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Webマーケティングの極意

2017.5.10 | ,
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From:中谷佳正

先日、久しぶりに友人とゴルフに行きました。

その友人とはもう十数年の付き合いになりますが、出会った頃はまだお互いにイマイチの成果しか出せていませんでした、、、彼はマンションの1室で住宅兼事務所としてアパレルの通販会社を立ち上げていました。飲みに行く場所も大阪の京橋という場所などで、東京でいうところの新橋みたいな場所で1人数千円で飲んで遊んでいた仲でした。今、彼はメンズアパレルの通販会社でトップクラスの会社を作り上げました。年商も数十億の会社に。

僕の周りには実はこういう0から起業して継続的に成果を出し続けている人達が結構たくさんいるんです。20代で起業して30代後半を迎える僕の友人たちの中でも、長期的に稼ぎ続け、人もどんどん周りに集まってくる人に共通している部分があることに気づきました。成果がなかなか出せないという起業家や一度は成果は上げれたけどすぐに下がってしまった毛起業家にはあまり感じないこと。逆に、僕たちの業界や若い起業家でこれができていないのが多いのも事実。。。

それが何かというと・・・

うまくいく人は心配りができる

このアパレル会社の経営者の周りには人がどんどん寄ってきていて、その人脈を使い、ネット通販以外のビジネスも数多く展開していてどの事業もかなりの収益を生み出している。その他の起業家でも、コンテンツビジネスの起業家や投資関係をしている友人もいます。

コンテンツビジネスとか投資と聞くと、ちょっとドライだったり、コミュニケーションが一方的な印象がある人も多いかもしれません。。。これは営業畑出身の僕の勝手な決めつけかもしれませんが、少なくとも僕はそう思っていました。継続的に稼ぎ続けていて、人もどんどん周りに集まってきている僕の友人のような彼らに共通している事が、、、心配りができるということ。

彼らは、手紙や贈り物を送ってくれます。もちろん自筆の手紙を添えてです。。。これはコミュニケーション術とかでもよく取り上げられているようなことだと思いますが、実際にできる人は少ない。でも、そんなことをされたら、例え彼らがビジネスマンとしてうまくいかなくなったとしても、僕は友人としてずっと付き合っていけると思います。

彼らの心配りは、それだけ僕の心に響きますし、とても嬉しいことだから。。。手紙や贈り物じゃなく、会って食事をしている時もとても楽しく、いつも気配りをしてくる友人も数多くいます。。。そんな心配りができる彼らがビジネスマンとしてうまくいかなくなるなんてことは、まったくイメージできませんけど(笑)

心配りへの返報性

世界的に評価されている名著、影響力の武器を書いたロバート・チャルディーニ博士は、その書籍の中で他人に影響力を与える武器の1つに返報性を挙げています。これはわかりやすく言うと、人は他人に対して恩義を感じるということ。。。つまり、何かしてもらったらお返しに何かしてあげたいと思いがちだってこと。

例えばさっきの話でいうと、贈り物や手紙をくれたり居心地のいい場所を提供してもらえると、やっぱり僕も人間なので何かお返しをしたいと感じる。しかも、それが手間暇をかけて自筆で書いた手紙だったりしたらなおさらです。。。要するに、これが返報性。

で、この事実をもっと抽象的に言うなら、誰かに心配りをするということは、その心配りに対する返報性が働くってことでもあるって話。それが、本当に真心を込めたものだったりしたら、その分だけ大きな返報性が働く可能性があります。

心配りこそがマーケティングの極意

だとすると、この心配りというのが、実はマーケティングの極意ではないかなと。僕たち日本人がやっているものづくりというのは、正にこの心配りの結晶なんじゃないかな、、、お客さんのことを思って、製品の品質をより使いやすく極めていく。それは製品だけじゃなくてサービスにも表れていて、お客さんに対するおもてなしの心、そういう心配りについては、世界に通じる価値でもあると思います。

そうやって心配りをした製品やサービスを提供している日本がどうなのか?というと、戦後、類を見ない発展を遂げて、今でも世界第三位の経済大国となってるわけです。それは、きっと心配りができていた日本人によるマーケティングの成果なんじゃないかと僕は感じますが、あなたはどう感じますか?

心配りをホームページにも

最近、僕が特に感じていること、、、それはホームページにもっと心が必要なんじゃないかってこと。デジタルな無機質な存在なので、何を言ってるんだと言われそうですけど、そんなことはない!と声を大にして言いたい。なぜなら、最近ホームページ制作をやってると、「思い」を伝えることを重視した方がうまくいくんんじゃないかと。

経営者の思いとか、従業員の思いとか、そのビジネスに対するお客さんの感謝の思いとか、、、そういう心の部分にフォーカスしてホームページを作った場合の方が圧倒的な成果を出しています。つまり、商品を提供する側の心配りを上手に表すことができていると、、、うまくいく。

セールスライティングを学んでいる人ならわかると思いますが、これは人の感情を動かすからなんだと。人は感情によって動く生き物なので、心配りによって心が動かされる、、、と。

ということで、Webマーケティングの極意というのは、心配りにあるんじゃないか、というのが、、、今日の着地点(笑)お客さんのことを思っていること、世の中のことを思っていること、その気持ちをホームページなんかでもっと発信してもらいたいなと思います。なかなか、こういうことは恥ずかしいかもしれないですけど、言葉にしないと伝わらないものです。だから、そんな発信をすることが、お客さんに対する最初の心配りになるかもしれません。。。

あなたはホームページで心配りができてますか?

-中谷佳正

P.S.コピーとかマーケティングのスキルはとかないという人も多いですが、僕の目から見ればもう既にそのスキルを持っているビジネスマンがほとんど、、、自信を持って実践してくださいね。。。

中谷 佳正

Web制作会社 有限会社WINKSの代表。独自の手法で売上を上げるホームページを作る方法を確立し、いままで630社以上のWeb制作、運営に関わる。現在は、Web制作会社の経営と、同業社向けに売れるホームページを作るための中谷塾を運営、人気を博している。リッチ・シェフレンのナビゲーターでもある。

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