トップ > ブログ >  > まずはWebサイトを持とう

まずはWebサイトを持とう

  •  

From:1日3時間しか働かない資産家型経営者 鈴木しゅん

あなたの会社のWebサイト…。
見込み客を集めていますか?

本日はWebサイトの基礎についてお話します。
簡単なことの説明ですが、私の周りの社長さん達を見て
Webサイトと一言に言っても明確な理解を得ている人が少ないので、ここで書こうと思いました。

まずはWebサイトを持とう

みなさんはWebサイトを既に持っていますか?
そのWebサイトで売上は上がっていますか?

「Webサイト」と一言でいってしまいがちですが、Webサイトには、
大きく分けてコーポレートサイトとサービスサイトの2種類があります。

コーポレートサイトとは、会社概要や社歴、社長のご挨拶、リクルートページ、
事業紹介などの一般的な会社の紹介パンフレットに書かれているようなことを
まとめたサイトです。
このサイトでは、基本的に物やサービスは売りません。

会社自体を知ってもらうことを主目的とします。

一方のサービスサイトは、造園屋さんの場合、例えばお庭の植栽管理、
具体的には草刈りや植木の剪定のサービス内容を記したサイトのことです。

お客様が利用するサービスだけに特化したWebサイトのことです。

サービスサイトの分類の中にはサービスをひとまとめにしてサイト化する
総合サービスサイト的なものと、ひとつの商品だけを徹底的に紹介した
「ランディングページ」と呼ばれる縦長のサイトの2つが存在します。

コーポレートサイトとサービスサイト、どちらも必要です。
ですが、商品やサービスを販売するのにより重要なのはサービスサイトです。

うちはチラシだけでうまく行っているからWebサイトは要らないよと
おもわれる経営者の方もいらっしゃるでしょうが、チラシを見た人の多くが
Webサイトを確認しています。

そこでWebサイトが探せなければ、申し込みをしない人もかなりの数が存在します。
つまりWebサイトがないだけで、新規顧客獲得を逃していることになります。

また、コーポレートサイトだけでは不十分で、商品やサービスを購入していただくためには、
自社が取り扱っている商品やサービスを紹介するサイトがなければダメです。

自社の社歴や施工実績、社長のご挨拶、資本金、
IR情報などの各種の情報を掲載したコーポレートサイトでは、
お客様があなたの会社の商品やサービスを買ってくれません。
というより、必要な情報にたどり着けないので、買えません。

具体的にソニーのノートパソコンをインターネット(ソニーの直販サイト)で
買う場合を例にあげて考えてみましょう。

ソニーのVAIOのType Sというモデルが欲しいと思った場合に、
普通の人はGoogleかYahoo!の検索スペースに「ソニー VAIO」とか
「Sony ノートパソコン 通販」などの検索キーワードを入力して
欲しいパソコンの情報が掲載しているサイトを見に行きます。

ソニーのWebサイトはたくさんの数がありますが、
IR情報や関連企業、会社情報のみを掲載したいわゆる
コーポレートサイトを見てパソコンを買う人はいないと思います。

パソコンが欲しい人のためにパソコンの情報を詳細に記載したサイトを用意し、
そしてそのパソコンを気に入ってくれた人に直販サイトに誘導するリンクを貼って、
最後は直販サイトで購入させる仕組みをとっています。

では、実際の中小企業のWebサイトはどうでしょうか。
多くの中小企業は、Webサイトは持っていると思いますが、持っていても、
コーポレートサイトとサービスサイトが一緒になってしまっていて、
お客様が必要としている情報にたどり着けないサイトがまだまだ多いのが現状です。

まずは企業情報を中心としたコーポレートサイトと実際に販売する商品やサービスを
きちんと記載したサイトを分けることから始めてください。

http://www.jal.com/ja/
(JALのコーポレートサイト。会社情報をまとめたもの)

http://www.jal.co.jp/
(JALのサービスサイト。航空券の予約がここでできる。)

Webサイト制作に関する3つのポイントをお話させて頂きます。

ポイント① Webサイトは自分で作らない。プロに任せる。

これは重要です。Webサイトは社長さんの息子さんが作れるから、息子に任せようとか、
若いスタッフに作らせればいいやと思って、そこに任せる社長が多いです。
Webサイトは確かに素人の人でも簡単に作れる時代になりました。

経費削減をしたい社長さんは、息子さんや社員さんにWebサイトを作らせてしまうという
間違いを犯してしまいます。誰でも作れる時代になったといってもWebサイトは奥が深いです。
全てのブラウザ、全てのパソコンからレイアウトが崩れることなく綺麗に見せるWebサイト作りは結構大変です。

また、Webサイトに来てくれる人の行動を計測できる仕組みがあるのですが、
その仕組を導入して、分析するときにはもはや素人にはできません。

そこを中途半端に本などで勉強してWebサイトを作ろうとしてもしっかりしたWebサイトは
2年かかっても出来ないと思います。
この部分はやはり専門家であるWebサイト屋さんに外注したほうがいい結果が生まれます。

ポイント② Webサイトの内容に関しては、他人に任せずに自分も加わる。

いくらWebサイト制作を専門の会社に外注するといっても、中身まで制作会社に考えさせていては、
ありきたりの普通のWebサイトが出来上がってきます。

当然ですよね。あなたの会社のことやそもそもあなたの業界の仕事自体を
ほとんどのWebサイト屋さんは理解していないのですから。
また、あなたオリジナルのWebサイトにはあなたにしか伝えられない
「想い」や「会社を経営している理由」をお客様に文字や映像で伝えなくてはいけません。

だからお金だけ出せば、良いWebサイトが作れるはずはないのです。
社長であるあなたが率先してWebサイト作りの企画段階から入る必要があります。
そのためにはWebサイトに反映させる要素をしっかりと理解しておく必要があります。

ポイント③ 作り終えたら終わりではなく、常にサイトの改善をしていく

「Webサイトに100万円をかけたけど、一向にお客様が来てくれない・・・」
こんな人をたまに見かけます。Webサイトは作っただけでは誰も来てくれません。
ネットで集客するためには、GoogleやYahoo!にリスティング広告という
クリックするといくら発生してWebサイトに来ていただける仕組みを作らないとダメです。

リスティング広告以外にも名刺にアドレスを掲載したり、雑誌などの紙媒体にアドレスを記載したり、
様々な場所にWebサイトがあることを告知して行かなければ誰もあなたのWebサイトには来てくれないのです。

でも、広告をかける前か広告をかけた初期段階でまずやっておかなければいけないのが、サイトの分析です。

どのキーワードが儲かるキーワードなのか、お客様が離脱(サイトから離れてしまうこと)してしまうページはどこか、
お客様の導線が狙った通りになっているか、サイトに一定数のお客様が来てくれているか、
成約は何パーセントできているか・・・などの分析をしっかりして、ダメな部分を改善していく必要があります。

これをしっかりして行かないとダメなままのWebサイトに、広告で無駄に人を集めてしまいます。

もちろん改善していないWebサイトなので、せっかく来ていただいた見込み客がどんどんとWebサイトから離脱していきます。

サイトはつくる時のコストより、作った後の改善コストに重点を置いて、サイトをどんどん改善していくようにするのがベストです。
そのような姿勢のWebサイト制作会社を選択するのが良いと思います。

本日はここまで。

-鈴木しゅん

ブログ一覧へ戻る

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

【ザ・レスポンス】の最新記事をお届けします

ページトップへ
Loading