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天敵現る

2019.3.30 | ,
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From:藤岡将貴

@大阪四ツ橋のスタバより

「ホットのドリップコーヒーのショートサイズをください」

朝一のスタバはやっぱりブラック。いつもの行きつけのスタバ。僕が行くスタバは何軒かありますが、やっぱりここが一番落ち着く。さて、今日はがっつり商品のリサーチをして企画を考えるか!Bluetoothのイヤホンを耳に刺して、集中できるジャズの音楽を流しながら、仕事を始めました。

僕のようにスタバなどのカフェの方が仕事がしやすい人もいれば、そうでない人もいるでしょう。ダイレクト出版の中でも両方のタイプの人がいます。すぐ隣に他人がいると落ちつかない、周りの会話が気になってしまう、とか。でも僕は、適度な人の気配とか会話の声はちょうどいいBGMという感じで。何もない無音の空間よりも、耳に刺しているイヤホンから少しだけ騒音が聞こえてくる、くらいの方が逆に集中しやすい感じがするんですね。

でも、”ある音”だけは違います。イヤホンのフィルターを完全にスルーして、僕の耳にストレートに入り込んでくるヤツがいるんです。ひとたびそいつの音を認知してしまったら最後。どれだけジャズの音量をあげようが、頭の中で「集中、集中…」と唱えようが、意識をパソコンの画面に向けようが、完全に効果なし。そんな天敵の音があるんです。その音というのは、、、

集中力をゼロにする天敵の音とは?

パソコンのキーボードを強めにタイプする音、なんです…。「パシャパシャパシャ」「カタカタカタ」パソコンによってちょっと音に違いがあるように感じますが、どれもダメなんです。この日は、僕の左隣に座った男性がパソコンでまーまー大きめの音で「パシャパシャパシャ」とやっていて。まぁ、こっちもパソコン使ってるんでお互い様なのかもしれませんが。

でも、パソコンのタイプってたぶん2パターンの人がいると思うんですね?1つは、指をなめらかに横に滑らせてタイプする人。もう1つは、上から強めに叩くタイプの人。例えるなら、前者はベートーベンの「エリーゼのために」。後者は「運命」。で、上から叩くタイプの方は、「オレ、メチャメチャ仕事バリバリだろ?」て誇示してる感じがする…という僕の偏見もありまして、なおさらダメなんですよね。

スタバの店内の会話の声とか人の気配はまったく気にならないんですが、パソコンを強めにタイプするこの音だけは完全に異質な音という感じで、まさに天敵。あまりに気になりすぎて、タイプする音が一旦途切れると、次はいつ来るんだろう…と逆に待ちの体勢になってしまうという^^;

そうなったら最後。僕の集中力はガタ落ち。彼の方をチラっと横目で見てみると、なにやら僕も昔買って読んだことのある、あるマーケティングの本を読んでいました。それで、しばらく読んではパソコンでパシャパシャパシャ。手を止めてまたしばらく本を読んでは再びパシャパシャパシャ。それをずっと繰り返していたんです。マーケティングの本を読んでいた、という時点で若干親近感が湧いたものの、依然、憎たらしいヤツには変わりがなく。

わざと大げさに左手でイヤホンの上から耳を塞いでみたり。ちょっと右側に体を傾けて彼の方に背中を向けてみたり。チラチラ彼の方を気にしている素ぶりを見せたり。でも、彼のタイピングの音は小さくなることも、終わることもなく。その後も、しばらく続いたんです…

「はよ、帰れや」「何をそんなに打つことがあるんか?」「本の内容を写しても、どうせ見んやろ」

僕のイライラはマックス。集中力は完全にゼロになってしまいました。。。

僕がやった、たった1つの解決策とは?

さて、その後、僕はいったいどうしたでしょうか?露骨に咳払いをして迷惑な素ぶりを見せたでしょうか?わざと彼の方にコーヒーをこぼして彼のタイピングの邪魔をしたのでしょうか?「おめぇ、さっきからうっせーんだよ!」といきなりブチ切れたでしょうか?小心者の僕は、もちろんそんなことはしませんし、できません(笑)僕がやったことはただ1つ。それは、、、

席を移動したこと。ちょっと離れたところの席が空いたのを確認したとたん、すぐに荷物をまとめて、そっちの席に移動したんです。もしかしたら彼に「あれ?なんであの人、席を移動したんだろ…なんか俺、悪いことしたかな?」くらいに思わせてしまったかもしれません。でも、集中力ゼロの状態で仕事をやろうと無駄な努力をし続けるよりはマシ。距離を開けたことで僕の天敵問題はスッキリ解決。ふたたび、仕事に戻ることができました。

イライラや不満に対して、僕たちが起こせる2つの行動

日常の生活の中で、こんなことは結構ありますよね?自分以外の外部の人や環境のせいでイライラしたり、ストレスに感じたり、邪魔されたり(もちろん相手には悪気がないケースの方が多いでしょう)。これはビジネスでも同じです。今のオレがこんな状態なのは業界の慣習のせいだ…国の政策のせいだ…不況のせいだ…そんなとき、僕たちにできる行動は2つあります。1つは、相手や周りの環境の方が変わってくれることを祈って待つこと。もう1つは、自分の方から動くこと。

名著「7つの習慣」の中で「影響の輪と関心の輪」という話があります。あなたが関心があるもの。その大きな円が「関心の輪」。そのうち、あなたが影響を及ぼすことができるもの。関心の輪の中にある小さな円が「影響の輪」。僕たちが関心を持っているものは、僕たち自身が影響を及ぼすことができるものとそうでないものに分かれる、ということです。

タイピングの音がうるさい人にイライラして、俺のイライラに早く気づいてくれ…早く帰ってくれ…早くその仕事を終わらせてくれ…と願うことは影響の輪の外、関心の輪。僕自身の努力や念力でどーこーできるものではありません。でも、それにイライラして仕事に集中できないなら…そのイライラを相手のせいにして余計なストレスを貯めるくらいなら…仕事の生産性を落としてしまっているなら…その問題は自分が移動すれば一瞬で解決することができます。

主体的であるかどうか?行動するかどうか?

これはなにも日常での話だけではありません。この考え方を持っているかどうかで、ビジネスのあらゆる場面での行動が変わってくるでしょう。そして、結果も変わってくるに違いありません。自分にとって都合の悪いことが起きたときに、周りの環境や相手の方が変わるまで辛抱強くガマンすることにエネルギーを注ぐのか…それとも、あなた自身がちょっとした行動をすることにエネルギーを注ぐのか…あなたがエネルギーを注ぐべきなのはどっち?

-藤岡将貴

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藤岡 将貴

大学卒業後12年間、システム・エンジニアとして自社開発プログラムの企画・開発に従事。その中で、いかにして商品を売るかを模索してきた中で、セールスライティングの技術にその可能性を感じ、【ザ・レスポンス】の「12週間セールスライティング通信講座」でセールスライティングを学び始める。その後、2013年に第1期メンバーとして参加した「セールスライター養成講座アプレンティス」をキッカケに、翌2014年にダイレクト出版に入社。寺本隆裕の監訳本のPPC広告担当を経て、現在は、ダイレクトメールの企画・作成を主に、プロモーションの企画とセールスライティングを担当。

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