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BAD MAN

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From:寺本隆裕

From:寺本隆裕

社長A「いやー、売上げ下がってるよね。」

社長B「だよねー」

社長A「そっちも下がってるの?」

社長B「ああ、下がってるよ。やっぱり最近の不景気じゃ、厳しいよな」

社長A「そうだよな。うちのお客、安い商品しか買わないし。値下げしたときにちょっとだけ売れて、それっきり。リピートにもつながらないし。。。就職難とか悪いニュースばっかりで、ますます買い控えムードが高まってるよな。」

社長B「そうそう。しかもうちと同じような商品がネットで売ってて、そっちの方が安いから、ますます厳しいよ。」

社長A「うちもネットやろうかな?」

社長B「俺もそう思ったけど、やっぱり結構勉強しないといけなさそうだし、仕事量もかなり増えそうなんだよね。しかもパソコン苦手だし。」

社長A「だよな。パソコンがわからんってのがきついよな。それに今でさえ人手不足なのに、これ以上仕事が増えたらそれこそたまらないよ。」

社長B「ま、このままもう少し我慢してれば、景気はいつか回復してくるんじゃないかな?」

社長A「だよなー。お客さんがまたうちの商品のよさに気づいて戻ってきてくれると思うよ。」

社長B「ま、お互い厳しいと思うけどがんばろうぜ!」

社長A「そうだな。よし!もう1件行くか!」

自分に都合のいい人は、いい人自分に都合の悪い人は、悪い人

ダイレクト出版・大阪オフィスの前のお寺の掲示板に、こんな筆書きの言葉が書いてありました。

このお寺の掲示板には、いつもためになることが書かれているんですが、今回のこの言葉もまさに金言。本質を突いたいい言葉だと思います。

この社長AさんにとってBさんは、とっても「いい人」です。自分の言葉に100%同意してくれて、理解を示し、自分の考え方や思うように結果が出ないというのが外部のせいであることを、正当化してくれていますよね。

じゃぁ、こっちの会話はどうでしょう?

一人は同じ、社長Aさん。もう一人は別の社長Cさん。

社長A「いやー、売上げ下がってるね。」

社長C「あー、そうなんだ。」

社長A「そうだよ。最近の不景気でさ。そっちはそんなことないの?」

社長C「まぁ、一時期下がったけど、今では前よりも売上げは伸びてるよ。」

社長A「どうやったの?やっぱり、ネット使ったの?」

社長C「まぁそうだな。色んなことをやってるよ。ネットもそのひとつ。Aさんはネットやらないの?」

社長A「そうそう、うちもそう思ってたけど、やっぱり結構勉強しないといけなさそうだし、仕事量もかなり増えそうなんだよね。しかもパソコン苦手だし。」

社長C「いやいや、そんなこと言ってる場合じゃないでしょ。もっとがんばらないと。時代が変わってるんだから、今までと同じやり方じゃだめだよ。もっと働いて、もっと勉強して、日々進化していかないと。別にパソコン苦手なら、ネット以外の方法もいろいろあるでしょ!」

社長A「ま、このままもう少し我慢してれば、景気はいつか回復してくるんじゃないかな?」

社長C「そんな受け身じゃだめだよ。もっともっと自分から行動してことを起こさないと。誰かがなんとかしてくれるって考え方じゃ、全然だめだよ。起こっている物事の責任は全て自分のせいだって思わないと。」

社長A「だよなー。わかってるんだけどね。やってみようかな、って思うアイディアとかもいっぱいあるし、やらないとだめだとわかってるものもあるんだけど、なかなか時間が取れなくてさ。毎日の仕事をやりながら、さらにその上に新しい仕事をやるなんて、無理だよ。」

社長C「それは時間の使い方の問題だよ。まずは自分自身を変えないと会社は変わらないよ?」

社長A「あーー!もういいよ!俺はただ、軽く愚痴りながら酒が飲みたかっただけなんだよ!明日からちゃんとやるからさ。今日は朝まで飲もうぜ!」

社長C「いやいや、朝まで飲んだら明日に差し支えるだろ。今日はほどほどにしといた方がいいんじゃないか?午前中の時間の使い方で、結果が大きく変わるんだぜ?」

社長A「はいはい。わかったわかった。じゃ、おれもう1件寄ってから帰るわ。じゃぁな!」

さてさて、社長Aさんにとって、社長Cさんは、いい人?悪い人?

都合のいい人と悪い人

自分にとって都合のいいことを言ってくれる人は、いい人のように感じます。
怒らず、あなたの考え方に同調してくれて、なぐさめてくれる。
言葉遣いもやさしくて、突き放さず、一緒にいてストレスもなく心地よい。
いつも自分の味方をしてくれる人。
そんな人は、自分にとって都合のいい人です。

一方、自分にとって都合の悪い人とは、どんな人でしょう?
その人と会うと安心するどころか、一緒にいるだけで緊張したり焦ったり。
自分でわかっている「自分のだめなとこ」を指摘したり、くだらないことを言うと突き放されたり。
一緒にいて、自分がやってないことがあると、惨めになる。焦る。
その人が自分に味方してくれるかどうかは、自分が何をしているかによって決まる。
そんな人は、自分にとって都合の悪い人です。

例えば新入社員の飲み会の席を想像してみてください。

「あの上司、マジむかつくよ。たかが3分遅刻したくらいで、あんなにみんなの前で怒らなくてもいいんじゃないか?派遣のマリちゃんも俺のこと、情けない男だって見てたよ」

なんて愚痴があったとき、

「だよな、あいつ、みんなの前でかっこつけたがるからな!」

って言ったら盛り上がるでしょう。この人はいい人かもしれません。でも、

「いやいや、それお前が悪いで。時間を守るかどうかでその人の人格の全てがわかるんやで。
トップのビジネスマンほど、そういうところをきちんと見ている。今回はたまたま始業時間に遅れたってだけですんだけど、これがお客さんとのアポだったらどうする?自分が遅れるってことは、相手の時間を奪う、ってことだ。そんなやつに、大事な仕事を任せたい、って思うか?
マリちゃんの前で恥をかいたのは、いいきっかけだ。お前、その1回の恥をかくことで、一生損をしなくてすむんだ。むしろその上司に感謝すべきだ。」

って指摘したら?

最初に愚痴を言った人は、さらに恥をかくことになるでしょう。そのとき、指摘をした同僚のことを、「いい人」と思うでしょうか?

そしてこの同僚は、本当に「いい人じゃない」のでしょうか・・・・?

自分に都合のいい人は、いい人。自分に都合の悪い人は、悪い人。

学生の頃、厳しくて嫌な先生だな、と思っていた人ほど、あとあとになって印象に残っているもの。そういう人から教わったこと。そういう人に言われた一言が、あとあとになってものすごくいい結果につながっているものですよね。

さて。あなたは、自分に都合の悪い人、都合の悪いアドバイスを、さけていませんか?

fasdf

PS 彼はあなたにとって、ズバズバと都合の悪いことを言います。彼の別名は、

professor of harsh reality(不都合な真実を教えてくれる先生)

でも、彼は本当に悪い人?

http://www.theresponse.jp/gold/plus/present.php

寺本 隆裕

ダイレクト出版取締役。セールスライター兼マーケター。クライアントのためにセールスライティングを請け負う場合、プロジェクト1件で、一流企業のエリートサラリーマンの年収を軽く超える額をチャージ。さらにそこから売上からのロイヤリティがかかる。これほど日本で最高クラスの料金設定にもかかわらず「書いてください」という人が後を絶たない。著書には『ウェブセールスライティング習得ハンドブック』『ダン・ケネディから学ぶ「稼ぐ社長」の作り方』(集英社)がある。

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