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お金(社長・起業家の年収)について思う事

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From:小川忠洋

From:小川忠洋梅田のスタバより、、

今日は、お金について最近、思うことをシェアしたい。もしかしたら、あなたの価値観とは違うかもしれないし、似てるかもしれない。違ったら不快な思いをするかもしれないが、まぁ個人が思ってる戯言だと聞き流してほしい…

最近、思うんだけど、結局、僕らがお金を稼ぐ理由は、「比較」の問題じゃないかと思う…

つまり、誰より稼いでいる…誰より金持ちだとか…そんな理由。となりの人より年収高いとか低いとか、そんな次元じゃないかと思う…

ネットではいくら稼いだ、年収いくらある、とかのアピールがたくさんあるし、それはそれで魅力的なのはわかる。もちろん、時に、それが何かの証拠として提示する必要があるのもわかる…

それを差し置いても、人が「年収」とかを気にするのは、結局のところは、比較の問題じゃないかと思う。ちなみに、「小川忠洋 年収」なんて検索してくる人もいるみたいで、、、年収ってのは何か感情的なアピール力があるようだ…

しかし、自己の幸福感とか満足感を考えると、年収ってのはほぼ関係ない。これは心理学的にも有名な話だ。どこかの雑誌の調査によれば、年収が1000万円を超えたあたりから、収入を増やしても幸福感は変わらないという結果がでた。

社長・起業家の年収とサラリーマンの年収は意味が全然違うので、社長であれば、その2,3倍、2−3000万円ってとこかな。。。ところが、誰もがそれよりもっともっと年収を上げようとするし、世の中的にも、年収1億とかいうアピールは多い。

「あいつで1億なら、おれも1億くらい、、、」

人間ってのは比較の生き物だから、特に年収1億円に何の意味も見出してなかった人でさえ、いつの間にか、こんな風に考えるようになる。。。

ところが、3000万が5000万になっても5000万が1億になっても、人生の満足度、幸福感はそんなに上がらない。。。。確かにいい車に乗ることができる、美味しいものを食べる事ができる、ゴージャスなホテルに泊まることができる、、、

しかしこれらは全て一時的な事で「快感」ではあるかもしれないが、「満足」や「充実」、いわゆる幸福感を上げはしない。むしろビンボーで頑張ってた頃の方が、充実して幸せだった、、、なんて事はよくある話だ…

最近、僕が引越ししたところは、そこそこ高級住宅街らしく、金持ちがたくさん住んでいる。なので、もちろん、そーゆー人と知り合いになったり話を聞いたりすることがとても増えた。

そーゆー人たちがとっても幸せなのか?と言えばそーでもないように感じる。どれだけ金持ちになって、裕福になっても、隣の金持ちよりはビンボーなので、劣等感を感じてしまう…

そしてその劣等感を払拭するために、

比較の競争に入る。。。

そんな事をしている人がたくさんいるようでならない。そこそこお金があるんだから、基本的にはやりたい事は大抵出来るし、不満足なことなんか、ないはずでいい暮らししてるはずなんだけど、、、隣にもっといい暮らしをしてる人がいたら、、、、自分は「貧しい」と感じてしまうのか。貧しいとまではいかなくても、、、「足りない」と感じるようだ…

結局のところ、比較の競争ではないか。。。

物理的にはとっくの昔に満足しているはずなのに、それ以上、それ以上を求めるのは、比較に勝つためじゃないのか。そして、比較に勝って、「自己重要感」を満たすためじゃないのか。。。

つまるところ自己重要感が低く、自分なりの価値観をもっていない人ほど、この比較の競争に巻き込まれやすいのかもしれない…

物理的に満たされたら、、、次は心理的に満たされたい…というかお金をたくさん持ったら心理的に満たされると思ったら、、、常に足りない、何かが足りない、、、という状態が続いている、、、という方が正確かもしれない…

誤解しないで欲しいのは、これは「お金なんて稼ぐ必要ない」「お金持ちはダメだ」「現状で満足しなきゃいけない」という事を言っているのではない。

 お金は重要だ。

お金は力だ。たくさん持ってれば、やれることも広がるし、家族は第一としてたくさんの人を救ったり守ったりすることができるだろう。現代社会において、お金を否定する事ほどバカらしいことはない。

 しかしお金は諸刃の剣だ。

使い方や、考え方を間違ってしまうと、お金に振り回されることになる。自分より年収が高い人を見て、嫉妬する事になる。ネガティブな感情や不足感が生まれる原因となる。そして、どんなにお金を持っていても人生を台無しにすることになる…

お金は稼がなければならない。特にスタートアップの頃は、その事だけ考えていればいい。とにかく金を稼ぐ。これだけでがんばればいい。

しかし、ある程度のお金が稼げて、会社も儲かってきて、◯◯さん成功しましたね。。。なんて言われるような頃が来ると、、、たいてい比較の競争に巻き込まれる…

比較の競争に巻き込まれて、それから抜け出せなかったら、一生不幸だ。

その比較の競争から抜け出すためにはなにが必要なのか?

それは他人に目を向けることではないか。。。

ドラッカーが「自分のできる貢献からスタートした時、人は本当に自由になれる」と言っていたが、そういう事ではないだろうか?

自分のできる貢献はなにか?

これを考えぬいて、自分が他者にどんな貢献ができるか?という考えをベースに生きていれば、比較の競争に巻き込まれる事はない。なぜなら、貢献は最高の自己重要感をもたらしてくれるからだ。

顧客に対して、働いてる従業員に対して、自分の能力を使ってどんな貢献ができるだろうか?もっと大きく言えば、それは社会にどんなインパクトを与えることができるだろうか?

そう考えた時、それが腑に落ちた時、となりの人間の年収なんか気にならなくなる。そして、貢献度が大きければ大きいほど、「道具」としてのお金が必要になる。

その時、はじめて、本当の意味でお金から自由になるのかもしれない。お金に振り回されてた立場から、お金を道具として使う立場になるのかもしれない。。。

小川忠洋

小川 忠洋

読者累計30万2163人を誇るマーケティングメルマガ『ザ・レスポンス』発行人、ダイレクト出版株式会社代表取締役社長。『ザ・レスポンス』の他にも、読者累計14万5000人の『デイリーインスピレーション』などを毎日発行。年間1億通以上メールマガジンを配信。日本ナンバーワン・マーケッターにも選ばれた神田昌典氏など、一流の経営者とも提携を結びビジネスを展開。著書に『自分を不幸にしない13の習慣』『フリーで利益を生み出す45の鉄則』『インターネットマーケティング最強の戦略』がある。

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