FROM：北岡秀紀

今日のこのメールは東京行きの新幹線の中で書いています。
新幹線の中だと相当、集中力があがります。
2時間30分ほどですが、セールスレターを一本書き上げることができるくらいです。
普段は、平均13時間21分かかります（計測してます[笑] ）ので、5分の1になります。

新幹線では、気が散る漫画や雑誌が手元にありません。
ネットもつながりますが事務所なんかと比べれば、異常に遅いのでメールやネットを見る気が起こりません。

なので、寝るか、目の前の仕事をするかしかありません。
そして、私は前日、よく寝ていますから寝るという選択肢は消えるので、仕事をするしかありません。
（逆に寝ていない日は睡眠の時間にあてます。）

また、2時間30分経てば東京に着くという締め切り効果が働くというのもあるでしょう。

でも、新幹線で集中力が恐ろしくあがるのはそれだけが理由ではありません。
もうひとつ重要な理由が・・・新幹線に乗ったら仕事をする、という条件付けができているということです。
なので、不思議な事にあ〜なんとなく気持ちが乗らないな、という時でも、新幹線に乗ってしまえば、仕事がバンバンはかどるのです。

あなたも気持ちがのらない、集中力が出ない、という時はありますよね？
この新幹線＝仕事をする場所、という条件付けを使えば、そんな時でも仕事を無理やり進めることができます。

もちろん、新幹線に乗りましょう、ってことじゃありません。

はかどる場所の作り方

普段、仕事だけをする場所、というのを決めるという方法です。
書斎でも構いませんし、スタバみたいなカフェでも構いません。
で、そしてその場所に行ったら、必ず仕事をします。
それ以外のことはしてはいけません。

もしやる気が失せてきたら・・・その場から即刻立ち去ります。

決めた場所に行って仕事をする。やる気が失せたら去る。
これを繰り返すと、その場所に行く＝仕事をする、という条件付けができてきます。

条件付けができればこちらのもの。
次に、「どうも気が乗らないな」と思ったときに、その場所に行ってください。
そうすると仕事がバンバンはかどるのが実感できるはずです。

経験的に言うと、この条件付けができるようになるのには約3週間かかります。
もし一度でも、その場所で漫画を読んだりゲームをしたり他の事をやってしまうと、またイチからやり直しになってしまうので、注意してください。

でも、その場所で仕事をやる時間は5分でも1時間でも結構です。
なので、3週間連続で続けるといってもそんなに難しいわけではありません。

もし場所が難しければ、この音楽をかけたら、このアロマを焚いたら、みたいに五感を使うという方法もあります。
実際、私は最近、紙コップとコーヒーの混ざった香りをかぐだけでエンジンがかかるようになっています。

さらに応用編

ちなみに・・・
私のこの条件付けのアドバイスを聞いて友人は、もっと工夫しました。

仕事の種類によって場所を変えたのです。
例えば、書き物をするときはスタバ。新しいアイデアを考えるときは、あそこのカフェみたいな具合です。

彼、曰く、相当良いらしいです。
今までアイデアがなかなか思い浮かばなかったけれど、その場所にいくと、どんどんひらめく、とのこと。
「特に奥から何番目の席が良くて・・・」まで言い始めて、若干危ない人になっているくらいです。

一種の自己暗示だと思いますが、ここにいけば仕事がはかどる、アイデアが出てくる、という自分なりの確信を持っていることほど強いものはありません。

ぜひあなたなりの仕事場、作ってみてください。