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必須のリソース

2016.4.16 | ,
  •  

From:ダン・ケネディ

誰にでも必須のリソースについてお話ししましょう。
簡単なことを行なうことです。
数週間前、私がコピーを書いたクライアントからファックスが送られてきました。ヘッドラインの「desperate」(訳注:崖っぷちの)という言葉を置き換えることについて、私の考えを聞きたいということでした。

私は彼の頼みごと自体に文句を言っているわけではありません。本当です。彼は料金を払ったのですから、書き直すのは私の仕事であって、彼の仕事ではありません。ですから、それについて文句はありません。しかし、本来ならクライアント自身が答えを出すべき疑問や頼みごとがとても多いことについて、(再び)考えさせられました。

そして、誰もが所有し、手元に持ち、使うべき必須リソースについて考えさせられました。
1つは、類語辞典です。例えば、「desperate」という言葉をロジェ・シソーラス類語辞典で調べると、その類語だけで1ページ割かれています。

私もこの類語辞典を持っていて、もう表紙はとれてなくなっていますが、赤と黄色の裏表紙と中身を輪ゴムでとめてあります。版権が記載されたページはなくなってしまいました。古い版です。私が高校生のときから使っています。1970年か1971年からです。というのも、この類語辞典が重要だからです。そして、役に立つからです。
辞書を持つのがよいでしょう。私は4冊持っています。

ときどき、セールスレターを送ったけれどもうまくいかなかった人と話すことがあります。私が「何が間違っていたのかを聞いて突き止めるために、何人の送付者に電話をかけましたか」と聞くと、その人はフクロウのようになって私を見ます。首をかしげます。戸惑った表情になります。私にしてみれば、なぜそうしようと思わないのか不思議です。

何年も前、あるセミナーの課題を知り、後日それを真似しました。それにより、他人の自発性が欠けているおかげで、自分はチャンス不足だということは決してない、ということが証明されました。
新聞を手に取ると、広告欄に「犬求む」と「犬売ります」の広告が載っていました。そして、3回電話をかけました。「犬売ります」の広告主から犬を1匹買い、「犬求む」の広告主にその犬を売りました。

どちらの広告主も、他の広告欄を見て電話をかける、という簡単なことさえも面倒に思ってしなかったのです。ため息が出ます。

ダン・ケネディ

ダン・ケネディは、毎年100万人以上の中小企業、大企業のビジネスオーナーや起業家に影響を与え、世界一多くの億万長者を生みだしている。そんな彼のことを、アメリカで最も億万長者を生んだ人として、「億万長者メーカー」と呼ぶ人もいれば、「21世紀のナポレオンヒル」と呼ぶ人もいる。 「日本一のマーケッター」にも選ばれた神田昌典氏も、彼の著書を監修し、絶賛のコメントを寄せている。

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