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見込み客の教育

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From:小川忠洋

大阪のスタバより、、、

「うるせーなー、、、」先日、JR芦屋駅の近くを通った時のこと。メガホン持って大声で叫んでいる男がいた。この手の人は、いつもこの時期になると、街頭で、素通りする人に向かって大声で演説しているわけだが、、、果たして効果があるんだろうか、、、と思ってしまう。。。

そう。選挙である。

この街頭演説って果たして本当に効果があるんだろうか。。。まぁ一部の有名な人は、街に出てきたら「おぉぉー」って群衆が集まってくるかもしれないが、、、顔も知らない人が演説していて本当に効果があるのかな。。。疑問だ。

そして、この人達がアピールするのってこの時期だけだよな。選挙前には必死になって、選挙が終わるとホッとして、、、んで、しばらくしたら投票した人のことなど放置。。。こんな選挙前にぎゃーぎゃー言われても何やってたかよく分からないし、言葉1つで投票しなきゃいけないわけだからね。難しいよね。

誤解しないで欲しいのは、何も政治家批判をしたいわけではない。これって、僕らのような起業家がやってる間違いととっても似てると思うんだ・・・

ダメ政治家とダメ起業家の共通点

何が似てるって、政治家が「自分に投票してくれ!」ってのは、要するには、「セールス」なわけで、、、僕らのような人間が売上を上げるためにやっていることと全く一緒だ。「私に投票してくれ!」ってのは「ウチの商品買ってくれ!」って言ってるのと、同じこと…

ダメなポイントは、自分たちが票が欲しい時、売上が欲しい時にだけ、必死にアピールすると言うこと。マーケティングがない。

マーケティングとはセールスの前にやる行為…

それが上手くできていれば、セールスは非常に簡単になる。大抵の人は、マーケティング行為とセールス行為をごちゃまぜにしている。しかし、これらの行為は全然違う。全く別ものである。

マーケティングは相手があなたの商品を買おうか買うまいか?あるいは、「この機能がついてるか?」とか「こんな時使えるかな?」なんて商品を目の前に悩む、ずっとずっと前から行われている。それがあるから、その見込み客は、あなたの商品の目の前に来たのだ。

そして、セールスとは、商品の目の前に来て、悩んでいるお客さんの背中をポンと押してあげることである。

マーケティングが十分になされていれば、なされているほど、「ポン」と押すだけでいい。それが不足していると「ギュウギュウ」にねじ込むセールスをしなきゃならなくなる。(この擬音、伝わる?)

マーケティングとは要するにセールスを受け入れやすくするために見込み客(マーケット)を教育することである。選挙が始まる何年も前から、有権者に対して、この人に任せたらきっと上手くやってくれる。きっと自分たちの暮らしを良くしてくれる。きっと日本を良くしてくれる。。。。と思わせることがマーケティング。それができれば、叫ぶ必要はない。

マーケティングが素晴らしくできてれば、投票してくれ!って街頭で叫ぶ必要はなくなる。

-小川忠洋

PS:
日本の政治がどーこー経済がどーこー少子化がどーこーと暗い話はいくらでもある。が、現代は、歴史上最も豊かで、最も安全で、最も安定している時代にいる。ごちゃごちゃ言わんと、売上上げよーじゃねーか。われわれは。

小川 忠洋

読者累計30万2163人を誇るマーケティングメルマガ『ザ・レスポンス』発行人、ダイレクト出版株式会社代表取締役社長。『ザ・レスポンス』の他にも、読者累計14万5000人の『デイリーインスピレーション』などを毎日発行。年間1億通以上メールマガジンを配信。日本ナンバーワン・マーケッターにも選ばれた神田昌典氏など、一流の経営者とも提携を結びビジネスを展開。著書に『自分を不幸にしない13の習慣』『フリーで利益を生み出す45の鉄則』『インターネットマーケティング最強の戦略』がある。

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