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パクリ屋=小川忠洋

2010.5.24 | ,
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From:小川忠洋

From:小川忠洋

大阪のスタバより、、、

昨日の晩、東京出張から帰って、レスポンスのコメントを見た。RNSさんが僕の事をパクリ屋と呼んでいた(笑)まぁ、自分から言った事ではあるけど・・・実はここに重要なレッスンが隠れている。まずは、そのRNSさんのコメントを見てみよう・・・

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Comment from RNSTime: 2010/05/21, 12:57 AM

何も無しで、見込み客の信頼を勝ち取る事ができるという事は、大変重要な事で、嬉しい事でもありますよね。

商品を売っているのではなく、マーケティングをしているという回答を言ってしまいましたね。(笑)

やはり、ネットでは、確実に営業や販売とは違うように感じますよね。しかし、ネットでビジネスをしている人の生の声は、営業や販売と同じだと断言しています。

パクリ屋小川さんのフリーのパクリは、そんなのありなの?と思い、羨ましいなとも思いましたが、今回の記事を読んで、なるほどなと思いました。

読むまでは、権利侵害をどうやって乗り越えたのかと興味津々でしたが、最近、話題の思いっきりパクリ屋の手段と、同じものかと思っていました。(笑)

表紙も赤かったので。

本物のフリーと間違えて買われないか、気になる所ですね。(笑)

このパクリの事を考えると夜もまた、寝られなくなりそうです。

私もマーケターとして、成長したいですね。

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ありがとう!RNSさん。
紀伊国屋では、クリスアンダーソンのフリーの本の横に置かれています(笑)
まあ、そんな話はおいといて、、、

マーケターはパクリ屋?

優れたマーケターと言うのは、基本、パクリ屋である。っと言ったらあなたは驚くだろうか?ま、これはちょっとあなたの興味をひくために、大げさに言っている面もある。
あなたの興味をひいて、どんな事を伝えたいか?と言うと、
マーケターとはインベンター(発明家)ではない。と言う事。

発明家というのは、今までにない新しい技術や何かを発明する人。
マーケターは、見込み客を集めたり、彼らに自社の商品を欲しい・・・と思ってもらったり、と言う施策をする人。

発明と言うのは、基本、大ヒットして世界を変えたような発明(例えば、エジソンの電球とか、、グラハムベルの電話とか、、どこかの主婦のダイエットサンダルとか、洗濯機のホコリを取るプカプカとか、、)そういうイメージがある。と言うか、そういうイメージしかない。

しかし、発明の現実と言うのは、ほっっっっっっとんどの発明は、どーーしょーもないモノ。まっっっっっったく実用性のないもの。であったりする。なので、ほとんどの発明は、おそらく、1万の発明があったら、9999は使えない。要するにハズレ。

そう。これってめちゃめちゃ確率の悪い事。

マーケターは数字でビジネスをしている。特にダイレクトレスポンスは数字が全て。数字と確率(このセールスレターを見たら、2%の人が商品を購入する。このランディングページを見たら、1.5%の人がメルマガを購読する)で勝負をしている。

そんな中で、めちゃめちゃ確率の悪い方に、大金を張ったりするのは、優れたマーケターのやる事ではない。メガヒットか倒産か?なんて賭けをするのは、マーケターではない

マーケターはどの方法が一番、当たる確率が高いか?どの言葉がお客の心に響くか?どの方法が一番、お客にとってやりやすか?つまり全ては、どうすればお客が商品を買ってくれる確率が高いか?と言う事を常日頃、考えている。

マーケターは発明しない?

だから、優れたマーケターは発明なんかしない。パクる。上手くいってる方法を、道徳的にパクる。

僕は、自分のオリジナルのセールスレターを書こうなんて思った事は、今まで一度もない。上手くいっているセールスレターから、いかに自分のモノに使える部分や、構成があるか?を見る。そして、それを道徳的にいただく。

3年前に、最初に書いた、レスポンスゴールド(旧トップガンニュースレター)のセールスレターも、一時、会員制のスタンダードっぽくなったけど、オリジナルは僕ではない。ダンケネディだ。
そして、おそらく、ダンケネディも本当の意味でオリジナルではない。その後、メガヒットしたFXのセールスレターも同じ。オリジナルは僕じゃない。

ウェブサイトのデザインや構成を考える時だって、オリジナルのものを作ろうなんて意思はさらさらない。良い所のマネをする。ビジネスの戦略だって同じ。めちゃめちゃ高度な戦略を、発明してそれをブラックオーシャン戦略とか言う名前をつけてそれを実践しようなんてさらさら思わない。上手く行っている他業界の戦略をマネる。ザッツイット。

オリジナリティなんか捨てちまえ!

これはビジネスだ。芸術の世界ではない。ビジネスは、新しいお客をつかまえて、その人たちに優れた商品、サービスを提供するのが目的だ。見込み客や競合に、『おー!この会社のセールスレターすげぇーー!』とか『ここの戦略すばらしい!』と思わせる事ではない。
結果を出す事だ。売上を上げる事だ。利益を出す事だ。顧客と関係を築く事だ。

実際、本当の意味でオリジナルなものなんてない。人間は、社会的な生き物だから、常にお互い影響し合っている。もし、ダイレクトレスポンスマーケティングの知識を深めようと思ったら、ダンケネディやジェイエイブラハム、神田昌典さんや他、何百人もの影響を受けないでいる事はできない。

ちなみに神田さんもダンケネディに影響を受けているし、ダンケネディもジェイエイブラハムに影響を受けているし、ジェイエイブラハムもダンケネディに影響を受けている。そして、ホプキンスはこの全員に大きな影響を与えている。などなど。。。

  • アインシュタインはとてもオリジナルな理論を作ったけど、それだってニュートンがいなかったら、そこまで行く事はできない。
  • ウォーレンバフェットは偉大な投資家だけど、彼の投資法の基礎はほとんどベンジャミングレアムに教わったもの
  • アンソニーロビンスは今、世界最高のコーチと呼ばれているけど、ジムローンの影響を多大に受けている。

我々は常に、巨人の肩の上に立っている。(なので僕は個人的に、自分がオリジナルだとか言う小さい人間が嫌いだ。巨人に敬意を払うべきだと思う。ま、どうでもいい話)

とにかく、、、オリジナリティを捨てよう。発明家になってはいけない。マーケターは、発明品が名誉なわけではない。何人、顧客化したか?何人の顧客と関係を築けたか?が名誉なのだ。

その為には、どうすれば、お客の注意を引くことができるか?どんな商品をお客が求めているか?どんな事にお客は困っているのか?何故、あなたの商品を買ったのか?そこにはどんな動機があったのか?などなど、常に考えよう。

そして、市場で売れている商品、ヒットしている広告キャンペーン、などがあれば、、、それが今お客にヒットしていると言う事。躊躇する事なく、ソレに乗っかろう。あるいは、あなたが競合以上の商品を作れるなら、躊躇する事なく、ソレを作ろう。
これが確率の高い方法だ。そして、これが現実のビジネスだ。

ただし、パクる時は道徳的にね♪

小川忠洋@パクリ屋

PS:そうそう。今日から『実践フリー戦略5つのカギ』と言うビデオコースをやっている。完全無料だから、そっちもチェックしておいたら?https://www.freestrategy.jp/.

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