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起業の間違いtop3

2012.4.19 | ,
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From:小川忠洋

From:小川忠洋 ダイレクト出版

東京へ向かう新幹線から、、、

「オレが起業したころって、どんなんだっけな、、、」起業に関する通信講座が出たというので、フト思いを巡らせた…

僕が起業したのは、実は学生のころである。確か24歳だったと思う。ネットワークビジネスに夢中になって、大学を休学し、ダブってパチンコ屋でバイトをしていた、、、その頃である(笑)なので、こう見えても社長歴は今年で12年目になる。

起業した理由はとても簡単で、就職のしかたが分からなかったから。と言うか、「会社に就職」というイメージがまるでなかった。と言うのも、僕は、子供の頃に抱いた夢があった。物理学者になろうという夢である。いとこのオッチャンがニュートンとか読んでて、天体好きだったので、そこから影響を受けて、アインシュタインの話とかに憧れた。

物理学者の夢は、途絶えたが、そもそも、なぜ学者になんかなろうと思ったのか、、、別の動機があることを思い出した…

と言うのも、僕は「定年」というコンセプトが大ッキライだったのだ。60歳で定年して、仕事を辞めてしまう。。。あんな風にはなりたくないなと思った。どうせなら、死ぬまで働いて、何かを残したいなと、、、(多分、親父が経営者だった影響もある)

そこで、定年のない職種って何だろうか、、、と考えた時、その頃(中学の頃)思い浮かんだのが、学者だったわけだ。そーいや学者はずっと研究してるんだから、死ぬまで定年がないんじゃないか、、、

そんな思いがあって、学者を目指した。

大学に入って、僕の甘い考えは簡単に打ち砕かれるわけだが、起業したのは、そういう考えが、、考えと言うよりも価値観があったからとても自然な選択肢だった。(もちろん、ダブっていたので周りに同級生の友達がいなく、就職情報などが一切入ってこなかったのもある)

起業する人にとって今はとても恵まれていると思う。

当時は会社を作るのには資本金も必要だった。有限会社で300万、株式会社で1000万。そんな金、若い学生にあるわけない。だから、若い人が起業をするなんてのは、非常に難しいチャレンジだったわけだ。。。

僕の場合は、どうしたかといえば、あんまり、公の場所で話すような話でもなくなってしまう。まあ、その頃、新大阪あたりのあやしーーーマンションの一角には、あやしーー人達がいて、いろいろな事を融通してくれたぁーーー的な話である。皆まで聞くな。

今から振り返ると、超あぶねぇ~世界である。オススメはできない。ま、今は資本金なんかいらないからオススメする必要もないが。

それから10年間くらい、いろいろな間違いをしてきた。その中でもこれは、、、というモノをいくつか紹介しておく。

起業する時に絶対にやってはいけないこと Top.3

1.友達と一緒にはじめる

これ、起業でも会社運営でもある最大の間違い。おそらく、最初は寂しかったり、怖かったりするから、友達と始めたいと言う気持ちは分かる。実際、僕も最初は、友達3人で始めた。それぞれが対等な状態で。

これをやると必ず、友達関係は崩れる。そして、会社もボロボロになる。1度で2つ苦しいという、一石二鳥の逆である。

仲良しでいられるのは、ビジネスがうまくいってない時だけだ。起動に乗り出したら、必ずモメる。約束してもいい。必ずモメる。まずは、お互いに、あいつは仕事してないのに、、、みたいな気持ちが芽生える。そして、報酬の配分の仕方が気に入らなくなる。上手くいってない時は分けるものもないし、苦しみを一緒に分かち合ってる仲だから、絆は強くなるが、一度うまく行きだしたら、まぁ厳しい。

その上、責任が分散しているので、誰かがやってくれるだろうマインドが芽生える。その結果、いつまでたってもプロジェクトが進まないなんて事も日常茶飯事。

起業家は一生孤独である。孤独がいやなら起業する必要はない。

2.親類・友人から金を借りる

これも必ずモメる。そして、借りる側に非常に大きな甘えの心理が出る。返さなくても、怖いお兄さんが怒鳴りこんでくるわけではない。だから、返せなくなってきても、顔が青ざめるほど焦ることはない。

これは甘えである。

ビジネスってのは「やめる」事ができると言う事を忘れてはいけない。上手くいかなかったら止めればいい。止めて元に戻るなり、別の何かにチャレンジするなりすればいい。しかし、親類縁者から金を借りていたら、元に戻れない。彼らへの見栄や体裁もあって、止めるわけにもいかなくなる。

まず、最初から金を借りなきゃいけないようなビジネスはしないほうがいい。ダイレクト・レスポンス・マーケティングを学んでいれば、お金をかけずにお金を稼ぐ方法はいくらでも思いつくはずだ。

金じゃなく、頭を使って稼ぐべし。

これは、会社が大きくなっても一緒。

3.好きじゃない顧客を相手にする

会社を経営するというのは、普通に働く事と違う。24時間365日休みなしで顧客の事を考えてなければいけない。意識的に考えなくても、無意識でそのことばかり考えてしまうだろう。

儲かりそうだから、と言って好きでもない顧客を相手にすると、1日24時間365日イヤな人の事を思い出してしまうことになる。そして、いやな人のために苦労することになる。これは、収入が上がったとしても生き地獄である。お金は後からいくらでも取り返すことができるが、失った時間は取り返すことができない。

僕は一度、嫌いな客を相手に商売をしたことがある。1年くらいだったか。。。地獄だった。毎朝、毎朝、起きるのがイヤだった。布団から出るのがイヤだった。病気になればいいと思った。熱がでたらラッキーと思った。その時の収入は平均よりはやや高かったと思うが、そんな事はどうでも良かった。気持ちのいい、清々しい朝が、人生から消えた時だった。

事業をやる時には、5年間くらいは、その事を毎日毎日一生懸命やっても苦痛じゃないか?楽しめるか?5年後後悔しないか?という事を考えたほうがいい。

ビジネスにおいて顧客を選ぶことは、結婚相手を選ぶのと同じである。

***

以上。僕が経験的に学んだ3つのポイントである。とは言え、起業家っていきものは止めることができない。止めろって言ってもやっちゃうのが起業家・社長である。

失敗しても死にはしないから、突き進むのもいいかもしれない。

ちなみに、最大の間違いは、マーケティングを学ばずに、やってしまう事かもしれない…

あなたはどう思う?

小川忠洋
ダイレクト出版

PS:
起業したいと思っているなら西田さんの「1人ビジネス起業法」がオススメ。
一人でビジネスを立ち上げて年収1000万を稼ぐのがコンセプトだ。
これさえ身につければ友達と起業してもめるってことはないだろう、、、

http://www.theresponse.jp/nishida/

小川 忠洋

読者累計30万2163人を誇るマーケティングメルマガ『ザ・レスポンス』発行人、ダイレクト出版株式会社代表取締役社長。『ザ・レスポンス』の他にも、読者累計14万5000人の『デイリーインスピレーション』などを毎日発行。年間1億通以上メールマガジンを配信。日本ナンバーワン・マーケッターにも選ばれた神田昌典氏など、一流の経営者とも提携を結びビジネスを展開。著書に『自分を不幸にしない13の習慣』『フリーで利益を生み出す45の鉄則』『インターネットマーケティング最強の戦略』がある。

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