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コンサルを一人、クビにしました。

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From:寺本隆裕

From:寺本隆裕

僕は個人的にも、会社でも、何人かのコンサルタントを雇っています。それぞれ、別々の分野のコンサルです。

「専門知識」があればビジネスを、人生を、よりいいものにすることができますが、
一方、あらゆる分野の専門家になることはできません。(どれ一つとして深い知識のない、ただの物知りになるだけです)

自分が困ってることや伸ばしたいところについて、自分で勉強して知識を得ることはできるけど、、、時間もかかるし、ストレスもかかる。

というわけで、自分の専門外の分野については積極的にコンサルを雇うようにしています。

情報には積極的に投資をしよう!そしてその投資は、自分の得意な分野で回収しよう!そう考えています。

でも先日、そのコンサルを一人、クビにしました。というか、契約期間の更新をしませんでした。

とはいえ、僕は彼のコンサルに不満があったわけではありません。むしろ大感謝しています。

彼のおかげで、短期間で仕事のパフォーマンスは上がったし、生活の質もアップしました。まだ契約期間の半分くらいしか経っていない段階で、僕がコンサルを依頼した当初、解決したかった問題が全て解決したのです。

結果は大満足。実際にリターンもありました。

彼は本も何冊も出していて、その分野の専門家です。(今も新しい本を書いているところ。)その分野について質問すれば、何でも答えてくれます。

しかも、僕の仕事の内容や性格もわかってくれているため、「僕に合った」形でアドバイスをくれます。

本や教材などにも書いてあるようなことであっても、

  • 自分に合った形で
  • 自分に合ったタイミングで
  • ピンポイントなアドバイスがもらえる

というのは、コンサルタントの大きな付加価値の一つでしょう。

実際、僕が今回もらっていたアドバイスも、彼の1,500円の著書に書いてあるものとほとんど同じでした。

しかし、コンサルティングが本や教材の何倍、何十倍、何百倍の価格であったとしても、この「時間のショートカット」は何事にも代えがたい、大きな価値となります。

でもなぜ、クビにしたのか?それは、、、

契約期間の半分くらいが経過し、僕の当初の問題が解消してからのコンサルティング・セッションで、僕がほとんど彼から、何も引き出すことができなくなっていたからです。

つまり、僕の中で、目的意識がなくなってしまったからです。

ガーベッジ・イン・ガーベッジ・アウト(ゴミを入れればゴミが出てくる)

これは元々、確かコンピュータ・システム開発系の用語で、つまり、コンピュータにくだらないコマンドを入力しても、くだらない結果しか返ってこない。というようなことです。

転じて、くだらない情報ばっかり学んでいたら、くだらない結果にしかならない、とか、

下手な質問をしても、下手な回答しか得られないとか、そんな意味に使われるようになっています。今回僕のコンサルも同じでした。

当初の問題が解決した、というのもありましたが、僕は彼に投げかける「次」の適切な質問が用意できなくなっていたのです。

(クライアントの問題を次々解決していく。そういう意味では、彼は優秀なコンサルタントだということなんでしょう!)

コンサルの場合は「会話のやりとり」なので実際に「質問」するのでわかりやすいですが、これは、本や教材、セミナー等で勉強するときも同じことが言えます。

そういったものを勉強するときに、

  • いかに目的意識を持って取り組めるか?
  • いかに適切な質問を投げかけることができるか?

それが、その教材などから価値を引き出せるかのカギとなります。

例えば、ただ漠然と教材を読んだり聞いたりしても、ふーん、とか、すごいっ、となって知識が増えるだけで、あんまり意味はありません。

が、「この広告を改善するために何をすべきか?」という目的意識を持って読めば、適切な回答をいくつも拾ってくることができます。

そしてそこで出てきたアイディアはすぐに実行につながり、それは当然結果につながるでしょう。
同じものを学んだとしても、成功する人としない人がいないのは、ひとえに、そこから「価値を引き出す力」があるかどうか?です。

「教材を買えば成功できる。」「コンサルを雇えば結果を出してくれる。」

それは他力本願な考え方です。

実際には、本や教材、コンサルそのものに価値はなく、、、本当の価値は、それを受け取る側が「どれだけ引き出せるか?」で決まるのです。

7つの習慣の「インサイド・アウト」ですね)

セミナーに参加しても、「この講師はどんなこと話すんやろ。ちょっと試してみたろかいな」と斜に構えていたら、絶対に価値は引き出せません。

時間の無駄です。見なおしてみましょう。

自分は今、目の前の情報からどれだけ価値を引き出せているだろうか???

fasdf

寺本 隆裕

ダイレクト出版取締役。セールスライター兼マーケター。クライアントのためにセールスライティングを請け負う場合、プロジェクト1件で、一流企業のエリートサラリーマンの年収を軽く超える額をチャージ。さらにそこから売上からのロイヤリティがかかる。これほど日本で最高クラスの料金設定にもかかわらず「書いてください」という人が後を絶たない。著書には『ウェブセールスライティング習得ハンドブック』『ダン・ケネディから学ぶ「稼ぐ社長」の作り方』(集英社)がある。

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