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急成長。そして株式上場!

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From:寺本隆裕

From:寺本隆裕

  • 中小企業が爆発し、上場に大きく近づいたきっかけは??
  • ほとんど何もしなくても、簡単に追加利益を上げる方法
  • でっかい契約を獲得するために必要なこと

ジェイ・エイブラハムの有名な言葉。

“もし、自分がゼロからビジネスをスタートするとしたら、
最初にやることは・・・”

もちろん、このメルマガをずっと読んでくれてるなら、スグに答えることができるでしょう。何度も何度も紹介してるので、もう聞きあきてウンザリしてるかもしれませんね。

この方法は、ビジネスのスタートダッシュにも、そしてビジネスを大きくする時にも、爆発的な威力を発揮します。そしてやり方さえ間違えなければ、ほとんどリスクもありません。

そう、その方法とは・・・

“ジョイントベンチャー”

そう。ジョイントベンチャーです。ジョイントベンチャーとは、複数の関係者間で「資産や価値の交換」を行って、事業を協力して進めていく手法のこと。この会社にはあるけど、この会社にはない。とか、この会社ではそれを活用するのがうまいけど、この会社ではその方法がわからない(または、何らかの理由でできない)。といった資産を、お互いに交換したり活用したりすることで、お互いにとってプラスの結果を生み出すというものです。

ここでいう資産や価値とは例えば、、、

  • お金
  • スキル、ノウハウ
  • 商品やコンテンツ
  • リスト(顧客リスト、見込み客リスト、取引先リスト、etc)
  • システム、仕組み、コンピュータシステム
  • ブランド

などなど。

例えば、ある商品を持っている人が、誰かのリストにその商品を紹介してもらって、その対価としてお金を支払う、というのもJV。

ある商品の販売プロモーションを一緒に考えて進めていく、というのもJV。

出来上がっているシステムを、誰かにも一緒に使わせてあげる、というのもJV。

・・・という感じで、この組み合わせはアイディア次第で、いくらでも思いつくことができます。ではでは、いくつかサンプルを見てみましょう。

中小企業が爆発し、上場に大きく近づいたきっかけは??

何カ月か前のマスターマインドミーティングで、僕は幸運にも、ドクターシーラボとネットプライスモールの2社を上場させた池本さんのお話を聞く機会がありました。そのうちのネットプライスモールが一気に爆発したきっかけを聞くと、それは「ジョイントベンチャー」だというのです。

しかも驚くべきことに、爆発のきっかけとなったパートナー企業は、日本最大手のクレジットカード会社のJCB。

当時ほとんど無名で、社員も数名しかいなかったネットプライスモールは、そのデカいJVの案件を成功させることで一気にビジネスを成長させたのです。

寺本の体験

小さなビジネスを大きくするという場合以外にも、ジョイントベンチャーの威力が発揮されるケースを紹介します。

僕は去年の夏、自宅の引っ越しをしました(この例は、以前にもメルマガでご紹介しました)。

新居を仲介してくれた不動産業者は、とある引っ越し業者を紹介してくれたのですが、その引っ越し業者はかなり徹底したジョイントベンチャーを行っていたのです。

まず、引越の見積もりを取ったときに、業者は通販カタログを置いて行きました。家具の通販カタログです。当然引っ越しをすると家の間取りが変わるので、新しい家具は絶対に買わないといけませんし、引っ越し直後は片づけで忙しく、できればあまり出かけたくありませんから、このカタログはとても“役立つ”ものでした(そしてまんまと、いくつかの家具を注文してしまいました)。

引っ越し業者が家具の通販もやってる、というわけではありませんでしたから、この2社はジョイントベンチャーの契約を結んでいるのでしょう。引っ越し業者は、見積もりに行った先に通販カタログを置いてくるだけで、その家がその業者で引っ越しを決めなくても、いくらかのジョイントベンチャー報酬を受け取っているわけです。そして紹介された方の通販カタログの業者は、マーケティングコストゼロで自社の商品カタログを「優良見込み客に」届けることができるので、お互いにとってメリットがあるというわけです。

ジョイントベンチャーでアップセル

この業者のJVはまだあります。例えば、引っ越しの時に必ずある、エアコンの取り付け取り外し。そしてピアノの配送&調律サービス。

これらはどちらも、基本的にはエアコン、ピアノ、それぞれの専門の業者が請け負っていますが、引っ越しの時にはほとんど必ずエアコン、ピアノの問題が出てくるでしょう。そうであるなら、引っ越し業者がその業者を紹介してあげることで、いくらかの追加売上を上げることができる、つまり、自社で商品を用意しなくても、アップセルを売ることができるのです。

今朝、電車の中の「ナビタイム」の広告を見ていたら、auの場合は「EZナビウォーク」というサービスとの提携でこのサービスをお届けします、という内容が書かれていました。恐らくこれもJVのパターンの一つでしょう。競合する2社の同様のサービスを真っ向から対立させるのではなく、お互いにとって有利になるようリソースを共同活用して、協力して一つのサービスの販売を仕掛けていくのです。

ウチでももちろん、たくさんのJVをしています。アフィリエイトもJVの一つだし、そもそもウチで販売している商品のほとんどが、他社の商品をJVで販売しています。ダン・ケネディやヤニク・シルバーなどの商品を売り、そのロイヤリティを払っています。

クレジットカードの利用明細書なんかも同じですね。色んな業種のチラシが同封されています。あれも、JVの形の一つです。

有力なJV契約を決めるには?

JVはとても有効な方法だ、とは知っていながらも、「自分みたいな素人が、、、自分ところみたいな小さな会社が、、、」なんて思って、なかなか前に進めない場合がよくあります。というわけで、有力なJV契約を結ぶためのポイントをご紹介しましょう。

・まず、与える

あなたが相手なら、どういう人とJVを結びたくなるか、を考えてみましょう。お願いします!お願いします!と言ってくるような人より、何か自分のためにやってくれる人と組みたいと思うはずです。JVといっても、結局は人と人とのつながりによって成り立つもの。契約の話の前に、まずは関係作りが大事です。

・相手にとって抵抗できないオファー

相手がしなければいけない事を最小限にし、受け取れるものを最大限にし、リスクを限りなくゼロに近づけましょう。相手が何を望んでいるのか、何を恐れているのか、を書き出し、相手に、「断る方がバカだ」と思わせるくらい抵抗できない契約条件を提示しましょう。

・その相手との契約にこだわりすぎないこと

相手とのJVが魅力的であればあるほど、契約を取ろうとして不利な条件になってしまう場合があります。間違いがちなのは、契約を取ることをゴールのように錯覚してしまう事です。最初でつまづくと、そこからずーーーーっと続くJVの契約に引きずられてしまうので、あまりその相手との契約にこだわりすぎず、冷静に判断しましょう。交渉事は、「NO」と断れる方が、いつも強いのです。不利な条件で契約してしまわないよう、いつでも断れる状況にしておきましょう。

そして、最も重要なのはこれです。

毎日、それに向けて何かをする

ジョイントベンチャーは一つ決まると、いきなりビジネスが成長していきます。

とはいうものの(そして、それをきちんとわかっていながらも)、それに向けての仕事をしなくても、特に日常業務に困るということはないので、どうも後回しにしがちです。JV獲得のために一番重要なのは、アイディアを練るでも、パートナー候補に手紙を書くでも、何でもいいですが、毎日何かをしていきましょう。

あなたや、まだ見ぬ未来のパートナーの隠れた資産が、あなたに発掘されるのを待ってるかも!

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寺本 隆裕

ダイレクト出版取締役。セールスライター兼マーケター。クライアントのためにセールスライティングを請け負う場合、プロジェクト1件で、一流企業のエリートサラリーマンの年収を軽く超える額をチャージ。さらにそこから売上からのロイヤリティがかかる。これほど日本で最高クラスの料金設定にもかかわらず「書いてください」という人が後を絶たない。著書には『ウェブセールスライティング習得ハンドブック』『ダン・ケネディから学ぶ「稼ぐ社長」の作り方』(集英社)がある。

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