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批判覚悟の発言

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From:小川忠洋

From:小川忠洋

大阪のスタバより、、、

今日は、ほとんどの人が今、言わない話をしようと思う。原発、自粛、不謹慎の嵐の中で、こんな事を言うのは僕にとってリスキーかもしれない。が、批判も覚悟の上で、この話をしようと思う。何故なら、きっとレスポンス読者のあなたの役に立つと信じているからだ。

先日、沖縄から大阪に戻って来てタクシーに乗っていた時の事。タクシーの運ちゃんが聞いて来た・・・

『お客さんの所では震災の影響はどうですか?』

『仕事ですか?』

『ええ。この辺はひどいもんですよ(ミナミ)普通、3月って言ったらね。歓送迎会で、タクシーも忙しくなるんですわ。ところが、全然ですわ。ミナミの繁華街なんか行ってもね。ガッッッラガラですよ。』

『へぇーそうなんですか。東京は飲んでる雰囲気じゃないって聞きますけど、大阪もそうなんですね。』

『そうですよ。TVもね、ACとかあんなんやってちゃダメですよ。本当はもっと消費を喚起しないと。こんな時だからこそね。』

『そうですねぇ。ACだらけですね。』

『お客さんのところは影響ないんですか?』

『ええ。実は・・・』

実は、震災後、会社の売上げは大打撃を受けて、かなりキャッシュフローが悪くなるだろうな・・・と予想していた。お客さんの方も、今、僕らが売ってるような商品なんて買う気にならないんじゃないだろうか・・・そう思っていた。そして、、、

それは間違いだと証明された。

先週も話したと思うけど、震災後、メルマガを一時ストップした。こんな時にメールで商品の案内送られても・・・と思ったからだ。しかし、以前から出していた広告は、そのままにしておいた。すると、、、

すると、その広告の反応が、劇的に上がっていたのである。その広告は1年以上出している広告なんだけど、なかなかパフォーマンスの高い広告だった。震災後、きっとその広告のパフォーマンスもかなり落ちるだろうな・・・そう考えてて期待もしていなかった。

しかし、結果は違った。

不都合な現実といえばいいのか、なんと表現すればいいのか、その広告のパフォーマンスは、震災後、劇的に上がった。過去の販売数最高記録になんなく到達しただけではなく、それをどんどん更新していった。

そして、過去最高の100%増くらいまでのパフォーマンスになった。簡単にいえば、過去最高売上げの2倍に到達したのである。この数字には目を見張った。商品を買う気なんて起きないだろう・・・との思いに反して、逆に買う人が増えていたのだ。

日本がこれからやばい・・・そう大衆が思っている中でも、商品は着実に売れていった。

何故、買うのか?

これが意味するところは、レスポンス読者であるあなたにとっては大きな意味がある。普通、こんなに劇的に販売数が伸びる事はそんなにない。しかし、これが劇的に伸びたのは、恐らく、人がネットを使う時間がかなり増えたものだと思われる。

それと、自粛ムードで、外食に行ったりする人が減った。その人たちは、家にかえって、ネットサーフィンしているのかもしれない。それか、飲んだり食ったりする方向へ向かうはずの消費マインドが、別の方向に向かったのかもしれない。

ぶっっちゃけた話。この自粛ムードでは、なんだか贅沢なものを食べたり、酒を飲みにいったり、贅沢品を買ったりとかそういう行動が、なんか取りにくいような感覚がある。周りの人から白い目で見られるような、、、、そんなムードがあるんじゃないだろうか?

そんな中、ネットだったら、誰にも自分の消費行動を見られる事はない。自粛も不謹慎もクソもない。ネットでの購入は極めてプライベートなもので他人の目を気にする必要がないからだ。

人は消費したい生き物。

人は買い物が大好きだ。(デパートにいる女の人を見ればすぐ分かる)その欲求は、抑えられない。今回のように変な力で抑えられたら、、、違う方向でその欲求は昇華する。

これからの予言

予言しよう。これから、ネットでの買い物が増えるだろう。ってか、僕には既に現在進行形で増えているように感じる。インターネットでビジネスをしている人は、恐らく、売上げはそんなに落ちないどころか、売上げアップにつながっているかもしれない。

批判を覚悟で言おう。今、ネットでは顧客獲得のチャンスである。これはしばらく続く。こんな事を言ってたら不謹慎どころか、非国民扱いを受けてしまうかもしれない。しかし、事実は事実、現実は現実なのだ。

起業家・社長としてやってはいけない事は、感傷的になって、事実から目をそむける事だ。みんなと一緒になって悲嘆に暮れている場合ではない。そうすれば、あなたはいい人だと思われるかもしれない。しかし、ビジネスでは成功しない。

我々は事業を作る人間。どんな環境でも、どんな状況でも好機を見いだして、それに乗じて事業を作る。それが、我々の役目。あなたの目の前に好機はある。

広告を出せ。顧客を獲得せよ。儲けろ!

Rise up

小川忠洋 

PS:タクシーの運ちゃんは、この話を聞いて喜んでいた。
『どっかが良くならないとねぇー。全部が沈んじゃ終わりですから』

PPS:ちなみに、こんな感じのキャンペーンなら、より多くの人に消費してもらえるのでは?
→ http://www.theresponse.jp/freegift/charity/

小川 忠洋

読者累計30万2163人を誇るマーケティングメルマガ『ザ・レスポンス』発行人、ダイレクト出版株式会社代表取締役社長。『ザ・レスポンス』の他にも、読者累計14万5000人の『デイリーインスピレーション』などを毎日発行。年間1億通以上メールマガジンを配信。日本ナンバーワン・マーケッターにも選ばれた神田昌典氏など、一流の経営者とも提携を結びビジネスを展開。著書に『自分を不幸にしない13の習慣』『フリーで利益を生み出す45の鉄則』『インターネットマーケティング最強の戦略』がある。

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