トップ > ブログ >  > あなた、仕事、好きですか?「○○を好きになる7つの道」

あなた、仕事、好きですか?「○○を好きになる7つの道」

  •  

From:寺本隆裕

From:寺本隆裕

ビジネスマンとして、仕事が好きかどうかは重要なことです。なぜなら僕たちビジネスマンは、人生の大部分の時間を「仕事」に費やしているからです。嫌いな事に人生の大部分の時間を使うのは、僕個人としては耐えられません。レスポンスの読者なら特に、一般的なビジネスマンよりも仕事熱心でしょう。

と言いながら、今日のタイトルにある「○○を好きになる7つの道」の○○に入るのは、残念ながら「仕事」ではありません。

○○に入るのは、「野球」の2文字です。

7月20日の朝日新聞朝刊に、「球児たちへ 野球を好きになる7つの道」という記事が掲載されていました。元巨人の桑田真澄さんのインタビューを記事にまとめたものです。記事は高校球児に向けたものではあったものの、この7つの道は全て、あらゆるジャンルに共通する内容でした。きっとあなたのためにもなるので、今日のレスポンスは、この「7つの道」を一部抜粋&要約して紹介したいと思います。(素晴らしいことを教えてくれた桑田さん、ライターさん、朝日新聞社に感謝です!)

1.練習時間を減らそう

私(桑田さん)が以前プロ野球選手270人にアンケートをとった所、高校時代の練習時間の平均は平日で4時間半。休日で7時間20分。15時間以上練習していた人もいました。でも一方、私はPL学園時代、監督に「全体練習は3時間にしましょう」と提案しました。決して怠けたかったわけではなく、どんなに野球が好きでも、体力と集中力には限界があると考えたからです。

その後PL学園は黄金期を迎えたのですが、その期間の全体練習の時間も3時間ほど。短期間で効果的な全体練習をして、その後は各自の課題や体調に応じて個人練習をした。その結果、技術が上がったのです。

2.ダッシュは全力10本

技術を向上させるためにはどんなスポーツでも反復練習が必要です。ですが、全力のダッシュを100本もやることは不可能です。でも、指導者から無理矢理命じられ、へろへろになりながらやっている人もいます。私もそのようなことを強いられたことがあったときには、手を抜いたりさぼったりすることもありました。が、強いられるままマジメにやっている選手ほど、がんばり過ぎて怪我をして、そのまま表舞台から去っていくのです。

練習量を増やしすぎると動作は徐々にゆっくりになってきます。その動きを脳が覚えて体に染み込ませてしまうという、危険な側面もあります。もし投手なら、1回のダッシュを1イニングの投球だと思って9回全力でやる。10回目は延長の分。そうした方が集中力が上がるのです。

(1と2は、以前書いたこの記事とも共通するところがあります。衝撃の一言。。。

3.どんどんミスしよう

野球はミスするスポーツです。イチローだって打席に立った半分以上はアウトになる。どうしても起きてしまう自分のミスをチームメートに救ってもらったり、逆にチームメートのミスを自分がカバーしたりする。それがチームプレーだし、野球というスポーツの魅力です。

ミスをなくそうとムダな努力をするのではなく、ミスから学ぶ事のできる選手の方が成長が早いのです。絶対にミスにしてはいけない!と思うあまり消極的になったり臆病になると、いい結果は出ません。

4.勝利ばかり追わない

目の前の試合に勝つ事を至上の目的にすると、指導者や先輩は体罰を加えたりと手段を選ばなくなります。とりわけ小学校時代は礼儀と体作りの基礎を身につける事が大事です。そんな時期に勝利ばかり追う必要はありません。もし体罰を加えるような指導者や先輩がいるなら、他のチームにうつる事も考えてください。我慢する事よりも、自分の身体と精神を守る事の方が大切です。

5.勉強や遊びを大切に

戦前に早稲田大学の監督をしていた飛田さんは、「野球道」を提唱しました。その影響で野球は、「千本ノック」に象徴されるような猛練習。武士道にも通じる精神主義。指導者や先輩への絶対服従。。。こんな文化になってきたのです。ですが野球道は本来、そのような一方的な指導を推奨しているわけではなく、その証拠に飛田さんの指導は、「合理的な最新の戦術を取り入れ、選手には自己管理を求め、勉強してきちんと学校を卒業する事を奨励する」など、バランスがとれたものでした。

成長期の人には、心身のバランスが大切です。野球だけでなく勉強も遊びもやるべきです。「苦手な勉強で苦労するより、得意な野球の練習に集中した方がいい」と思う人がいるかもしれませんが、人間は得意な事だけで生き抜くことはできません。プロ野球の世界で長年活躍できるのは、対戦相手を分析したり、自分自身をコントロールできる、賢い選手です。現役生活を引退してから生きるのは、遊びや新しい出会いを通じて身につけた「感謝する心」「人を思いやる気持ち」です。

6.米国を手本にしない

今、残念な事にメジャーリーグ全体に拝金主義がはびこっています。稼ぐためなら手段を選ばなくなっているのです。有名選手は薬物に手を出し、グラブを座布団にしてグラウンドでチームメートと話し込むなど、道具も粗末に扱っています。バッテリーの配球だって戦術だって、日本の野球の方が進んでいると思います。「ベースボール」ではなく、人格を磨く事ができる日本流の「野球」を積極的に引き継いでほしいと思います。

7.その大声、ムダでは?

大声を出すのは練習中にノックの順番を待っている時と、試合で相手をヤジる時では?ノックの順番待ちが長いのは、練習にムダが多い(時間の使い方が悪い)という事を意味します。また、ヤジを続けて相手を批判するよりも、対戦相手や仲間にリスペクとの気持ちを表現した方が、スポーツマンらしくてかっこいいと思いませんか?

野球を通じて人間性を磨き、技術だけでなく精神的にも自分自身を成長させていく。そういった考え方を持ちながら、みなさんには野球を長く続けてほしいと思っています。トレーニング理論も発展していて、うまくなる可能性には終わりがなくなっていますから。

そのためには何より、野球が楽しくないと。

○○を好きになる7つの道。あなたのビジネスにも大いに共通する部分があるんじゃないでしょうか?

fasdf

PS:ちなみに、1億円プロジェクトに参加してくれている方から、1週目のビデオにこんな感想をもらいました。

=============================================================
濱田 守孝 さんのコメント: 2010年7月20日 17:31 (編集)

うっかりこのプロジェクトを忘れていた!!アドワーズをひねくり回して、小手先ばかりを気にして来た。私の日頃の脇見仕事と同じだったようだ。もし??っと思った方が居れば、脇見仕事の事は後日に説明しましょう

もっと基本の所を押さえるエクササイズ、これがとっても重要とピンとひらめいたっ!ありがとうありがとうありがとうございます!3週間分を取り戻そう、モチベーションあがりました。ありがとうございます
=============================================================

あなたも、モチベーション上げる??↓
http://www.theresponse.jp/gold/IM.php

寺本 隆裕

ダイレクト出版取締役。セールスライター兼マーケター。クライアントのためにセールスライティングを請け負う場合、プロジェクト1件で、一流企業のエリートサラリーマンの年収を軽く超える額をチャージ。さらにそこから売上からのロイヤリティがかかる。これほど日本で最高クラスの料金設定にもかかわらず「書いてください」という人が後を絶たない。著書には『ウェブセールスライティング習得ハンドブック』『ダン・ケネディから学ぶ「稼ぐ社長」の作り方』(集英社)がある。

寺本隆裕の記事一覧

ブログ一覧へ戻る

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

【ザ・レスポンス】の最新記事をお届けします

ページトップへ
Loading