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ダメなセールスレターの共通点

2012.10.22 | ,
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From:小川忠洋

From:小川忠洋

大阪のスタバより、、、

これから「コピーライティング虎の穴」の会場に向かう所。ここでは、メンバーの書いたセールスレターのレビューを徹底的に繰り返すと言う事をやっている。人間、実際に、フィードバックを受けたほうが、教材などでノウハウを学ぶよりもはるかに身になるからだ…

会場に行く前に、事前に提出された課題をずーーっと見ていた。4ヶ月目になるこの時点で上達する人はかなり上達している…しかし、まだまだの人はなかなかいいセールスレターを書くことができていない…

違いはなにか?

これは上手いなぁって言うセールスレターを書く人と、う~~~ん微妙だなぁというものを書く人の違いはなんだろうか?みんなが書いたセールスレターをざぁ~~~っと見ていたら、ある事に気がついた…

これをやっている人は、セールスレターの出来がとても良くなっている。しかも、恐らくだが、簡単にできている。一方で、これをやらない人は、、、なかなか、いいコピーが書けていない、、、違いを生み出しているのは何か?

それは、パクる事である…

 スワイプファイル(過去に成功した広告のサンプル集)を徹底的にパクって書いている人は、とても上手なものが作れている。(当然と言えば当然だ)しかし、自分なりに作ろうと思っている人は、なかなかいいものを作ることができない…

理由は簡単だ。スワイプファイルにあるようなビジネスで成功した広告ってのは、1週間やそこらで書かれたものではない。10年、20年、30年かけて書かれた広告なのだ。

その10年20年のノウハウ、知識の蓄積をパクるわけだから、いいものができる。そして、パクらないってことは、経験値8ヶ月とかでチャレンジするようなもの。8ヶ月と20年のキャリア。どれくらいの差がつくかはご想像の通りだ…

なぜ人は自分流で書きたがるか?

これはとっても不思議な現象なのだ。大抵の人はセールスレターを書くって言ったら、自分流で書きたがる。習った事を自分でやろうと思って書きたがる。。。ところが、自分流を捨ててる人の方が、いいものができる。

なぜこんなことが起きるか?答えは「エゴ」である。書き手の「エゴ」が、「スゴイものを作りたい」「誰かに見せた時におおぉぉぉって思われたい」「あ、これあの広告のパクリだなって思われたくない」というようなエゴがあるから、、、自分流なのである。

守破離と言う言葉があるが、彼らは離離離である。

広告にエゴなんて必要ない。誰もあなたの自慢話なんて聞きたくない。誰もあなたの技術なんて見たくない。人が見たいのは「自分」に関することなんだ。自分の問題がどう解決するか?って事を知りたいんだ、、自分がやりたいと思っていた願望がどうやって叶うのか?って事を知りたいんだ、、、あなたの話なんて聞きたくないのだ。

米国のトップクラスのコピーライターが開催するセミナーでは、まず最初にやる儀式がある。それは、紙に「私のエゴ」という言葉を大きくかいて、引きちぎってくしゃくしゃに丸めてゴミ箱に投げ捨てる…という儀式だ。

エゴを捨てる儀式だ…

 エゴは仕事をする上で強いモチベーションにはなる。エゴが強ければ、一生懸命、がんばって仕事してその成果を見せつけてやろう!という気概も持てる。しかし、広告にとって、セールスにとって、それは害悪でしかない。

エゴを捨てなさい

それが第一歩だ。それが反応の高いセールスレターを書く第一歩であり、、、それがエゴを満たす第一歩でもある。次にあなたがセールスレターを書くときには、目的をはっきりさせたほうがいい。

* エゴを満たしたいのか?
* 注文が欲しいのか?

小川忠洋

小川 忠洋

読者累計30万2163人を誇るマーケティングメルマガ『ザ・レスポンス』発行人、ダイレクト出版株式会社代表取締役社長。『ザ・レスポンス』の他にも、読者累計14万5000人の『デイリーインスピレーション』などを毎日発行。年間1億通以上メールマガジンを配信。日本ナンバーワン・マーケッターにも選ばれた神田昌典氏など、一流の経営者とも提携を結びビジネスを展開。著書に『自分を不幸にしない13の習慣』『フリーで利益を生み出す45の鉄則』『インターネットマーケティング最強の戦略』がある。

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