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ビジネス成功のための自己批判

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From:小川忠洋

From:小川忠洋

西宮のスタバより、、、

一昨日、会社で事業部合宿をやった。おかげさまでウチの業績はここのところ右肩上がりで調子がいい。しかし、調子がいい時にこそ、注意しなければいけない事がある…その合宿では、その点を注意するようにマネージャーたちに言ったのだが、、、今日はあなたにもそれをシェアしたいと思う。

ザ・レスポンスで高額セミナーなんかをやると、ビジネスが成功している経営者が多い。あなたも、もしかしたらここで学んだマーケティング施策をいくつか実行してうまくいってるかもしれない…

そんな時こそ注意が必要だ。

ウチの事業部でも同じだが「うまくいってる…」と自分で認識した時点で、成長は止まる。自分で自分の事業をうまくいってると思って安心した時点で、成長するのは、とても難しくなる…

なぜなら上手くいってると思っているという状態は「特に問題がない」という状態だからだ。”特に問題がない”という状態は現実ではなく、「特に問題が見つからない…」という状態が現実に近い。

問題なんてのは、人間の認識次第なんだから、事実として存在するわけじゃない。何かの出来事を、問題と思うか、問題と思わないかは、その人次第である。だとすれば、上手くいってると思える状態は、

問題が「ない」のではなく、、、
問題が「見つからない」

という状態である。ところが一方、ビジネスが成長する時というのは”問題”を解決する時である。逆に言えば、問題だらけの状態の方が、それらの問題を解決した時の成長の幅は大きい。解決すべき問題がないという事は、大きな成長も出来ない…という事ではないか。

われわれの最も重要な仕事は「問題発見」である。問題を見つけて、それを解決する。それが解決したら次の問題を発見して、それを解決する。問題発見に比べれば、問題解決はとても簡単だ。

上手くいってる…という状態は、現状に満足してしまって、問題発見という極めて重要な仕事ができなくなっている状態ではないか。だとすれば、決していい状態ではない。

ウチの事業部の場合、売上は平均してたかだか4~6億円くらいである。そんな状況で、満足してしまって、問題が見つからない…というなら、とんでもない話である。せめて自分が関わって動かしてる事業なんだから、10億100億くらいいこうと…それくらいの気概が欲しいもんじゃないか。

停滞から抜け出す

とっても苦しい時期から、いろいろなマーケティングを試して、ビジネスが上手くいきだしてきて、、、収入も増えてくると、、、「おれ、イケてるな…」と慢心してしまう時期がある。そんな時期があってもいい。しかし、ずっとそこに居たら停滞する。

その停滞から脱出するために必要なのは、何が必要か?”自己批判”である。自分のやっている事、事業、マーケティング、ビジネスに関して、業績に関して、批判的な目を向ける。そうする事によって次のレベルに行く糸口になる。いつまでもそのステージで”自己肯定”をしていては、いつまで経ってもそこから抜け出せない。

人間は成長する事によって、充実感を感じる生き物である。それはどんなステージになっても変わらない。年商100億円で停滞している会社の社長よりも月商100万円を300万円に成長させた社長の方が、充実感を感じるのだ。

だから、どんなステージに行っても、もっともっと成長し続けなければいけない。そのためには、何かを達成するたびに、自己批判をして、次を目指さすべきだ…

もしあなたが、ここ数年前、ウチはなかなか上手くいってるじゃん、、、なんて思っているなら、「もしかしたら問題発見スキルがないだけでは?」と疑ってみてほしい…

-小川忠洋

小川 忠洋

読者累計30万2163人を誇るマーケティングメルマガ『ザ・レスポンス』発行人、ダイレクト出版株式会社代表取締役社長。『ザ・レスポンス』の他にも、読者累計14万5000人の『デイリーインスピレーション』などを毎日発行。年間1億通以上メールマガジンを配信。日本ナンバーワン・マーケッターにも選ばれた神田昌典氏など、一流の経営者とも提携を結びビジネスを展開。著書に『自分を不幸にしない13の習慣』『フリーで利益を生み出す45の鉄則』『インターネットマーケティング最強の戦略』がある。

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