From:ジョン・カールトン
今日は新年ということでゴール設定の話をしたいと思います。
人生において多くのことを成し遂げる人は皆、変化を恐れないリスクテイカーです。彼らは変化することなく成長することなどないことを知っているので、変化を喜んで受け入れます。でも、だからといって手当たり次第に物事を変えていけばいいというものではありません。
まずゴールの設定が必要です。そして、それを達成するための計画が必要です。
ゴール設定について書かれた本はたくさんありますが、書かれていることはどれもほとんど同じ公式を基にしています。それは、、、
1.達成したいことや欲しいものを明確にする
2.それを紙に具体的に書き出す
3.その紙を毎日読み返し、そのゴールをすでに達成したところをイメージする
これは潜在意識を書き換えるためにやることです。もしあなたの今年の目標が1億円を稼ぐことであれば、そしてそのことを心の中に焼き付けておけば、あなたが下す決断は常にその目標に影響されるというわけです。
なので、もし今年、年収1億円を稼ごうと思えば、年収500万円の定職につくという選択肢を受け入れることはできません。なぜなら、それではあなたのゴールを達成することはできないからです。
問題はここにあります。年収1億円を稼ぐためには、2週間毎に平均500万円を稼がなければなりません。ですが、2週間毎に規則正しく500万円を稼ぐなんていったいどんな人でしょうか?相当ビジネスに精通した人でなければ1年でできることではありません。
これがゴール設定を難しくしている理由です。ほとんどの人はそもそも自分が本当に何を欲しがっているのかを分かっていません。そして、根拠の無い大きなゴールを設定しても、それを達成するために必要なステップを考えていないのです。
最近私は、昔に私が書いた目標達成リストの束を貸し金庫の中から見つけました。そして、その目標の控えめさにショックを受けました。その頃、私はまだ駆け出しのルーキーで、年間500万円も稼げるとは思っていませんでした。私の最初のゴールはフリーのセールスライターとして年収240万円を稼ぐことでした。そして、もう少しマシなアパートに引っ越すことと中古車を買うこと。
注意して聞いてください。私はこれらのゴールを達成しました。ゴールが控えめだったので、達成しないことの方が難しかったのです。
それから数年後の目標達成リストもいくつか見てみましたが、興味深いことに大きな目標はリストから削除してしまっていました。それらの目標はもちろん私が手に入れたいものでした。でも、手に入れる確信が持てなかったのです。なので、私はそれらの目標を削除しました。そして忘れることにしました。
しかし、それから数年後には、私はその”忘れてしまった目標”のすべてを達成していることに気付きました。大きな家、愛する妻、セールスライターとしての成功、そして欲しかったギターやスポーツカーまでも。ただし、これは1年で成し遂げたことではありません。
私は数年前にゴール設定の方法を変えましたが、今やっている私のゴール設定の方法はとてもシンプルです。
毎年1月15日に、私は自分宛てに手紙を書きます。日付は1年先です。そして、その手紙には、私自身が、私自身の生活が1年後どのようになっているのかを記述します。(つまり、2016年の1月15日に書くのであれば日付は2017年1月15日です)
これは他の人がやっているゴール設定の方法とは根本的に違います。この方法を見つけるまでに長い時間がかかりました。長年の間、私は「海辺の家に住む」とか「年収240万円稼ぐ」といった目標を書いていました。そして、その方法は実際に機能しました。しかし、それはゴールを「押し寄せる」ようなものだと気付いたのです。
自分自身に宛てて手紙を書くことは、どちらかと言うとゴールを「引き寄せる」行為にあたります。私にとっては少なくともこちらの方がより機能します。手紙の中で私が描いた人間や生活に引き寄せられるように、1年を通して私が下す決断はすべてこの手紙に影響されます。
しかし、他との最も大きな違いは、私はゴールを「眼を見張るようなレベル」から「まあ悪くないレベル」にすることです。
実行可能なレベル。そこにスイートスポットがあるのです。あまりに常識外れな目標を設定してしまうと、その達成のために必要とされる変化があまりにも根本的なものになるので興味をなくしてしまうのです。
私は最近とてもハッピーです。長い時間をかけ、少しずつ変わりながらここまで来ました。そして、私はこれからも変わり続けていきたいと思っています。なぜなら私は変化を楽しんでいるからです。私はすべてをいっぺんに変えようとは思いません。
一方で、野心的なゴール設定を効果的にする方法もあります。それは目標のほとんどを達成することを期待しないということです。実際、私は目標の半分も達成できればハッピーなのです。
ずいぶん前に私は、完璧を求めることは自分が設定したゴールを確実に妨害するということに気付きました。完璧主義者は結局ほとんど何も手に入れることができません。なぜなら、彼らは決してその通りにはならない細部に固執しているからです。
以上が私のゴール設定方法です。気に入った人は1年先の自分への手紙を書いてみてください。
John Carlton
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