From:ジョン・カールトン
From:ジョン・カールトン
仕事魂に火をつけるために、私は「自分の中の怠け者とうまく付き合え」と言っています。
怠けようとするのは私たちの本能なのです。私はよくこう言います。人間について本当に知りたいのなら、動物園に行って檻の中のゴリラを一週間見てきなさい、と。最初はゴリラが何かしらやっているのを見ているだけでしょう。しかしやがてあなたは、人間とゴリラの間にはたくさんの共通点があることに気づくはずです。
そのひとつが、出来る限り怠けよう怠けようとすることです。
私は若い頃は本当に役立たずの怠け者の放浪者でした。実を言うと、それを楽しんでもいました。
しかし、そのことで何かを得たなんてことはもちろんありませんでした。なので、私が最終的にビジネスの世界に足を踏み入れた時には、何をするにせよ、それをやらざるを得ない状況に自分を追い込む戦術を取り入れたのです。それが、、、
デッドライン(締切)です
嫌な言葉ですよね。高校時代の課題や、誰かの誕生日を思い出します(彼らが何かサプライズを期待している場合ですがね)。
デッドラインを自分で作ると、たいていの場合途中で挫折します。
大きな間違いです。生まれついての怠け者である私たちは、デッドラインがきちんと効果を発揮するようにしなければなりません。
ちなみに最近の私は、デッドライン設定の鬼です。デッドラインに対して、かつて抱いていた腹立たしさはもう感じません。なぜなら、デッドラインは私に何年にもわたって多くのお金をもたらしてくれたからです。
小説家になりたいと思う人は多くいるのに、なぜほとんどの場合それが達成されないか知っていますか?デッドラインがないからです。彼らは何年にもわたって親指の爪を噛みながらプロットをどうするか考えています。シャワーを浴びながらひらめきが訪れるのを待っています。いつか山の中にロッジを借りるプランをぼんやりと計画したり、結局どうでもいいことをしながら毎日を過ごしているのです。
これでは何も起こるはずがありません。デッドラインがありませんから。
デッドラインはあなたのゴールを現実のものにします。デッドラインは”明日”という深い霧の中に強固なレンガの壁を築き上げ、あなたをゴールに導いてくれます。
デッドラインはあなたのビジネスプランになくてはならないものです。私が付き合ったことのあるほとんどの会社は、デッドラインを何度も延期することを自らに許しています(それはデッドラインとは言いませんけどね)。問題を”調査”するために委員会を設置したり、その問題を”テスト”するために延々とフォーカスグループインタビューを行ったり、「問題の原因を突き止める」ために大量のレポートを書いたりしています。
馬鹿げたことです。
問題を解決する唯一の手段は、腕まくりをしてその問題に挑むことです。そして、絶対なるデッドラインを設定した計画を作り上げ、それを実行することです。
私は最近、ある初心者のセールスライターから”世界最高のセールスライター”になりたいのだというメールをもらいました。
いいですね。しかし彼の質問には彼の恐怖が感じられました。彼は、「毎日どれくらいの時間を使ってセールスライティングの本を読むべきなのか?」、「スワイプファイルを何回くらい手書きで書き写さなければならないのか?」といったことを知りたがっていたのです。
全然ダメです。彼は”自分では何もできない”病気です。しかもかなり重症の。
本気でセールスライティングを身に付けたいと思っている人はこんな質問は決してしません。ゴールを達成するために忙しいはずです。質問すべきなのは「どのくらい時間をかけるべきか?」ではなく、「ゴールを達成するために今、他にできることはないか?」です。
行動してください。行動できない言い訳をしてはいけません。
少しでも早く成功したいのであれば、最初の広告を書くための材料を用意して(それがあなた自身のための広告でも、最初のクライアントのための広告でも)、リサーチをし、何度も何度もいろんなパターンの広告を書き、そしてDMや印刷物、ウェブなどにその広告を出してテストをすべきです。
広告を掲載することになると、デッドラインに迫られます。例えば、雑誌広告であれば、印刷データの提出の締切日などがそうです。もしあなたが予定通りに提出できなくても、あなたは広告会社に料金を払わなければなりません。
現実の大人の人生は、締切を守れなくても言い逃れのできる高校時代とは違います。大人の世界では言い訳は通用しません。
デッドラインがなければ世の中は完全にストップします。電車は止まり、社員は出社せず、食料はスーパーに配送されなくなるでしょう。あなたは寒く暗い家で、水も飲めずに呆然とするだけです。
もしあなたが自営業やフリーランスなど、一人で仕事をしているなら、デッドラインをゆるめに設定したいという誘惑にかられるでしょう。
大きな間違いです。そんなことをすれば、そのウェブサイトは永遠に完成しないでしょう。見込客に電話が掛けられることもありません。その本は書かれないでしょうし、ビデオが撮影されることも、広告が掲載されることもありません。
私は自分自身のデッドラインにとてもシビアです。私はクライアントと約束したデッドラインに遅れたことはありません。一度もです。
私はデッドラインのパワーを知っています。しかし、それでもなお、プロジェクトの計画にデッドラインを設けることを、ついためらってしまうことがあります。なぜなら、デッドラインがあると苦しいからです。デッドラインを守るために、時には楽しいことを我慢しなければなりません。徹夜で仕事をしなければならないこともありますし、ずーっとその仕事のことで頭がいっぱいになります。なかなかきついです。お母さん、お家に帰りたいよ!
しょうがありません。病気だろうがストレスにさらされようが、パソコンが壊れようが車が盗まれようが、あなたはデッドラインを守らなければなりません。ですが、それはあなたにとってとても良いことです。
あなたはきっとデッドラインが好きになるでしょう。約束してもいいです。なぜなら、一度あなたが先延ばしをし、言い訳をするのをやめて、デッドラインを設定し始めれば、、、驚くほど多くのことがあなたの人生で起こり始めます。あなたは物事の中心人物となるでしょう。プロジェクトは次々と成功し、お金が転がり込んできます。
あなたの人生はすぐにでも大きく変わり始めるでしょう。泣き言を言うのはやめましょう。あなたのデッドラインを設定してください。それはあなたのパートナーです。
John Carlton
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