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クリック率はこうすれば上がる

2017.3.1 | ,
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From:中谷佳正

最近、会社の事務所を引っ越して気づいたんですが全然、近くにスタバがないんです・・・徒歩27分の所にありますねって管理会社さんから説明されましたが、、、そこに行くわけないですよね(笑)

近くのお気に入りのカフェを探さないとなーと思いながらパソコンで必要な調べ物をしていると、突然「カメラが捕らえた芸能界から消えた○○○の今!!」

みたいな見出しが出てると思わずクリックしてしまった・・・あなたもそういった経験がありませんか?Yahoo!ニュースとか、まとめサイトとか、とにかく刺激的なヘッドラインが並んでて、誘惑にかられてクリックしてしまう。。。結局、ページを開いて内容を読んでみたら「しょうもないなーーー」って事がほとんどなんですが(笑)結構な頻度で気をそらされてしまいますね。こういった刺激的なヘッドラインは使えるなと思って、広告に採用すると失敗することになる可能性が高い。
なぜなら、、、

広告はクリック率を上げるのが良いのか?

リスティング広告にしろFacebook広告にしろ、結局のところは広告のクリック率を上げるのが良いという都市伝説みたいなものがあります。クリック率は英語でいうとClick Through RateでCTRと略されたりしてますが、このCTRの数値を高くすることが大切だと言われています、、、

確かにクリック率を上げることは大事なポイント。広告の課金方法としてクリック課金型を取り入れている場合は、クリック率が高ければ高いほど広告配信会社側は儲かることになります。クリックしてもらう度にチャリチャリと課金されるわけなので、よりクリック率の高い広告を広告配信会社は優先的に掲載したいっていうのが道理です。。。そうやって、優先的に広告が掲載されるようになることで見込み客の目にとまりやすくなり、結果として成約に繋がる確率が高くなるというのがこの考え方です。

対して、インプレッション課金型を取り入れている場合はクリック率が高ければ高いほど、今度は広告主側に有利になります。なぜならインプレッション型というのは表示回数あたりで課金されるモデルです。よく利用されているのがCPMといってCost per Milleの略なんですが、1000回表示される毎にいくらの課金が行われるといった形になります。この場合、例えば1000回表示されて2000円みたいな場合は、その1000回中に10回クリックされるのか20回クリックされるのか50回クリックされるのかでクリック1回あたりの単価が変わります。10回なら200円、20回なら100円、50回なら40円ですね。つまり、よりクリック率が高い方が1回あたりの単価が安くなるので有利だってことです。。。

だから、どちらの場合もクリック率を上げることが良しとされてます。

クリック率を上げるのは簡単

じゃあ、やっぱりクリック率を上げたほうがいいんですね。ってことで、クリック率を上げにかかるのはちょっと違う。実はクリック率自体を上げることはそんなに難しいことじゃない。。。例えば、冒頭でお話したように刺激的なヘッドラインを使って、見込み客の注意を引くなんてことは案外簡単なので、いわゆる煽ってしてしまえばいいってことになります。。。
それに、Facebook広告なんかでもよく使われてますけど、ちょっとエッチな女性の画像を広告に使うっていうのもクリック率を上げることになります。特に男はどうしても気になっちゃう(笑)だから、とにかくクリックをしてもらえば良いんだって考え方だけで広告を作るのなら、何も考えずにとにかく刺激の強いヘッドラインや画像を使えば簡単にクリック率を上げることができてしまう。ただ、そんなことで成果が出るんだったら誰も苦労しないでしょってことです。

大事なのは一貫性

アメリカで初めてフリーダイヤルを使ったダイレクト・レスポンス・マーケティングを行ったと言われているセールスライターの重鎮ジョセフ・シュガーマンは書籍の中でこう言ってます。
「コピーライティングの目的は、最初の文章を読んでもらうことだ。そして、最初の文章の目的は、次の文章を読んでもらうことだ。そうやって、坂を滑り落ちるようにすべてを読ませるんだ。」
これを滑り台効果と名付けていますが、要するにセールスコピーにおいて大事なのは一貫性だと教えてくれてます。めちゃくちゃコピーがうまいライターが書いたセールスレターは、最初にイエスと言ってしまえばそれで購入することが決まってしまうと言われるぐらいです。

これを今回の話に当てはめてみるとどうなるかというと、、、そうです。最初の文章というのは、つまり広告に使っている見出しや画像がイメージさせるもの、ということになります。実際にシュガーマンが言ってるのは、セールスレターにおける大見出しであるヘッドラインのことなんですが、インターネットにおける最初の文章となると、それは紙媒体のセールスレターの役割をするホームページやランディングページのヘッドラインというよりも広告の方がより影響力が大きいですね。
ということで、広告でクリック率を上げたいという理由で刺激的なテクニックを使ってしまうと一貫性が保てなくなってしまいます。するとどうなるかというと、広告はクリックされるけれどもページからの離脱率も高くなってしまう。。。せっかくページにアクセスしてくれた見込み客ががっかりして離れてしまうようじゃ、意味がないと思いませんか?最近はSNSで悪い噂が伝わるのも早いので、そういうやり方を続けていると悪評が立つことにもなりかねません。。。

あなたがもしインターネット広告を取り入れていて、クリック率を上げようとテクニックに走っているようなら注意した方が良いかもしれません。あなたにとってなによりも重要なのは結果として成約が取れることのはずです。だから、クリック率にばかり目を向けるのではなく、一貫性を重視して成約率が高くなるように工夫することも忘れないようしてみてください。

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*こちらは有限会社WINKS様からのお知らせです。

中谷 佳正

Web制作会社 有限会社WINKSの代表。独自の手法で売上を上げるホームページを作る方法を確立し、いままで630社以上のWeb制作、運営に関わる。現在は、Web制作会社の経営と、同業社向けに売れるホームページを作るための中谷塾を運営、人気を博している。リッチ・シェフレンのナビゲーターでもある。

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