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成果を出すスピードを上げるには?

2010.11.26 | ,
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From:寺本隆裕

From:寺本隆裕

  • どうすれば、マーケティングで素早く成果を出せるのでしょうか?
  • どうすれば、ビジネスを素早く成長させることができるのでしょうか?
  • 素早く結果を出す人と、なかなか結果が出ない人の違いは、一体どこにあるのでしょうか?

多分僕と同じように、ザ・レスポンス読者のあなたは、日々新しい商品や企画のアイディアが湧いてくるタイプの人でしょう。

「こんな商品作ったらめっちゃ売れるんちゃうか!?」
「このサービスに、こんなサービスを追加したらめっちゃ便利やん!」
「このオファー、最高やな!大ヒット間違いなしやで!」

などなど、実行するアイディアの量よりも、湧いてくるアイディアの量の方が圧倒的に多いんじゃないでしょうか。アイディアを練って行く作業は、とても楽しい作業のうちの一つです。そしてもちろん、超重要な仕事の一つでもあります。

頭を使って考える。ということはとっても大事。アイデアを練って夢を膨らませることも大事。

でも、、、そこに大きな危険があるのです。

注意!Pを考えるのに時間をかけすぎるな!

P:プラン(計画)
D:ドゥー(実行)
C:チェック(実行結果の確認)
A:アクション(チェックの結果を受けて別のアクションを取る)

という、PDCAサイクルというものがありますよね。PDCAが終わればまた次のPDCAが始まる。そういうサイクルです。「時間をかけて考える」ことは大事なのですが、それは、PDCAのP:プランニングの段階ではありません。

ちょっと考えてみてください。このサイクルには、「考える」工程と、「実行する」工程が2つずつあるのがわかるでしょうか。

そうですね。

「考える」工程はPとC。「実行する」工程はDとA。

考える工程のうち、じっくり時間をかけて考えるべきは、実行する前のPではなく、実行した結果を元に、次のアクションを決めるCなのです。

Pに時間をかけるのは、はっきり言って、ムダ。わかりますよ。新しいビジネスのアイディアを考えたりするのはとても楽しいし、その話だけで一晩語り明かせるくらいのネタになるんですから。

でも、ムダ。

もちろん、仕事の内容によっては、Pが重要な業界もあります。例えば僕が以前勤めていたシステムエンジニアの業界では、計画を立てることが超重要でした。作業に入る前にじっくり計画を立てるのが有効な手法なのです。

ですが、ことマーケティングにおいては、Pに時間をかけるのは全くのムダなのです。

結局、売り手側である我々がいくら頭をひねって考えて、いくら教材やセミナーや他社の事例などを研究しても、最終的にはお客さん=マーケットの反応を見てみないことには、全部妄想でしかありません。

つまり、ぶっちゃけ、わからないのです。やってみるまでは。

もし、結果を出すスピード。企画やアイディアをヒットさせるスピードを高めたいなら、PとDを素早くやることです。そして、できるだけ早く、Cのための「データ」を集めるのです。うまくいかなければ、そこでスパっとやめて、次のPとDに進みます。うまく行ったなら、それをどうやって広げて行くか、という次のステップに入るのです。

構え!撃て!狙え!

鉄砲で的を撃つとき。普通は、構えて、じっくり狙いを定めて、撃つ。この流れになります。しかしマーケティングで結果を出すためには、構えたらまず、撃つ。撃ちながら狙いを定めて行く。この流れに変えて行かないといけません。

もっとわかりやすく言うと、、、

「やってから考えろ!」「やる前に考えるな!」

ですね。

階段を一段でも上れば視点が少し高くなるのと同じように、少しでも「実行」することで、景色が変わって見えるのです。もし今、あなたが「考えすぎてるなー」と思うなら、まず、スグに簡単に実行できることを何でもいいから実行してみましょう。

例えば、

新商品のアイディアがある?それなら商品を作る前に、見込み客を集めてみたらどうでしょうか?

じっくり考えて商品を作ってから、それが売れないとわかったら大変ですよね。まずはそれを欲しがる見込み客がいるかどうかをサッとテストしてみたらどうでしょうか?

アドワーズをやったら儲かりそう?そう思うなら、アドワーズをスタートできる最低限の情報だけを集めて、まずスタートしてみたらいいんじゃないしょうか?

そうすれば、自分に足りない知識が「ピンポイントで」見えてきます。全部の機能を知り尽くしてからスタートする必要はありません(し、無理です)。

既存客にDMを送ったら売れそう?それなら小さいリストでテストしてみたらいいんじゃないでしょうか?

もちろん、何なら業者を使う必要もありません。自社で切手はって、プリンタでラベル印刷してやってみてもいいじゃないですか。うまく行くことがわかってから、外部の業者探しや効率化を考えればいいのです。

ネットショップの独自サイトをやりたい?でも、カード決済が、、、ショッピングカートが、、、

それならまずは単品販売の代引き決済でやってみたらいいんじゃないでしょうか?うまくいってから、カードやらショッピングカートやら、、その辺を充実していけばいいのでは?

撃って、当たってから、狙え!

宿題:
あなたが今、実行できずに考えている「アイディア」を実現するために、48時間以内にできる小さな行動は何ですか?

1.それを、書ける範囲でいいのでコメントに書いてシェアしてください。
2.そして手帳を取り出して、48時間以内(状況によって、土日を飛ばしてもOK)の、何時から何時の間に実行するかをスケジューリングしてください。
3.それを実行してください。

実行結果までシェアしてもらえると超嬉しいです。

fasdf

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寺本 隆裕

ダイレクト出版取締役。セールスライター兼マーケター。クライアントのためにセールスライティングを請け負う場合、プロジェクト1件で、一流企業のエリートサラリーマンの年収を軽く超える額をチャージ。さらにそこから売上からのロイヤリティがかかる。これほど日本で最高クラスの料金設定にもかかわらず「書いてください」という人が後を絶たない。著書には『ウェブセールスライティング習得ハンドブック』『ダン・ケネディから学ぶ「稼ぐ社長」の作り方』(集英社)がある。

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