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アホタレの広告代理店

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From:中谷佳正

最近。
クライアント先とのミーティングで広告代理店の方と会う機会が増えているんですが、、、
結論から先にお話ししておくと、めっちゃ適当な人が多すぎる・・・
もちろんちゃんとクライアントのことを考えている広告代理店の経営者や友人もいますが、、、おそらくちゃんと出来る人は一部じゃないかと感じています。
こんな事を書くと広告代理店を敵に回しそうですが、これを読んでる広告代理店の人は、ちゃんとしている人たちなんでその人たちの事じゃないので安心してください(笑)

僕の会社がWEB制作を請け負っているので、作ったホームページにアクセス数を増やす方法を打ち合わせするってことで、話を聞くことになるんですが、、、色々と違和感を覚えることが多いですね。恐らく広告代理店の方は僕のことなんて知らないと思うので、クライアントに対して適当にそれっぽく色々とコメントしてるんだと思いますが、、、

あなたにこの内容を読んでもらって、変な輩にお金を奪われないようにしてもらえたら嬉しい。。。なぜなら…

結果の数字だけを持ってくる

「先月の数字はこんな感じです。」
広告レポートか何か知らないですけど、A3の用紙にずらーっと並べられている数字やグラフを見せられて、CPAはいくらでした、CTRはいくらでした、コンバージョン数はいくらでしたってだけ言ってくる、、、なんかそれっぽい感じで。

・・・で?

ですよ(笑)正直、そんなもんはメールで送ってくれたら済むだけの話で、ミーティングの場に必要なのは、それよりも前の話やろーって思う。どんなプロセスを経てその数字になったのかということが知りたい訳ですよ。管理してる内容を説明しないでどうするの?って。
この広告とこの広告でABテストを行った結果、こっちの方が成果が出たので、今度は別の広告とABテストで競わせてみますねとか、そういう話が聞きたい。そうじゃないと、僕達もホームページの何を改善していけば良いかが分からない。。。クライアントの成果を出すために一緒にやっていかないといけないのに、ただ結果の数字の報告だけされても、何の手のうちようもないですね。

メッセージを無視してる

もっとひどいのは、広告を制作する際にホームページに書かれているセールスコピーのメッセージを無視してるパターン。。。例えば、バナーを作るにしてもヘッドラインを入れないとか、店や会社のロゴだけで作るとか、奇をてらったものにするとか、、、アホタレのすることです(笑)おそらくHPやLPで書かれているセールスコピーを読み込むって事なんてしてないんでしょう。だから、的はずれなアクセスをホームページに流すことになって、結果として数字が上がらないってことになります。僕達がどんなに正しいメッセージを用意していたとしても、その前の段階の広告で正しいメッセージを発信してなかったら、適切な見込み客が来るわけがないので、商品が売れるわけがないって話。

ペルソナを理解できてない

「○○のセグメントのユーザーからの成果が多いですね。」とか言ってるけど、そのセグメントに向けて作ったページですから(笑)訴求もそのセグメントのユーザーをペルソナにして書いてるんだから当たり前。。。ちゃんと打ち合わせで自分が話したいことだけ話して、ヒアリングしないからそんな事になんねーーーん!!
広告出稿しているセグメントがよく分からない人もいますね。例えば、ビジネスの資格取得の為の広告を出すときに、ダンスとかカルチャースクールのセグメントに出す・・・「30歳の女性」のような条件的にみたデモグラフィックデータだけに引っ張られすぎた施策をしてくる。何となく似てるところ攻めてるだけだと思うんですが。その考え方ではなく、セースルメッセージをちゃんと読んでサイコグラフィックデータを反映しろよな〜ってなる。。。つまり、ビジネスの資格取得をしようとしてるってことは、何かしら今の仕事に不満があるとか、次の仕事に活かしたいって可能性が高いんだから、出すべきセグメントは転職とかそっちの方でしょって話。むしろ、カルチャースクールに通ってるような人達は、ビジネス的にも充実してると思いますし、逆に仕事をしなくて良いぐらい余裕がある生活を送ってる可能性もあります。もちろん、これは一概に言えないのでテストは必要なんですけどね。。。

ていうか、それを考えるのが広告代理店の仕事じゃないの?と思う訳ですね・・・クライアントのコーチングをしてるんだか、広告代理店のコンサルをしてるんだか、、、と僕の仕事がまた増えるわけですね(笑)

セールスコピーを理解している会社を選ぼう

こういった仕事が雑な広告代理店に引っかからないようにするためには、セールスコピーを理解している会社を選ぶ必要があります。それはもちろん経営者が理解してるかどうかだけじゃなくて、現場の担当者もセールスコピーの基礎的な知識を理解できているところの方がいいですね。厳しい言い方をするとセールスコピーの書き方を理解できていないのに、どうやってバナーとか広告文とかを作るんだって話なんですけど。。。でも、セールスコピーを理解していない広告代理店は、ものすごく多いので気をつけてください。

あなたがもし広告代理店を選ぶのなら、必ずセールスコピーを理解している会社を選ぶようにしてください。ちゃんとした広告代理店は少ないですが、必ず存在はしています。無駄に広告管理費という名目で、謎のコストを奪われることにならないように、注意深く探してみてください。

P.S.
セールスコピーを理解している会社を選ぶためにも、あなた自身がセールスコピーを理解しておくというのは非常に重要、、、それを学べる機会が偶然ですがあります(笑)

中谷 佳正

Web制作会社 有限会社WINKSの代表。独自の手法で売上を上げるホームページを作る方法を確立し、いままで630社以上のWeb制作、運営に関わる。現在は、Web制作会社の経営と、同業社向けに売れるホームページを作るための中谷塾を運営、人気を博している。リッチ・シェフレンのナビゲーターでもある。

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