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反応率は下がるもの

2014.2.24 | ,
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From:小川忠洋

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From:小川忠洋
有馬温泉帰りのオフィスから

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先日、有馬温泉にて事業部門合宿をしたときの話・・・

ウチはいくつかの事業部門制度を取っていて、あなたが読んでるこの【ザ・レスポンス】もその部門の1つ…その合宿で改めて思ったことがあるので少しシェアしたいと思う…

事業部合宿では、基本的に各事業部での成功事例を共有して、夜に昨日の売上を賭けて麻雀をするということになる・・・勝った事業部は負けた事業部から売上を剥奪する権利をもつ。

なので、雀士はチームメンバーの期待を全身に背負ってゲームに臨むことになる。

特にその日は…前日に1日で1000万円近い売上をあげた部門があり、 「いっぱい点棒持ってるじゃないですか・・・イヒヒ」と狙われるところがあったので大変だった・・・

、、、

と、まぁ冗談はさておき、各部門でいろいろなマーケティング施策をして、その事例を共有したのだった。しかしあれだね。WEBマーケティングってのは、もう進化しすぎてて、ついてくのがとっても大変だわ。

いろいろな広告が出てきて、それぞれにノウハウがあったりなんだりと、理解するのだけでも時間がかかる。

それら1つ1つに個人で対応するのはムリな時代になってきたと感じた・・・

ってのも、昔からセミナーとかでは言ってたんだけど、、、昔は、インターネットでビジネスするのってそんなに難しくなかったわけ。

たとえば、まぐまぐ!とかに広告出して、セールスレターに誘導すればそれだけで儲かった!なんて時代もあった。PPCでセールスページに直誘導すればそれだけで利益が出た!なんて時代があった。アフィリエイトキャンペーンやれば必ず千万単位で売上があがって、利益が出て、、みたいな時代もあった。

しかし今はそうじゃなくなって来つつある。メルマガ広告の反応率なんて、異常なほど下がっているし、アフィリエイトもPPCも全ての媒体が反応を下げつつある・・・

でもこれって当たり前の話なんだよね。

反応率は必ず下がっていく

だって、「これやったら儲かる!」って話があったらみんなやるわけよ。みんな、つまり競合が参入してくるってことは、お客さんから見たら選択肢が増えるわけ。

これがお客さんの数が増える早さよりも競合が増える早さの方がだいたい圧倒的に早いので、まぁ、それぞれが得られる反応は下がるってわけだ。

簡単に言うと、、

マーケット(100) 販売者A(60)
販売者B(40)

だったのが、

マーケット(150) 販売者A(10)
販売者B(20)
販売者C(15)
販売者D(15)
販売者E(10)
・・・

って感じになっていく。

マーケットつまりお客さんの数自体は、50%も増えているのに販売者が増えたために、1つ1つの広告の反応は落ちていく、、、という感じになるわけだ。

この現象は、どの市場でも必ず起きることなので、注意したほうがいい。

なぜなら、今あなたの事業がどれだけ調子がよくても、このような状態にトレンドとしてなっていく、、、という事は明らかだからだ。

だからあなたがその市場で「勝ってる」のであれば、その「勝ち」を決定的なものにするために、あらゆる手段を使って、競争優位をつくらなければいけない・・・

全ての専門知識を持つことは不可能・・・

ちなみに話は戻って、WEBマーケティングの世界では、昔はセールスレターを書いてそれを素人くさくてもいいからWEBにアップして、そこに広告打てば儲かった。

しかし現代では、広告も多様化して、WEBの技術もどんどん進化していっている。なので、成果を出すためには、それぞれの分野で専門家を
見つけなければいけない。

自分が全ての専門知識を持つということは、まず不可能だわ。

実際、ぼくなんかでも、セールスライティングに関して言えば、専門的な知識に自信があるけれども、たとえばオンライン広告、PPCとかDSPとかそんなのになると、素人同然にも等しい。

実際、今回の合宿で自分の部下たちがやっていることを見て「へぇ~」「マジで!?」と新しい発見の連続だった。

よく勝ったら慢心したり満足したりして、「やったー」なんて思っちゃってお姉ちゃんにカネ使っちゃって、何年か後にどーしょーもない状況になる人がいるけど、、、

「勝ち」を感じたら、その「勝ち」を徹底的に伸ばさないといけない。小さな「勝ち」を種にして、それに水をやり肥料をやり、徹底的に育てていかないといけない。

そーじゃないと、どんな業界でも、3年後5年後はどーなってるか分からない。

今の時代、すべてネット化しているので、もしかしたら3年も猶予はないかもしれない・・・ 「勝って兜の緒を締めよ」とは 昔の人はよく言ったもんである。

マーケティングの話しようと思ったけど、 違う話しちゃったな。。。 まぁいいか、また次回ね。

ーおがわ

PS:

ちなみに一般論で言うと、上記の例であげた販売者たちは10とか15とかの売上ではやっていけずに潰れていく。

そして、結局、大きなところがいくつか残って市場は成熟して競争を続ける・・・という流れになる。。。

身近な例でいえば、 検索エンジンといえば、 今はグーグルとヤフーくらいしか 思い当たらないだろうが、 昔はもっとたくさんあった。 コンビニもそう。

コンビニなんかは 昔の酒屋とか個人商店から考えると、 何千何万店の個人商店が、 5種類くらいのコンビニに 統合されたことになる・・・ われわれはそれを見越して、 ビジネスをやらなければいけない

小川 忠洋

読者累計30万2163人を誇るマーケティングメルマガ『ザ・レスポンス』発行人、ダイレクト出版株式会社代表取締役社長。『ザ・レスポンス』の他にも、読者累計14万5000人の『デイリーインスピレーション』などを毎日発行。年間1億通以上メールマガジンを配信。日本ナンバーワン・マーケッターにも選ばれた神田昌典氏など、一流の経営者とも提携を結びビジネスを展開。著書に『自分を不幸にしない13の習慣』『フリーで利益を生み出す45の鉄則』『インターネットマーケティング最強の戦略』がある。

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