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夢を叶える人、叶えられない人

2013.9.27 | ,
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From:北岡秀紀

From:北岡秀紀

『小さくても仕組みでガンガン売れる会社のつくり方』
『96%の人がやってないない常識破りの仕事術』
と2冊の著書を出してから、「どうやったら出版できるんですか?」という質問をやたらといただくようになりました。

「出版したければ、誰でも出版できる」というのが実際、出版してみての印象です。

実際は「誰でも」というのは語弊がありますが、少なくとも7、8年以上も社長をしていれば、自社の商品・サービスの周り、もしくは業界について言いたいことも、言うべきこともたくさんあるはずです。
そう考えれば、本の一冊や二冊は書けるネタはあるはずです。

出版社側も新人の著者は絶えず探しています。
編集の方に「誰かいい人いないですか?」ということは、しょっちゅう聞かれます。

また、以前と比べれば出版するハードルも下がったのも事実なようです。
ですから「出版したい」と本当に思って行動に移せば、出版をすること自体はそんなに難しいことではありません。

「私ができたから、あなたにもできる!」とアホな情報商材の売り文句ではなく、客観的に分析して、です。
実際、起業1年半くらいで、実績という実績がそれほどないコンサルタントが出版できた事例も知っています。

出版できる人とできない人の違い

私に「どうやれば出版できるか」と質問してきた方も含め、出版したいと思っている人はたくさんいます。
でも、その数と比べて、実際に出版できる人は圧倒的に少ない。
それはなぜでしょうか。

それは、そのための小さな行動を起こしているかどうか。
それに尽きます。

例えば、私自身、出版の企画書は起業して3年目くらいからいくつも作っていました。
決まったフォーマットとかではなく、タイトル案と目次とターゲット読者みたいなものを書いたシンプルなものでした。
結局1冊目の本は、それらの企画書のひとつをブラッシュアップしたものです。
出版関連の方にお会いしたときに、パっとお見せしたら「これいいですね」となり、出版までこぎ着けることができました。
(結果として、書籍の内容自体は、その企画書とは全く離れたものになりましたが。)

もし私が企画書を作っていなければ、少なくともまだ出版できていなかったでしょう。

出版されている著者と会う機会も増え、その方達のはじめての出版のときのエピソードを聞も聞くわけですが、やっぱり何らかの行動を取っています。

私のように企画書を書いていたという人もいれば、1日1時間、原稿を書く時間を作って、書き溜めていたという人もいました。
また、出版されそうなテーマでブログを複数作って毎日更新していた人もいれば、編集の人の目に留まるように著者のブログや書評のブログにコメントしまくっていたという人もいました。

勉強すれば何とかなる?

と、こんな風に言うと「私は勉強している」みたいなことを言う人がいます。
出版セミナーなるものも世の中にはありますし、かなり大盛況なようです。

そして、そのセミナーから実際出版した方というのもいました。

でも、こう言っちゃなんですが、出版セミナーのおかげで出版できたというよりは、本人が出版のための行動を取っていて、最後のダメ押しがセミナーだったみたいな感じが多いようです。
もしくはそこでエンジンがかかって、という人です。

いずれにせよ何らかの具体的な行動を取っていた人が、出版という夢(というほどスゴイもんじゃないですが)を叶えています。
勉強しかしていない人は、まだ、お金を払う側のままです。

運を掴める人、掴めない人

もちろん小さな行動を取ったら全員、夢は叶う、なんて甘いことを言うつもりはありません。
実力だけじゃなく運もタイミングもあることですから、それはわかりません。
しかし、少なくとも準備をして何らかの行動を取った人だけが、その運やタイミングも掴めることは間違いありません。

何をしたらいいかわからない、と思うかもしれません。
でも、最近はネットで調べれば、大抵のことはわかります。
ですから、まずはその「夢について調べる」というところからはじめて、出来そうなところから手をつけていけばいいわけです。

別にイキナリ出版社の門を叩く必要はありません。
できるところから、手を付けていけば良いのです。
もちろんショートカットの方法を考えることも重要ですし、それを推奨はしますが、それはまた別の話です。

あなたは夢のために、今、何をしていますか?

北岡 秀紀

マーケティングコンサルタントであり、コンサルタントを指導するコンサルタントでもある。これまで約900以上のクライアントのコンサルティングを実施し、数々の店・中小企業・オンラインショップの売上改善を果たす。その成功率は91.7%を誇る。(2011年10月現在)単に机上の空論ではなく、「自身で実証済みのノウハウだけを伝える」ことを信条としている。年商1億円を突破したい社長向けの情報サイト『オクゴエ!』を主宰。また、自身のノウハウを受け継ぐコンサルタントを育てるプログラムを主催しており、一人あたりの参加費は350万円という超高額にも関わらず、申込が殺到。参加希望者の77%以上を断っている。

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