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新店オープンに飾られた花の真実…

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From:藤岡将貴

先日、奥さんの友達が新しくお好み焼き屋をオープンするということで、お呼ばれしました。僕ら夫婦が呼ばれたのは、オープン1日前。料理の感想と価格が妥当かどうかの意見を聞きたいから、ということで、ドリンク代だけで料理は無料でいいですよ、と。完全に断れないオファーでしたので(笑)、仕事を早々に切り上げて淀屋橋のお店にお邪魔しました。

淀屋橋というところはオフィス街らしく、サラリーマンの方が一軒目に来てもらうことを想定しているとのこと。僕の印象としては、お好み焼き屋とは思えない小ぎれいな店内で、お好み焼き自体も、ボリューム感というよりも、見た目が上品な感じでした。味もめちゃ美味しくて、お酒と合わせて料理を堪能したい僕ら夫婦にとっては、最高のお店でした。店内はカウンターのみの数席でしたので、カップルとか大事な人を連れていくお店というポジショニングで、もう少し価格を上げてもいいんじゃないかな、と勝手に思ったりして。

22時過ぎ、一通りたらふくご馳走になって、店主と談笑している時に、店頭に飾ってあるたくさんの花の話題になりました。

それがこの写真なんですが、こういう花は新店オープンや改装オープンのお店でよく見かけますよね?(ちなみに、花の種類にもよりますが、1段で1万円、2段だと2万円くらいらしく、思っていたよりも安いな、と)これだけ数が集まっていると、結構インパクトがありますよね?「お!あそこになにかお店が新しくオープンしたっぽいな!」と注目を集めるには十分でしょう。

この開店オープンの花について、この店主から1つ面白い話を聞きました。というのは、この花を見れば、このお店がどれだけ注目されているかがわかる、というんです。さて、なんでしょうか?

花の種類?
花の数?
送り主の名前?
花の色?

正解は、、、

花がどれだけ抜かれているか?なんですって。それがそのお店がどれだけ認知されているか?どれだけ注目されているか?を表す、1つのバロメーターというんです。普通、花を抜くのには罪悪感がありますよね?でも、お店としては、花はどんどん持っていってくれた方がありがたいらしいです。ただ、プレオープンなどで、大事な人が集まるまでは綺麗な状態で残して置いて欲しい場合もあるらしく、その場合は「◯月◯日までは抜かないでね」と書いておくらしいです。そう言われて、たしかに僕もそんな張り紙が店頭に貼ってあるお店を見たことがあったのを思い出しました。

奥さんと2人で声を揃えて「へー」。僕たちはそんなことはまったく知りませんでした。あなたもそうじゃありませんか?店主が言うには、このことを知っているのは花屋くらいじゃないか、と。あとはたぶん、同業の人や自分のお店を持っている人も注目して見ているかもしれません。

これ、いわゆる「社会的証明」というものです。「みんなが花を抜いていく→注目されているお店」という図式で、「花がどれだけ抜かれているかが、そのお店の注目度を表す」ということですね。

wikipediaによると社会的証明とは「他人の行為や大々的に報じられた情報などによって、その後の私たちの行動や判断が影響を受けてしまう人間の心理的原理」とあります。つまり、社会的証明は、集客や販売に使えば、あなたのお店や商品を選んでもらいやすくなるもの、ということなんです。

ただ、この場合の社会的証明は残念なことに、集客につながることはありません。なぜかというと、みんなそんなことは知らないからです(たぶん)。だから、花が抜かれている様子を見て、「お!このお店、めちゃ注目されてるじゃん!行ってみよう!」とはならないですよね?(笑)どちらかというとしょぼい印象を与えてしまうでしょう。

集客や売上に役立つ社会的証明とは?

でも、集客や売上に役立つ社会的証明、というものもあります。いくつか例を挙げると、例えば、お店の前の行列、店内に飾られた芸能人の色紙、アマゾンなどの星の数、購入したお客さんのレビューなどがそうです。要するに、たくさんの人が来店してくれたこと、たくさんの人が商品に満足してくれたこと、たくさんの人に役立ったことを証明するもの、ですね。

ちなみに、お笑い番組やトーク番組で、カメラの写っていないところから笑い声が聞こえたりすることありますよね?あれも一種の社会的証明です(みんな笑ってる→面白い→見よう)。他にも、「赤信号、みんなで渡れば怖くない」も社会的証明ですね。僕は大阪に来てから完全にこの社会的証明で赤信号を守らなくなってしまいました(大阪すべてがそう、というわけではありませんので^^;)。

この社会的証明は、セールスにすごく大きな影響を与えます。たしか何かの本で、特に日本人は自分の決断で物事を決められない、他人の行動に左右される、という話を聞いたこともありますので。さて、あなたのビジネスでは、どんな社会的証明が使えるでしょうか?

-藤岡将貴

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藤岡 将貴

大学卒業後12年間、システム・エンジニアとして自社開発プログラムの企画・開発に従事。その中で、いかにして商品を売るかを模索してきた中で、セールスライティングの技術にその可能性を感じ、【ザ・レスポンス】の「12週間セールスライティング通信講座」でセールスライティングを学び始める。その後、2013年に第1期メンバーとして参加した「セールスライター養成講座アプレンティス」をキッカケに、翌2014年にダイレクト出版に入社。寺本隆裕の監訳本のPPC広告担当を経て、現在は、ダイレクトメールの企画・作成を主に、プロモーションの企画とセールスライティングを担当。

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