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他業種から盗む秘訣

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From:小川忠洋

From:小川忠洋

西宮のオフィスより、、、

あなたがこれを読む頃には、もう終わっているだろうけど、明日は、TopGunマスターマインドの最初の会合の日。というので、いろいろ下準備やら何やらをしている…ちなみにこのTopGunマスターマインドは、メンバーかスタッフからの「招待のみ」でしか入れないので、ほとんどの人はセールスレターすら見ていない。

※インビテーション・オンリーってやつ

何をやるかと言うと、ある程度、事業で成功している人たちが集まって、お互い抱えている課題を相談しあったり、成功事例をシェアしあったり、JVしあったりする。ビジネス・ビジネスする感じじゃなく、みんなでリゾートっぽい所に集まって、仕事の話もしながら、リラックスもしながら、、、という[経費で旅行ができる]プログラムだ。

元々、この会は、お客さんから、何度も要望されていたのがキッカケで始めることにした。社長、起業家というのは孤独な存在で、自分の悩みを相談できる人がいない。人件費の高騰や、採用解雇の問題、自分のモチベーションが下がっている事をスタッフに相談できるワケがない。

だからこそ、お金を払ってコンサルタントを雇う。ほとんどのケースで、解決策は社長自身の頭の中にある。しかし、誰かに聞いてほしい、第三者の意見や視点が欲しい。などという点からコンサルタントは必要になる。

さらには基本的に、圧倒的に上手くいってる会社は、業界で嫌われ者になってるか、制してるかどちらかである。ーなぜなら、どの業界も平均的な所は上手くいっていないからだーそういう訳で同業者でも、相談できるような人はいない。

だからだろう。ウチのお客さん、特に事業が上手くいっている人からはこのような熱い要望があった。(実際、セミナーとかやると、お客さん同士が仲良くなりコミュニティ化している)

そういう訳でスタートしたこのマスターマインドだが、悩みを相談しあうのが目的ではない。それもできるっちゃできるが、基本的には、自分一人ではできない成長を短期間にするためである。

例えば、自分の違う業界で上手くいっている成功事例を聞いて、それを自分の業界に適応すれば、かなり大きなブレイクスルーが生まれる。

同じ業界で、同業者の商売のやり方をいくら見ていても、大したアイディアは生まれない。しかし、他の業界を見ると、他の業界では、至極当然、当たり前の事が、自分の業界では誰もやっていない…なんていう事はゴマンとある。

他業種から盗む秘訣

他業界の例をみる時、ポイントとなる点がある。それは「その業界では、当たり前すぎて相手が気づいてない事を見つける、聞き出す」という事。自分自身を振り返ってみてもらえれば分かると思うが、自分のやっている事って、案外、自分自身では見えにくい。

例えばウチの例を出すとすれば、ウチはインターネットを使ってコンテンツを販売している。あなたもご存知の通り、最初はメールマガジンに登録してもらって、それからメルマガを読んでいるうちに、セールス情報が届いて、商品を買ってもらうという感じである。

これ、僕自身にとっては当たり前すぎて、見えない。

「最近、なにが上手くいっていますか?」「最近、何をやっていますか?」

とか聞かれても自分としては、ここ最近の印象に残っていることを探すので、まさか

「見込み客にいきなり商品を売るのではなく、最初はメルマガで関係性を作るんですよ」

とは言わない。それは僕にとっては当たり前すぎて見えないからだ。しかし、他の業界の人にとっては、それは”驚くべき方法”なのである。他の業界にそれを適応すれば、とんでもなく成果が出るのである…

なぜか?理由は簡単だ。「当たり前になっている事」というのは、持続的にずっと効果が出るからだ。ずっと効果が出るので、ずっと続ける。そのうちそれが当たり前になる。スタンダードなビジネスの運営方針になる。そしてそれは日常業務になり、目に見えなくなる。

だから、当人が見えてない、認識できてない、フツーの事、業界標準的なことってのは、かなりの確率で、安定した効果が出る可能性があるのだ。

※ちなみに個人的には、ソフトウェア業界で当たり前になっている「アップグレード」という販売方法を使えないか頭を悩ましている…

単発で、こんな企画やったら売上が何億あがりました!なんて話を聞いても意味がない。一発花火を上げることはできるかもしれない。それを喜んでアピールしている人はたくさんいる。しかし、事業の価値は「持続性」や「安定性」ではないだろうか?

そのためには、普段は目に見えない、日常的なことに注目してみよう。成功している会社が日常的に行っている事はなにか?そこにヒントがある。一発逆転や大ホームランの話は聞いていて心地いい。しかし現実には、成果を出すのは日々の”退屈な”仕事であることが多い。そこに事業を「持続」させるための、、「安定成長」させるための、、秘訣がある。

明日が楽しみだ♪

-小川忠洋

小川 忠洋

読者累計30万2163人を誇るマーケティングメルマガ『ザ・レスポンス』発行人、ダイレクト出版株式会社代表取締役社長。『ザ・レスポンス』の他にも、読者累計14万5000人の『デイリーインスピレーション』などを毎日発行。年間1億通以上メールマガジンを配信。日本ナンバーワン・マーケッターにも選ばれた神田昌典氏など、一流の経営者とも提携を結びビジネスを展開。著書に『自分を不幸にしない13の習慣』『フリーで利益を生み出す45の鉄則』『インターネットマーケティング最強の戦略』がある。

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