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お金を "儲ける" ことよりも大事なこと

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FROM:鷲見貴人

随分前に書いた 『東京では働く母親が増え、保育所が不足しているので、そのビジネスがすごく儲かるのではないか?』 という記事に対して、ブログですごく面白いコメントを頂きました。

「儲かるから始める」という視点から始めた人のところになんて、預けたくないよ。
ホントに子供のこと思って書いてる?

簡単に訳すなら、『お金儲けではじめた保育園は、子供のために良くない。』ということです。

言いたいことは分からなくもないですし、コメントを頂いたこと自体は非常にありがたいのですが、僕自身このコメントには賛成できませんでした。
恐らく、この方には『お金儲けは悪いこと』という常識があるような気がしてなりません。

お金儲けは悪いことなのか?

世間一般的には悪いことという常識があったとしても、このブログではビジネスで成功する(お金を儲ける)ノウハウなどを紹介しているので、本当にそう思っている人は、このメルマガを読まない方が良い。

もっといえば、それを真剣に悪いことと考えるのであれば、恐らく社会主義の国に行ったほうが、幸せなんじゃないかと…

っま、でもそこまでいくとちょっと度が過ぎると反論されそうなので、もう一度話を戻して、『お金儲け = 悪』なのかという話をしたいと思います。

世の中のニュースをみていると、お金儲けというと、

  • お酒
  • ギャンブル
  • 豪遊
  • 脱税
  • 詐欺

というキーワードが絡んでくるニュースが多いので、あまり良い印象が持てないのかもしれません。

でも、本当は上記に挙げたリストは少数派で、本当はそうでないケースの方が大半なのです。(英語でも Bad news travels fast「悪いニュースは早く伝わる」とも言いますし…)

現在、僕の周りで 2 種類の保育園をみることができます。

ひとつは、自分の子供が通っている保育園。
緊急でしたし、空いているところが他に無かったので申し込みましたが、古いアパートの一室で運営しており、あまり施設的には良いところではありません。
(国の認可が無いので、資金的に不足しているとのことです。)

いかにもお母さん風の方が経営していて、人間的にはすごく良い人そう。
でもいつも忙しすぎて、何事にも余裕が無いような感じ。

もうひとつは、嫁が働いている保育園。
英語を教えるのがメインなので、東京に住んでいる外国人がターゲット。
(もちろん、英語の教育に熱心な日本人の子供もいるみたいですが、裕福な家庭の子が多く、親が有名人という子もいるらしい。)

いかにもビジネスウーマンという女性が経営していて、冷たい感じがする。
嫁の参加するスタッフの会議などは、高級レストランで行われたりするし、スタッフにも保育園はビジネスであることを明確にしています。

この対照的にも思える保育園ですが、どちらも共通していることがあります。
それは、どちらも料金が高い(約 13 万円/月)こと…笑
いや、そうではなく、どちらも子供の教育に情熱を持っているという事です。
(どこの業界でもそうですが、そうでなければやってられません。)

でも、前者の方は余裕が無い分、いろんな意味でちょっと不安を感じたりもします。
後者は、はじめた時は生徒 1 人からはじめたそうですが、短期間で成長し、施設も充実した理由に、サービスの充実(ビジネスとしての成功)があったからだと話していたそうです。

そういう意味で、僕は来年度が待ち遠しくて仕方がありません。
(今の保育園にはちょっと悪いのですが、来年には子供が1歳半になるので、嫁の働いている保育園に通う事が出来るからです… しかもかなりのディスカウント付きで…笑)

お金儲けがあるからビジネスが存在するわけで、キャッシュフローがあるから良いサービスが提供できると考えると、大抵のビジネス(ビジネスというとまた反論を食らいそうだから、大抵のサービスといった方が良いかもしれないが…)の根底にはお金儲けがあって、ある程度それが無ければ継続しないのも納得して頂けるのではないでしょうか?

そして、お金儲けが全くなくなった場合、今の日本にあるサービスのどれだけが無くなるのかを考えると、お金儲けを完全に否定することもできないハズです。
(たぶん “儲ける” という言葉も良くないのかもしれませんが…笑)

余計な話をしてしまいましたが、本当に言いたいことは、お金を儲ける儲けないよりも、もっと大事なことがあるということです。

儲けたお金をどう使うか

こっちにフォーカスしたほうが、いろんなことの辻褄があう気がするのです。
会社の投資やサービス充実として提供するのもそうですが、もっと大きな意味での人助けや社会貢献もそうです。

例えば、ビル・ゲイツを例に挙げると分かりやすいでしょう。
彼はお金持ちで批判する人も少なくありませんが、チャリティー活動にも力を入れていることでも有名です。
もちろん、彼の会社で働いている人、彼の会社が開発した製品を利用した人、その他いろんなことを考えたら、かなりの社会貢献です。

ビルゲイツと俺で、どちらが人助けや社会貢献をしているかと考えたら、答えは明白です。
僕自身も、言うのが恥ずかしいくらいのチャリティーを毎月しているのですが、明らかに人助けができるパワーが違いすぎますよね。

以前このブログで紹介したリチャード・ブランソンの本 にも書いてあったのですが、

  • 生きてく為にはお金が必要(綺麗ごとを言っている場合ではない)
  • お金がたくさんあった方が、より大きな人助けや社会的影響力を含めた社会貢献ができる

といった意見を持っているようで、この角度からみれば、お金儲けがそんなに悪いことのようには思えてきませんよね。

もしあなたが『お金儲け = 悪』という潜在意識をもっているのであれば、一度そのお金をどう使うかにフォーカスしてみてはどうでしょうか?

ー鷲見貴人

PS:
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