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邪道

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From:小川忠洋

西宮のスタバより、、、

ごらんのように先週はグーグルに訪問。昔はグーグルと戦っていたが、去年は広告費で7億円くらい使ったので、グーグルの中でもお得意広告主のポジションをゲットしたもようだ。これで戦いが楽になればいいんだけど(笑)

「戦いって何のことや?」と思うかもしれないので説明しておこう。昔、昔のその昔、グーグルは広告主を一斉に整理した時期があった。グーグルの審査基準というものができて、それにふさわしくない広告主は整理対象になり、たくさんの広告主が“整理”された。その頃はグーグルも対応窓口が無かったりしたので、整理された広告主は、「終了」だった…

そしてアグレッシブな広告をガンガン出していたウチは、もちろん整理対象(笑)。突然、広告がでなくなった。その頃のアドワーズを担当していた人間は顔面蒼白で、若干、鬱になるくらいだった(今思えば笑える)それ以来スピリチュアルにハマったようだ(^^ゞ審査基準をクリアしたと思っても、問い合わせ窓口がなかったので、米国のグーグル本社に連絡して、そっちとやりとりして出してもらったりした…(たぶん日本でこんな事をしたのはウチだけだと思う)

それからもグーグルの審査は中身が謎で、もちろんこっちは攻めのダイレクト・レスポンス広告だから、広告審査とのつばぜり合いをくり返していた歴史だった…しかし常に正攻法で自分たちの広告を改善していったので、なんとかここまで来られたかなって感じで、グーグルの担当の人に社内見学ツアーをやってもらった時にはとても感慨深いものがあった…

ちょうど便意をもよおしていたのでせっかくだから、おみやげにある意味ぼくの分身である「う○こ」を置いていこうかと思ったが、ツアーにテンションがあがってう○こは引っ込んでしまった…目的は広告審査に携わっている人間を特定して、そいつに中国共産党伝統のハニートラップを仕掛けることだったが、それも叶わず…「楽しかったです。ありがとうございます」なんて言って完全に屈服して帰っていったのだった・・・

ま、そんな話はどうでもいいんだけど、マーケティングを学んで、ビジネスが上手くいったときに必ず、立ちはだかるのはこの手の問題。小さなニッチでゲリラ的にやってる分には、まぁ多少、乱暴な事をしていても、問題にはならない。しかし、大きなマーケットに出て目立てば目立つほど(去年、ダイレクト出版グループの広告は約2800万人※の人に見られた)この手の話が大きな問題になる・・・

王道と邪道

5年近く激しいゲリラ戦をしていた先輩からあなたに一つアドバイスをすると、この手の問題は、王道で正攻法で解決しなければいけない。これが何よりの基本だ。たとえば昔流行ったけど、SEOにもブラックハットとホワイトハットとういやり方があった…

要するにブラックハットは「トリック」で検索エンジンを騙して検索結果を上げるような行為。ホワイトハットはまさに正攻法で検索結果を上げる行為。どちらが効果的かというと、答えは明白で、

ブラックハットである

ただし短期的には。そう。正攻法であるホワイトハットという方法は、まぁ結果がでるまで、めちゃめちゃ時間がかかるし、ゆっくりゆっくりとしか上がっていかない。しかしブラックハット、邪道の方法を使えば、たとえば一週間後、たとえば2,3日後に検索エンジンが勘違いしてそのサイトの評価を高くし、一撃で上がってしまう…なんて事がおきる。しかし、、、

もちろん検索エンジンもバカじゃないから、騙されている事に気がつく。そして、その騙しの手口を無効化するような、プログラムに改修してくる。○○○アップデートとか言うやつ。それがあると、ブラックハットで検索結果を上げていたサイトたちは、文字通り、一瞬で検索結果から姿を消す(=ネットの世界から姿を消す)さらには騙したもんだからペナルティなんかも加えられて、二度と上がってこない、、、なんてこともある…

一方で、ホワイトハット、王道で攻めていた人のサイトは、ユーザーにとって価値あるサイトを作っているので1年2年3年かけて着実にゆっくりと評価が上がってくる。そして、検索エンジンがアップデートするたびに、王道の人たちの評価は上がる。つまり検索エンジンがそのサイトを上げよう上げようと味方になって努力してくれているようなものだ。

そして3年かけた努力は、競合が3日でコピーすることはできない。良い例が、以前にポッドキャストか何かでインタビューした卓球用品を販売している長部さんのケース。長部さんは卓球をする人に役立つビデオを毎日、毎日、地道に作ってupしていった。何年間もかけてupしていった。その結果、今ではユーチューブで卓球の動画と言えば長部さんの動画がドカドカ出てくるし、そこから販売サイトへのアクセスも安定しているし、、、何より今さら競合がどんなに真似しようとしてもできない。そしてここがとても大切な事だが、

大抵の人は邪道がお好き、、、

ほとんどの人は王道のメソッドよりも、邪道のメソッドを好む(心当たりある?笑)だって、簡単で、スグに結果がでるのが邪道の方だからだ。王道で結果を出すには「忍耐」が必要なので、まぁフツーは好かれない。だれだって、食事制限して毎日60分ジョギングして痩せるよりも、サプリを3粒飲んで痩せる方がいいに決まっている…

だからこそ、邪道が人気がある。「非道徳な、、、」なんてやり方が人気があるのは、ごくごく自然な人間の心理なのだ。しかしだからこそ、ここで王道を行く必要がある。王道のアプローチは結果が出るのはゆっくりだが、長期的に見れば明らかに邪道よりも良い結果がでる。邪道のアプローチは常に何かと戦わなければいけないが、王道のアプローチはある一定までいくと味方がどんどん増える。

広告の話に戻ろう…

たとえばあなたがグーグルやヤフー、その他媒体の広告審査に困っているなら、まずやるべき事は、審査ポリシーというのがあるから、それを読むこと。そして、それを理解して、それに沿った広告を作ること。あまりにも当たり前すぎて、読んでて退屈なのは百も承知。退屈だからこそ、誰も読まない。

そして、そのポリシーに合ったように広告を書き換える、必要とあらば、商品そのものも作り替える、置き換える、あるいはもっと必要とあらば、ビジネスモデルそのものも、作り替える。それくらいの覚悟でのぞむことが必要だ。

ちょっとしたトリックで乗り越えようと思わないこと。そのトリックはいずれ見破られる。見破られた時、どうするか?また次のトリックを考えるか?騙しあいを続けるのか?それもまた、一つの道だとは思う。しかし、そんな事にいつまでもエネルギーを費やしていて、果たしてビジネスがより良くなるんだろうか?ステージが上がるだろうか?ってか人生それでいいのか?(笑)

広告審査だけの話ではない。どのジャンルでも王道と邪道がある。もちろん、邪道は絶対ダメだとは言わない。人間心理は邪道を欲している。だからそれにアピールするのは一つの方法だ。しかし、常に目の前には選択があることを忘れてはいけない。王道と邪道。

どちらを選択するもあなたの自由。しかし道は大きく変わる…

ーおがわ

※ユニークユーザではありません。広告費と平均CPCからの推察です

小川 忠洋

読者累計30万2163人を誇るマーケティングメルマガ『ザ・レスポンス』発行人、ダイレクト出版株式会社代表取締役社長。『ザ・レスポンス』の他にも、読者累計14万5000人の『デイリーインスピレーション』などを毎日発行。年間1億通以上メールマガジンを配信。日本ナンバーワン・マーケッターにも選ばれた神田昌典氏など、一流の経営者とも提携を結びビジネスを展開。著書に『自分を不幸にしない13の習慣』『フリーで利益を生み出す45の鉄則』『インターネットマーケティング最強の戦略』がある。

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