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午前中だけで3冊の本を読む。5つのコツ。

2015.8.11 | ,
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From:寺本隆裕

大阪のスタバより、、、

月曜日の午前中だけで、3冊の本を読みました。

また、先週は別のビジネス書を3冊とニュースレター2冊。
それから趣味の小説を1冊読み終えました。

Writer=Reader 書き手は読み手である。

これは我々モノを書くライターとして、常に頭に入れておかなければいけないことです。

知らないこと、知識としてまとまっていないことは、当然アウトプットすることはできません。そして書き手である我々は、たくさんアウトプットしなければいけないので、、、それ以上のインプットをしなければいけないのは当然です。

でも最近、とあるセールスライター志望の人と話していて、致命的に読書の量が少なく、かつ、読書のスピードが遅いということに衝撃を受けたので(月に1冊読むか読まないか…(;´Д`))、、、今日は少し、読書(及びインプット)の7つのアドバイスをしようと思います。

1)目的を持って読む

「大人にとっての勉強とは、できなかったことができるようになることだ。」
ダイレクト出版の役員でもある、スーパー経営者の池本さんに教わったことです。

だからまずは、何かの本を読むとき。何かを学ぶときには、「何ができるようになるか?」ということを決める必要があります。もし本を読み終えたあ と、それができるようにならなければ、、、その「読書は失敗」です(読書にも成功と失敗があるという概念を持つと、いい学習効果があります)。

解決したい問題は何か、知りたいことは何か、そういった目的を持ってから読書に取り組むのです。

もう少し言うと、読む本を選ぶ優先順位は、「今自分が解決しなければならない問題」の解決方法が書かれた本をまず読むということです。そして、その 目的を達成すること「だけ」に集中して、それ以外はざっと流す。あるいは解決策やアイディア(最初の一歩、仮説)が見つかったら、そこでその本の読書は終 了して行動にかかる。それが正解です。

読破することそのものが目的になってしまうと、時間を浪費するだけです。

ちなみに余談ですが、英語のビジネス書や英語の教材を読むときも同じことが言えます。どうしても、英語のものだと気構えてしまって、辞書を片手に、 全ての単語を理解しようとしますが、、、これは、目的を見失っています。つまり、英語学習そのものが目的になってしまっていて、「内容」を理解することが おろそかになってしまっているのです。

もう一つ余談ですが、、、
午前中に読んだ3冊の本は、新しいVSL(ビデオセールスレター)のリサーチのために読んでいた本です。VSLで使う素材を探していたのですが→それが見つかったので→目標達成→読書完了ということです。

2)著者が最も伝えたいこと一つを探す

もし明確な目的がない場合でも、オススメの方法があります。
それは、まずその本の「目次」をじっくり読むことです。

この本はこういうことを伝えようとしている。この部分は役に立ちそうだ。

そういったところをまずつかみ、この本を読むことで「これを得たい」ということをゴールに設定します。そうしてから読むと、枝葉末節にとらわれずに 読むことができます。(誰かに、どんな本だった?と聞かれたとき、えーっと、、、面白かったよ、、、としか答えられない、、、なんてことはなくなりま す)。

3)それ以外は飛ばす

思い切って、その目的以外のことは読み飛ばしてもOKです。特に読むスピードが遅い人はそうしてください。

「読書初心者」だと、ビジネス書を1冊読むのに1ヶ月かかる、なんて人も少なくないくらい。でも、1ヶ月前に読んだ1ページ目の内容なんて、1か月後どれだけ覚えているか疑問です。大事なことを忘れるくらいなら、大事じゃないことを読み飛ばしたほうが断然マシです。

それに、目的を持って読めば、1ヶ月かかるなんてことはないでしょう。
そしてそうすれば、それだけ素早くアクションに取り掛かれるというものです。

4)期間を空けて繰り返し読む

そもそも、どれだけじっくり時間をかけて読んだとしても、ほとんどすぐに忘れるのです。だから本は1回読めばいい、というものではありません。だったら何度も読んだほうが、よりその本の価値を引き出せるというものです。

特に、いい本であればあるほど、期間をあけて何度も読む「方が」たくさんの気づきが得られるものです。その間、自分自身が色々経験し、色々学んで成長しているからですね。

一方で、何回も読めばいい、ということではありません。

もしその本があなたの問題を解決してくれる名著であれば、あなたの問題解決のために何度も読む必要があるし、そうじゃないなら1回読んで捨てればいいだけです。

5)ペンと折り目で本はボロボロにする

念のため。
本をめちゃくちゃ大事にする人がいます。

本の帯まで取っておいたり、、、ページを汚さないようにしたり。

が、、、
本はもっと、ボロボロにしましょう。ページを折る。メモを書く。線を引く…など、積極的に著者と関わる(エンゲージメント)ことによって、より理解が深まるのです。

最近では5000円を超えるような本もよく売れているようですが、そういった高い本でも同様です。

そもそも本の価値とは、その紙とインクにはありません。そこに書かれてあるアイディア、情報が、あなたにどんな変化をもたらしてくれるか、です。つ まり、その本の価値は、本から価値を引き出せるかどうか、という読み手であるあなたの責任です。その責任を果たすため、価値を引き出すために、積極的に本 を汚しましょう。

人から本を「借りる」なんて、僕から言わせると意味がわかりません。

ビジネス書を「処理する技術」

さてさて、5つのヒントを紹介しました。

もちろん、楽しむための読書の場合(僕の場合は小説)、この限りではありませんし、名著をじっくり読み込む、ということには、「自分自身でも気付か なかった問題を教えてくれる」という、とても大きな価値があります。が、致命的に読書量が少ないと思うあなたは、ぜひ活用してみてください。

とりあえず積んである本も、まずはこの方法でひと通り「処理」してみましょう。

なぜなら「読書は技術」だからです。
やればやるほどうまくなり、早くなるからです。

じっくり読み込む読み方をするのは、それができてからでも十分です。

ぜひぜひ、実践した結果をコメント等で教えてください。

グッドラック!

寺本隆裕

寺本 隆裕

ダイレクト出版取締役。セールスライター兼マーケター。クライアントのためにセールスライティングを請け負う場合、プロジェクト1件で、一流企業のエリートサラリーマンの年収を軽く超える額をチャージ。さらにそこから売上からのロイヤリティがかかる。これほど日本で最高クラスの料金設定にもかかわらず「書いてください」という人が後を絶たない。著書には『ウェブセールスライティング習得ハンドブック』『ダン・ケネディから学ぶ「稼ぐ社長」の作り方』(集英社)がある。

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