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顧客リストの選び方の例

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From:ダン・ケネディ

From:ダン・ケネディ

先週、あなたの会社とマーケティング戦略に適した顧客リストをいくつか選択し、その中から最適なリストを選んで購入する、ということについて話してきました。

これから、SRDSのリストをランダムに選びますので、一緒に目を通し、さらに深く理解していきましょう。

ビジネスエグゼクティブのカテゴリー内に、キプリンガー・ワシントン・レターというリストがあります。このニュースレターは、税金・ビジネス・政治を扱っています。このリストには何が書いてあるか、見ていきましょう。

  1. 平均販売単価を「平均」すると68ドルです。
  2. リストの情報源はダイレクトメールです。つまり、すべての購読者をダイレクトメールで獲得しています。他誌に広告を掲載したり、営業担当者が訪問販売して定期購読の契約をしたりする獲得方法ではないということです。
  3. 40万6千人の購読者がいます。
  4. 毎月約1万人のホットライン購読者がいます。
  5. このリストの価格は、1,000人分につき85ドル~95ドルです。購読終了者リストは、1,000人分につきわずか40ドルで入手できます。

リスト業者をご存じでしたら、すぐに電話をかけてみてください。ご存じでなければ、このリストを取り扱う業者に電話で問い合わせ、州または地域を対象としたマーケティングのため、さらなる情報を得てください。

例えば、インディアナ州またはインディアナ州インディアナポリスに住む購読者は何人いるか、知りたいとしましょう。このリストを使うのは誰でしょうか?銀行、株のブローカー、保険代理店、不動産業者、セミナーのマーケターです。

SRDSのリスト一覧をくまなく見れば、あなたのビジネス、製品あるいはサービスに適した見込客が含まれるリストが多いことに驚くことでしょう。

ここで、リストの選択について、かなり高度な方法をお伝えします。非常に複雑で高値がつく不動産の合資会社を売るとしましょう。そのためには、税率区分が高くて信用があるうえに、投資家としてある程度の知識や経験を持つ人たちが必要です。

先ほど話したキプリンガーのリスト、そして金融に関するニュースレターの定期購読者リストを2つか3つ用意します。

これらを統合したり不要部分を削除したりして、あなたの地域で少なくとも2つのニュースレターを定期購読している人たちだけを抽出するのです。

そして、そのリストをクレジットカード所有者のリストと合わせて、統合したり不要部分を削除したりします。

ローカルエリアで行なうと、ほんのわずかな人数に絞り込むことになるので、この方法は費用がかさむかも知れません。

フェニックスのような都市を例にすると、対象者が1,000人にまで絞りこまれ、1人あたり数ドルのリスト獲得コストがかかるかもしれませんが、非常に価値の高い見込客リストを得ることができるでしょう。

ダン・ケネディ

ダン・ケネディは、毎年100万人以上の中小企業、大企業のビジネスオーナーや起業家に影響を与え、世界一多くの億万長者を生みだしている。そんな彼のことを、アメリカで最も億万長者を生んだ人として、「億万長者メーカー」と呼ぶ人もいれば、「21世紀のナポレオンヒル」と呼ぶ人もいる。 「日本一のマーケッター」にも選ばれた神田昌典氏も、彼の著書を監修し、絶賛のコメントを寄せている。

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