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その目標大丈夫?

2016.1.22 | ,
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From:北岡秀紀

2016年に入って3週間が経過しました。年末年始に立てた目標の進捗具合はいかがでしょうか?

なかなか順調という方もいれば、もう引き出しの奥…みたいな方もいらっしゃるかもしれません。

あなたがどちらであっても、この時期だからこそ、改めて考えて欲しいことがあります。それは、目標を達成する目的です。つまり、なぜその目標を達成したいのか?です。

わかりやすくするために、あえてビジネスから外れる例を話しましょう。今年の年末、ホノルルマラソンを完走したいという目標を立てたとします。

その目的は何なのでしょうか?仲間と行くことで親睦を深めることかもしれません。体力がついたかを確認するためかもしれません。完走する姿を見せることで子供から尊敬を勝ち取りたいのかもしれません。

それはなんでもいいのですが、ここで気づいていただきたいこと。それは目的は目標の上位概念だということです。

仲間と親睦を深めるのに、体力がついたかを確認するのに、子供の尊敬を得るために、絶対にホノルルマラソンを完走しなければならないのでしょうか?

そんなことはありません。もっと他の方法でも、それらの目的は達成できるわけです。ボウリング大会で親睦は深まるかもしれませんし、体力の確認も市民マラソンでもいいですし、体力を計測する機械もあります。子供の尊敬を得るためにも、日曜日に遊んであげればいいだけかもしれません。

たまたま、その目的を達成する手段として、たまたまホノルルマラソンという目標を選んだに過ぎないということです。

なぜ目的が必要なのか?

ここでビジネスに話を戻しましょう。年商1億円だの、サービスの利用人数が何千人だの、セールススタッフを3名雇用したいだの、いろいろな目標を立てているかと思いますが、その目的は何でしょうか?

目標は立ててもその目的は考えていない、という方は結構多いですから、改めて目的を考えて欲しいと思います。

なぜなら・・・もしあなたが目標をすでに忘れている人なら、それが目標を意識し続けられる源泉になるからです。達成したい理由があるからこそ、目標を忘れずにいられます。

逆に、順調、順調でないに関わらず目標を意識できている人なら、目的をショートカットで達成できる可能性があります。

例えば、スタッフを3名雇用したい、という場合。その目的は、セールスを強化して売上をアップすることかもしれません。でも、ここでウェブで集客することで追加のセールスタッフを1名も雇うことなく売上アップが実現可能ということが分かったとします。その場合、セールススタッフは雇う必要ありませんよね?

目標に引きずられていない?

…と言えば、当たり前と思うかもしれません。でも、自分がその現場にいると、ウェブ集客も導入しつつ、セールススタッフを必死に雇おうとする、なんてことが割と起こります。ウェブ集客を導入した段階で目的が変わったのであればいいのですが、多くは単に当初立てた目標に引きずられているわけです。

特に目標に対して順調に向かえている時、目標に異常にこだわってしまうということが起こります。でも、あなたが手に入れたいものは目標なのではなく、その目的なわけです。

意識しなければ、目標と目的は混同しがちです。目標を立てて少し時間が経過した今だからこそ、改めて目的を考えてみましょう。

北岡 秀紀

マーケティングコンサルタントであり、コンサルタントを指導するコンサルタントでもある。これまで約900以上のクライアントのコンサルティングを実施し、数々の店・中小企業・オンラインショップの売上改善を果たす。その成功率は91.7%を誇る。(2011年10月現在)単に机上の空論ではなく、「自身で実証済みのノウハウだけを伝える」ことを信条としている。年商1億円を突破したい社長向けの情報サイト『オクゴエ!』を主宰。また、自身のノウハウを受け継ぐコンサルタントを育てるプログラムを主催しており、一人あたりの参加費は350万円という超高額にも関わらず、申込が殺到。参加希望者の77%以上を断っている。

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