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スマホサイトの適正文字数は?

2017.3.29 | ,
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From:中谷佳正

人生初の山形出張から先日、帰ってきました。
移動時間、片道7時間。結構な海外でも全然いける時間ですね(笑)
勉強会で行ってたのですが、かなりゆっくりした時間を過ごしていました。ですので空いている時間にSkypeでクライアントにコーチング。

その時に聞かれたのが「中谷さん、このページって読みづらくないですか?」

最近はスマホでホームページを見てる人が多くなってきているので、結構聞かれます。

スマホサイトの適正文字数はあるのか?

よくよく聞いてみると、スマホで見た時に文字が多いと読むのが大変じゃないですかってことを言われたかったようで。1ページの文字数を少なくしなくても大丈夫なのか?というのが気になって、聞きたかったようです。そこで気になってくるのが、スマホサイトを作る際に適正な文字数はないのか?ってことじゃないかと。。。

スマホサイトの適正文字数、、、色々言いたいことはありますが、先に答えを言っちゃいます。

スマホサイトの適正文字数は・・・

・・・・ない。

そう。ないんですよね(笑)これは、スマホサイトに限った話ではなく。この手の話は紙の時代からずーっと出てる話です。例えばDMを送る時に適正な枚数は何枚か?とかと同じ類の疑問ですね。ランディングページという縦長が基本のホームページを作っている時も、ページが長過ぎたら読まないんじゃないか?みたいなことを気にする方はいましたが、これも似たような話。

顧客が行動するのに十分であればOK

そして、この手の話の最終的な結論は、どんな凄腕のセールスライターでも言うことは同じです。要するに、必要になるセールスコピーの長さは、顧客が行動するのに十分であればOKってこと。。。
例を挙げるなら、ティッシュペーパーのようなコモディティ商品を扱った場合に必要なセールスコピーは、メーカー名や商品名と価格でほぼ十分です。他の要素はほとんど不要。何の変哲もないティッシュペーパーなのに、セールスコピーが何千文字も必要になるなんてことはないと思います。つまり、お客さんは価格を見るだけで「お。安い!買っとこう」となるわけです。
対して、とあるキャンペーンではDMの代わりとして本を送るなんてことも行われて成果を出してたりしています。DMとして何枚送れば良いのか?というレベルの話ではなくて、行動してもらうために必要なセールスコピーの長さを追求したら、本が一冊必要だったと言うことです(笑)まぁ、実際には郵便受けにいきなり本という形で送りつけることによって、注意を引きたかったというのもあると思いますが、、、それでもセールスコピーの文字数が多いということ自体が問題になる、ということではないということ。

顧客は情報に飢えている

そして、これは十分に理解しておいていただきたいことですが、顧客は情報に飢えています。特に、価格が高いものであったりとか、初めて買う非日常的な商品については、とにかく情報が欲しくてたまらない状態です。
これは車を買われたことがある方であれば分かると思いますが、実は欲しい車はある程度決まってたんじゃないかと。でも、、、だからといってスグに買っちゃうなんてことはなかったと思うんですね。実際には、雑誌を読んだり、インターネットで検索したり、試乗しに行ったりと情報を集めまくったはず。。。じゃあ、何でそんなことをしないといけなかったかといえば、それはメーカーのホームページの情報では足りなかったってことだと思います。なので、自動車評論家による評価が知りたかったり、すでに乗っている他のオーナーの声を聞いてみたかったり、実際に自分の目で確かめてみたかったり、メーカーが公開している情報以上の情報がないと決断がしにくかったということが本当のところじゃないかと。

改めてスマホサイトの適正文字数は?

というわけで、改めてスマホサイトの適正文字数の話をさせていただくと、そんなものはないというのが正直な話なんですが、あえて言うのなら媒体は違ったとしてもDMの例と同じように、顧客が行動するのに十分な長さが必要になる、というのが答え。。。
このあたりの話は、結構多くの人が伝えてるはずですが、いざメディアが変わると、なぜか違うものだという認識をするのか、この質問をされることが多い。
全部一緒ですからねーっと声を大にして言いたい(笑)

あくまでも十分かどうかというのは顧客が判断してくれるもの、あなたの感覚でなんとなくセールスの文章が長そうだ、みたいな判断をするのはやめた方が良い。成果が出るのか出ないのか、それを基準にして考えるのが一番いいですね。

-中谷佳正

P.S.スマホでもDMでもチラシでも全ては顧客が行動できるような情報が提供出来るかどうか、本当に必要な情報を飢えた顧客に提供出来る事があなたにはできますか?

中谷 佳正

Web制作会社 有限会社WINKSの代表。独自の手法で売上を上げるホームページを作る方法を確立し、いままで630社以上のWeb制作、運営に関わる。現在は、Web制作会社の経営と、同業社向けに売れるホームページを作るための中谷塾を運営、人気を博している。リッチ・シェフレンのナビゲーターでもある。

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