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号泣「幼稚園に行きたくない…」

2016.7.5 | ,
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From:山田光彦

「こんなお弁当、イヤ……幼稚園行かない。。。(泣)」

泣きながら、お弁当に文句を言っているのは、4才になる長男。
朝食代わりにコーヒーを飲んでいる僕のすぐ横で、長男と母親が朝っぱらからモメています。

長男「イヤだ、、、」
母親「もう幼稚園の時間だから、用意しよう」
長男「幼稚園いかない…」
母親「なんでイヤなの?」
長男「お弁当、いつものがいい・・・」
母親「せっかく新幹線のおにぎりを作ったのに、なんでイヤなの??」
長男「いやだ、、、」
母親「早くいこうよ」
長男「イヤ!(泣)」


朝から「あーだこーだ」と、2人が言い合っているのは、そんなに珍しいことでもありませんw
なので、モメている2人を横目に、僕はコーヒー片手に、ゆっくりとくつろいでいました。(こんなことをブログで公開したら、嫁に後でなんか言われるかもしれませんが、まあいいかw)

ちなみに、僕は家事がまったくできないので、いわゆる育メンとはまったく縁のない存在です。たとえば、結婚式の衣装合わせの時、嫁が衣装合わせをしている時間は暇だからという理由でケネディの本を持って行って熟読していました。しかも、嫁の衣装をロクに確認せず「いいんじゃない?」を連発する、、、などのエピソードをたくさん持っています。なので、【ザ・レスポンス】の女性メンバーには『あなたとは結婚したくない』とよく言われる始末です。(でも『オレも結婚したくないから大丈夫』と伝えているので、安心して下さいw)

いきなり話がそれてしまいましたが、、、
長男と母親が朝からモメているのを横目で見ていたとき、ちょっと不思議に思ったんです。

というのも、長男はお弁当に入っている新幹線の形をしたおにぎりがイヤな様子。新幹線型のおにぎりを普通のおにぎりに取り替えてくれないと、幼稚園に行かないと言っているようでした。

でも、長男は、電車が大好き。新幹線のおもちゃでいつも遊んでいます。しかも、お弁当箱やお箸は新幹線や電車の形をしたものを幼稚園に持って行っています。かばんにもキーホルダー的な感じで、電車のおもちゃをぶら下げているんです。

なのに、なんで新幹線のおにぎりだけはこんなに嫌がるんだろう、、、と不思議に思ったんです。そこで、僕は長男にこんなことを言ってみました。

「新幹線のおにぎりを◯◯君や△△ちゃんが見たら、『僕もほしい~』って言うと思うよ」

そう言ったら、長男は一瞬ハッとした顔をして、しばらくしたら泣き止みました。そして、少し間を置いてから「新幹線のおにぎり持っていく?」と聞いたら「うん」と言って、幼稚園に出かけて行ったんです。

ひとこと言っただけで、嫌がっていた長男が、素直に幼稚園に行った姿を見て「他人の目」を気にしているのは、子供も大人も同じだな、と。長男にとって、一番気になる他人の目は、同じ幼稚園の子供たちや先生だったんでしょう。なので、僕の一言を聞いただけで素直に幼稚園に行きました。

大人ならもうちょっと複雑かもしれませんが、基本的には同じ。たとえば、車のBMWも安い車よりは乗り心地よかったり、安全性が高かったりするかもしれません。ですが「◯◯さん、めちゃカッコイイ車乗ってますね。僕も欲しかったんですよ~」と言われる(もしくは、心の中でそう思われていると想像する)ことに比べると大したことではないんじゃないでしょうか。大きな家や庭、豪華な家具。ブランド品などなど、、、他人からよく見られたい。そんな気持ちが購入の背中を押している商品はたくさんあります。

逆に、他人から悪く思われたくない。そんな気持ちも強いパワーを持っています。

ちょっと変わった例を思いついたので、中学生ぐらいの気持ちになって読んでほしいのですが「エロ本を買った帰りに『今交通事故に遭ったら、エロ本を買ったことがバレるな。新聞に載るかも』」みたいなアホなことを考えたことがあるのは、男性なら僕だけではないはずですw
これも「エロ本を買ったことを誰にも知られたくない」という意味で他人の目を意識していますよね。

女性なら、たぶん「ショボイ下着を着ている時に、交通事故に遭ったら、、、しかも、イケメンの医者に診てもらうことになったら、、、」みたいな感じだと思うんですが、、、違うかもしれませんw

他人からどう思われているか?

これはかなり強烈なパワーを持っていますし、今話したようにビジネスでも本当によく使われています。しかも、アイデア次第で誰でも使うことができるものです。

たとえば、飲食店。

お得意様に超特別待遇をすれば、お得意様が特別待遇を受けている自分の姿を、知り合いに見せたい。そう思うのは自然な欲求です。そうなれば、お得意様はたくさん知り合いを次々とお店へ連れて来てくれるようになるかもしれません。そして、知り合いの中から新しいお得意様ができる、なんてことになっても不思議ではないでしょう。

あなたが、あなたの顧客が持っている「他人からよく見られたい」という気持ちを満足させるなら、、、
どんな方法があるでしょうか?

あなたがどんなビジネスをやっていても、この気持ちはとても強烈なパワーを持っているので、一度、考えて見る価値はあると思いますよ。

山田 光彦

【ザ・レスポンス】の責任者兼チーフ・セールスライター。以前は、司法書士として事業をやっていたが、顧客を集める重要性を痛感し、セールスライターへ転身。現在、ダイレクト出版のマーケティング部門の事業部長を務める。

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