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コピーライティングは感情。実はそれ、違うんです…

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From:寺本隆裕

これを書いているのは2/8金曜日。
「コピーライティング虎の穴」3期生の1回目のミーティングがあるので、会場近くのスタバにいます。

虎の穴のメイン講師は小川忠洋なので、
僕自身はこれまで、参加したりしなかったりしていました。
が、今回は3期の初回ということもあり、参加しようと思って時間まで近くのスタバで仕事をしています。

が、突然ケータイに小川からメールが。
「今日来る?声が出ないんでヘルプお願いしたいんだが」

おぅっ!!来た!突然の無茶振り!
そういえば2期の時も、風邪をこじらせて声がかれていたことがありました。

なので急遽、僕が小川の代わりに半分くらいしゃべり、
また、小川がしゃべっている「ささやき声を」横で聞き取り、僕が拡声器のように「小川は○○○と言うとります」と参加者に説明する。
あるいは、ささやき声を耳をそばだててみんなで聞き取るという、前代未聞の回がありました。
(その2日後くらいに小川の声は戻ったのですが、僕の喉が超痛くなり、声が出なくなりました。

明らかにうつったとと思うのですが、小川は「いや、オレのはうつらんタイプの風邪やから大丈夫やねん」
という意味不明なことを言っていましたが…)

・・・とまぁ、そんな感じで、【ザ・レスポンス】でやっているセミナーモノとしては、もっともアットホームなのがこの虎の穴です。
人数も25人と、少ないというのもありますからね。

で、この虎の穴、恐らく今日の午後にも、そしてこれからの6ヶ月間の間にも、繰り返し繰り返し、口を酸っぱくして言うことがあります。

それが、、、
とにかく、スワイプファイルを使え!
ということ。

スワイプファイルとは、過去にうまくいったセールスレターのサンプルのこと。
それを使う=真似する、ということを、繰り返し言うことになるはずです。

「売れてるものをクリエイティブにパクる」ことが、反応の高いセールスレターを書く方法である、ということです。
きっとあなたは、人間は感情でものを買うから、コピーは感情を揺さぶるような表現で書かないといけない、ということを聞いたことがあるでしょう。

神田昌典さんも、エモーショナル・マーケティングといって、感情的な表現や写真を入れる方法を広められました。
もちろん、それは100%真実です。
売れてるセールスレターは、感情的な表現で書かれています。

が、それ以前に、、、
売れてるセールスレターというのは、とても論理的にできているのです。

Aを説明する。だからBという概念を受け入れる。
そしてCのベネフィットをアピールする。それを支えるためにDという証拠を提示する。
・・・などなど、プレゼンテーションの順番、ロジック、要素が、素晴らしく構成されているのです。

感情に訴えるような表現をしたり、ベネフィットをアピールする、というのは重要です。
しかし、、、
感情的に表現しさえすれば売れる、なんてのは幻想なのです。

必要なのは、
「構成はロジカルに。表現は感情に訴えるように。」

お客さんは、あなたが思っているよりも、もっと賢くて、ちゃんと考えてから購入を決めるもの。
だから、ロジカルで丁寧な、順序だったプレゼンテーションがとっても大事。

売れてるセールスレターの論理構造を拝借する。その構造に沿って、あなたの商品のベネフィットを感情的にアピールする。
それが、売れるセールスレターを高い確率で生み出す方法です。

スワイプファイルを手に入れて、その使い方を知れば、、、
もうすでにある「売れてるコピー」を、合法的に、クリエイティブに真似することで、楽に、素早く、売れるコピーを作ることができます。

昨日、「ビジネススクール・テンプレート習得コース」の卒業生の秋山さんにスカイプでインタビューをしたのですが、、、
彼はこの「スワイプファイル」を「クリエイティブに真似る」ことで、
これまでのセールスレターの1.3倍くらいの成約率が出るコピーを、2時間で書くことができた、
というのです。

「アイディアマン」は得てして、ゼロから何かを生み出すことをやりたい、誰かの真似なんて嫌だ、と思ってしまいますよね。
しかし、コピーライターである我々の仕事は「成果」「結果」を出すこと。
芸術作品のように、誰からかほめられたり表彰されたり、、、
そんなことではありません。

最大の敵は、、、エゴ。
まずは真似ることから始めましょう。そこから少しずつ、オリジナリティの分量を増やしていけばいいのです。

寺本 隆裕

ダイレクト出版取締役。セールスライター兼マーケター。クライアントのためにセールスライティングを請け負う場合、プロジェクト1件で、一流企業のエリートサラリーマンの年収を軽く超える額をチャージ。さらにそこから売上からのロイヤリティがかかる。これほど日本で最高クラスの料金設定にもかかわらず「書いてください」という人が後を絶たない。著書には『ウェブセールスライティング習得ハンドブック』『ダン・ケネディから学ぶ「稼ぐ社長」の作り方』(集英社)がある。

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