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売上高の公式の盲点

2015.8.22 | ,
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From:ハワードジョイマン

私たちの店舗経営でも、同じ事実に対して、見えることと見えないことがありますよね。この見えないことに着目するだけで、売上ってあげることができます。一方の人からは見えているのに、一方の人から見えていない価値。あなたのお店にも価値が埋もれています。

From:ハワード・ジョイマン

お盆休みを利用して、奥さんの実家に行ってきました。3日連続で自宅の駐車場に置かれたプールに娘や妻の兄弟の子供たちと入り、つかの間の休日を楽しんでいました。

帰ってくると近所の人が「日に焼けたね~、どこ行っていたの?」、私「浜松の妻の実家です」なんて会話をしていて、具体的に場所の話になると、「ここら辺と違って何もないでしょ~」と言われた。

確かに、近くにスーパーもなければ、コンビニもない。しかし、山や森、水田、川などの素晴らしい環境があるのに、、、と感じた。

暑さもカラッとした暑さで、私の住んでいる街のようなドカッとした暑さではない。とっても過ごしやすい場所だと感じています。

このように、一方の人からみたら価値ある場所でも、一方の人からみたら何もない場所と映る。見る人によって、同じ事実でも全く見える世界が違うことを如実に感じたわけですが、、、

実は、私たちの店舗経営でも、同じ事実に対して、見えることと見えないことがありますよね。そして、この見えないことに着目するだけで、売上ってあげることができます。

例えば、誰しもが知っているであろう売上高の公式。この公式にも多くの方が気づいていない盲点があります。それはいったい何だと思いますか?

売上高の公式の盲点

この何の変哲もない売上高の公式「客数=客数×客単価」。実は、ここには多くの人が気づいていない盲点があります。

この売上高の公式として、売上に計上されている数字というのは、お客さんの行動が正しく数字にあらわされていないのです。これってあなた自身がお客さんだった時も同じです。ぜひ、思い出して欲しいんですね。

どういうことかというと、例えば、最近、あなたはこんなことはありませんでしたか?

・お店の前まで行ったのに、、、入店せずに他のお店に行ってしまったこと
・お店に入ったのにも関わらず、何も買わずに帰ってしまったこと

実は、売上高の公式というのは、実際にお店で何らかの買い物をした方の数字が反映されているんです。つまり、何も買わなかった人(客数)の数字は、この式には反映されていないんです。

しかし、その数字が多かれ少なかれ、実際に店舗経営をしていれば、お店の前で立ち止まったのに、入店せずに別のお店に行ったお客さんや、入店したけど何も買わずに帰ったお客さんは確実に存在しているわけです。

つまり、入店率を上げることと、商品購入率を上げる対策をするだけで、あなたのお店の売上はいとも簡単に伸ばすことができるんです。

私のクライアントの一人が、先日、入店率を上げるために店前に看板を設置しました。つづいて、店内のPOPを充実させました。するとどうでしょうか?

先月までよりも入店者数が増えて、商品を買う人が増えたのです。結果として、先月より売上高は120%アップ。本人はびっくりしていました。しかし、これは驚くべきことではありません。

まだまだ、改善の余地はあるのです。

一方の人からは見えているのに、一方の人から見えていない価値。あなたのお店にも価値が埋もれています。

ぜひ、折角、お店の前まで来てくれているのに入らなかった人や、お店に入ってくれているのに、何も買えずに帰ってしまった人に、対策をしてみてください。

応援しています。

ハワードジョイマン

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ハワードジョイマン

テレビ東京の「ガイアの夜明け」をはじめ各種マスコミに取材を受ける、店舗利益最大化コンサルタント。中小企業診断士であり、絵本作家(構想・シナリオ担当)、元お笑い芸人としての経歴をもつ。会員制コンサルティングサポート「増益繁盛クラブ」を主催し、独自の繁盛店メソッド「笑人の繁盛術」で数々の店舗の業績アップをサポートしている。有限会社繁盛店研究所 代表取締役、株式会社繁盛店研究出版 代表取締役。

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