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売上を増やす新しい秘訣

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From:寺本隆裕

この秘訣は、最近セールスレターのライティングの仕事をしているときに見つけた、とても素晴らしい秘訣。でもこの話は、セールスレターを書くときだけじゃなく、全ての人に使える方法です。

今回取り組んでいるセールスレターは、久々の大物。というと大げさかもしれませんが、リサーチにそこそこ時間のかかるもの、だったのです。

セールスレターを書くときには、「よし、書くぞ!」と気合いを入れて、スタバに行って、ノートパソコンや白紙の紙を開き、書き始める。というわけではありません。

コピーライティングの仕事は、まず、コピーに「何を書くべきか」を調べるところから始まります。これはどんな商品なのか?これを買う人は普段、どんなものを買っているのか?今までにどんなものを買ったことがあるのか?なぜ、それで彼らは満足いく結果が出なかったのか?類似の商品にはどんなものがあるのか?そのマーケットでは今、どんなものが流行しているのか?

などなど、、、まずは「書くべきこと」を調べて=リサーチして、それをどう組み立てるか?という流れになるわけです。

僕がコピーを書くときに、リサーチの前に必ずやる事があります。それが、時間の見積もりです。

チームでプロジェクトを行う場合は、事前に計画を立てて、誰がいつまでに何をするか。それぞれの作業にはどれくらいの時間がかかるのか?プロジェクトは、いつ、リリースするのか?

というのを決めますよね?

コピーライティングの場合は「一人プロジェクト」になりますが、考え方はこれと全く同じ。(どうしても、コピーライティングのように一人でやるプロジェクトは、計画の見積もりが甘くなってしまいますが・・・)

まず、そのコピーを仕上げるために必要な「工程」をばらします。商品のリサーチ。見込み顧客のリサーチ。ヘッドラインのライティング。。。などなど、作業の工程をすべて洗い出します。

そして、すべての作業項目を付箋紙に書き出し、付箋紙にかかる時間を「分」で書き込みます。

最終的に、いつ、そのコピーが必要なのか?から逆算し、それぞれの作業を、いつ、やるか。というのを調べていきます。そうすると、毎日、何時から何時まで、何をする、というのが明確になります。

あとはそれをひたすら実行していく。

これが、もっとも効率のいい進め方です。

今回見積もると、「商品のリサーチ」にかなりの時間が取られることがわかったのです。コピー作成にかかる全時間が、今回見積もりで42時間。そのうち、商品そのもののリサーチにかかる時間だけで、21時間も占めていたのです。

というのも、今回コピーを書く商品は、1時間のDVDが14枚の商品。つまり、見るだけで14時間かかるからです。

DVDを見ただけでリサーチが完了するのではありません。DVDを見ながらメモを取り、そこからベネフィットを洗い出していく作業(見積もり時間7時間)までやって、商品のリサーチが完了です。つまり合計21時間です。

DVDの内容はとても面白く、勉強にもなるのですが、とにかく「長い」。でも、商品の内容を知らずにコピーを書くわけにはいかないので、絶対に手を抜いてはいけない。

仕方なく、立てた計画通りスタートすることにしました。

発見!

そんなとき、ふと、あるアイディアが頭に浮かんだのです。

「このDVD、倍速再生したらどうやろう?」

マックでDVDを見ていた僕は、早速グーグルで倍速再生ソフトを検索してダウンロード。インストールしてみると・・・

「うお!早い!」

そう。DVDは倍速で再生しても内容を理解することができたのです。もちろん、メモもきちんと取れました。つまり、DVDを見ないといけない14時間を、倍速再生することによって、7時間に短縮することができたのです!

当然、きれいに7時間短縮、というわけではありません。実質は5時間くらいかもしれないのです。でも、5時間の時間短縮。これはかなりの時間節約になります。

DVDの倍速再生なんて、使っている人は当たり前に使っているソフトでしょう。僕もオーディオセミナーを聞くときには、倍速(高速?)再生を当たり前に使っています。でも、今回のDVDのリサーチでそれを使えばいいということは、最初の段階では気づきませんでした。

小さいビジネスが売上を増やす方法

最近、小さなビジネスの成功要因について、色んな人の意見を聞いていますが、共通する意見。あるいは、ここに帰着するなーという意見があります。

中小企業が売上を増やす秘訣。それは、

「いっぱい働くこと」

だと。もちろん、そこに効率の良さとか、「それは、本当にやるべきことか?」などの議論はあります。でも、「人よりもいっぱい、一生懸命働くこと」が、小さいビジネスの成功をもたらすという意見そのものに、反対する人はほとんどいないのではないでしょうか?

「いっぱい働くには?」

もちろん、1日の労働時間を増やすという選択もあるでしょう。

でも、「いっぱい働く」という意味の本質は、闇雲に長時間働く、ということではありませんよね。長時間働くのではなく、「やる事リスト」を次々に完了させていくこと、ということなんじゃないかな、と僕は思うのです。

つまり、1日15時間働く。というのではなく、

作業A作業B作業C作業D

があった場合、その項目をいかにたくさん実行していくか、ということなんじゃないかと思うわけです。

上の4つの作業がそれぞれ4時間かかるとして、4つ実行すると16時間かかります。16時間働けば、4つの作業を完了できる、とします。でももし、これらの作業を1つあたり3時間で完了できる方法を見つけたのだとしたら、、、12時間で4つの作業を完了できることになります。

短縮できた時間の分だけ、早く家に帰るということもできますし、もうひとつ、作業Eをやることもできます。

特に、売り上げをあげる、ということを考えたとき、ひとつひとつの作業やプロジェクトやアイディアは、売上を上げる「可能性」に過ぎません。失敗することも成功することも混ざっているわけです。でも、たくさん実行することで、成功する「回数」は増えます。だから、いっぱい働いて、いっぱい実行することが、結果的に売上アップにつながるのです。

時間を作り出すための時間の使い方

もしあなたが、時間を大事にしたいビジネスマンなら、少し立ち止まって、「将来の時間を増やすために、今の時間を投資する」ということを考えてみたらどうでしょうか?

「DVDの倍速再生ソフト」を探してインストールする作業に、僕は15分間を投資しました。その15分間は、このプロジェクト内だけでも、5時間のリターンをもたらしてくれました。更にこの「時間短縮」は、今後半永久的に使えます。なので将来的には何十時間、何百時間分もの時間を作り出したことになります。

倍速ソフトはとても簡単な例ですが、たとえば

・手順書を作成する
・チェックリストを作成する
・ブラインドタッチを習得する
・将来の成果を上げるために、勉強する
・自分よりももっとうまくやってくれる業者を探す

などなど、将来の時間を増やすために、今時間を投資できるものはたくさんあるんじゃないでしょうか?

「どのようにすれば、もっとたくさんのことを実行できるようになるだろうか?」「どのようにすれば、今のこの作業を、素早く完了できるようになるだろうか?」

一度考えてみてはいかがでしょうか?

fasdf

寺本 隆裕

ダイレクト出版取締役。セールスライター兼マーケター。クライアントのためにセールスライティングを請け負う場合、プロジェクト1件で、一流企業のエリートサラリーマンの年収を軽く超える額をチャージ。さらにそこから売上からのロイヤリティがかかる。これほど日本で最高クラスの料金設定にもかかわらず「書いてください」という人が後を絶たない。著書には『ウェブセールスライティング習得ハンドブック』『ダン・ケネディから学ぶ「稼ぐ社長」の作り方』(集英社)がある。

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