後悔するようになります。買ってよかったのか?本当に大丈夫か?というように…です。そういう人たちを安心させるのは、売り手の「ありがとう」という言葉です。実際、海外のプログラムを買うということは、今だから言えますが、「怖い」です。アメリカのセミナーも行きますが、ホテルを間違っていないか?時差で間違った日を選んでいないか?受付は正しくされているか・・・などなど。怖くてたまりません。

海外のプログラムを買うというのも恐怖です。これで見れなかったらどうしよう・・・。やり取りは英語・・?など、怖いわけです。そんな時に、売り手から「ありがとう」という言葉をもらえれば、安心できます。この人なら大丈夫だ・・と思えるわけです。

「ありがとう」と言うことを実践すれば、どうなるか?
実際に、日本で実践された事例を紹介します。

サンキューレターで売上が2.98倍…

実際に日本でも事例があります。久家さんという治療院を経営されている方は、このサンキューレターで、来院頻度をあげられたと教えてくれました。売上は2.98倍にもなっています。実践するようになってから、「もっと来たいから回数券を作ってよ」と言われるくらい、関係性が良くなったのです。これについては、事例について詳しく聞いたインタビューがありますので、紹介しますね。

サンキューレター、送りませんか?

サンキューレターを送りませんか?最近7日間来てくれた人をリストアップして、書いてみませんか?実践するにあたって、スキルはほとんどいりません。感謝を伝えるだけですからね。案が思いつかないのであれば、僕の書いた記事から使っていただいても構いません。

きっと僕はこれからも、記事で紹介したクッキーをくれたマーケターをフォローし続けると思います。感謝の伝え方は人それぞれ。アイデア次第です。最後に、ダン・ケネディの言葉を引用したいと思います。

「競争の激しい今日では、
「ありがとう」と言うことが、
大きな強みとなる」

あなたは、誰に、どんなサンキューレターを送りますか?

PS
体がしびれた。強烈な違和感の正体?それは、腹筋のしすぎで、つっただけです・・・ちなみにクッキーは食べず、甘いものが好きな友人にあげました。

はい。。。
甘いもの、あまり食べません。太りますし。

PPS
アメリカとか、海外のものを買う。あるいはセミナーに参加してみる。そうすると、いろいろな気付きがあります。こういう風に「まさか?!」みたいなものが送られてきます。

コンフォートゾーンにいるだけだと、何も起こりません。

西埜 巧祐

2012年にダイレクト出版に入社。1つの商品の販売プロジェクトで3000万円以上を売上げたり、企画したセミナーを告知後8時間で140名(満席)集客したり、年間120万円もするコンサルティングを満員にするなど、、高額商品・セミナーの販売で数々の実績を残す。また、自身が担当した高額セミナーの集客を毎回成功させ、その手順をマニュアル化。現在、それを使ってダイレクト出版の他のマーケッターも、セミナーの集客を行っている。現在は【ザ・レスポンス】のブランドマネージャーとして、プロモーションの企画、運営、商品の開発、人材教育を担当している。

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