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なぜ良い人材が来ないのか?

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From:中谷佳正

「中谷くん、良い人材がなかなか来ないんだよねー。」

とクライアントの社長。そうなんですか、、、と答えると続けて。
「うちみたいな小さい会社にはなかなかいい人材こないんだよねー」
と・・・この手の相談はめちゃくちゃ多いのですが、その会社の採用専用のホームページを見てみると…そら、いい人来ないやろな〜という印象。。。

社長。こんなホームページ作ってたらエエ人こないに決まってますよ(笑)
と僕が伝えると、
「何でや?他のところも同じようなもん出してるやろ・・・」
他の社長さん達いい人来てるって言ってました?
「そら・・・・・・・・あかんなぁ〜」と社長、、、

お客さんはあなたが集めている

確かダン・ケネディがレネゲイドミリオネアで話してた内容だったと思いますが、「またチーズのサンドイッチだよ。いつもチーズサンドイッチばっかりだよ。」って昼食のお弁当がいつもチーズサンドだとボヤいてる男の話がありました。その男に対して同僚だか後輩が、「だったら奥さんに頼んで別のものを作ってもらったら良いじゃないですか」とコメント。すると、「いや、サンドイッチを作ってるのはオレなんだよね。」という回答(笑)
それがチーズのサンドイッチだったかどうか、記憶は定かじゃないんですが、要するに毎朝サンドイッチを作ってたのは自分、という無茶苦茶な内容です。ダンはその話を、自分の店に良い客が来ないとボヤいている経営者への皮肉として話してました。

つまり、自分の店に低価格を求めてくる客が多いなら、それは低価格を売りにしたメッセージをマーケットに届けてるでしょってこと。。。「大安売り!」とか「激安!」とか「最安値!」とか言っといて、「うちの顧客はケチだ」とか言ってるのは、自分の嫌いなサンドイッチを自分で作ってた男と同じことをしてるでしょってことです。高品質に興味のないお客さんばかりなら、高品質に興味のないお客さんを集めるメッセージをあなたが発信している可能性があるし、センスの良いお客さんがいないなら、あなたがセンスの悪いメッセージを発信してる可能性があるってこと。。。

結局、あなたのところに集まってるお客さんは、あなたがマーケットに発信しているメッセージによって集まってきてるってことを忘れちゃいけません。

人材もあなたが集めている

同じように、あなたの会社に集まってきてる人材も、あなたがマーケットに発信しているメッセージによって集まってきてるってことに気付いてますか?この場合のマーケットというのは、いわゆる人材マーケットって言われるような雇用市場ですね。要するに、新卒なら大学生に対して、中途なら転職を考えているビジネスパーソンに対して、あなたが発信しているメッセージ次第であなたの会社に集まる人材の質が変わるってことです。

だから例えば、大々的に給料の金額を前に打ち出した求人を行ったら、、、お金にうるさい人が集まってくるに決まってます。入社して以降、何か事あるごとに「給料が、ボーナスが、退職金が…」とボヤく人材が集まってくるわけです。当然ですね?(笑)大安売りを売りにしてたら、お金にうるさいお客さんが集まってくるのと同様に、高い給料を売りにしてたら、やっぱりお金にうるさい人材が集まってくるってだけの話です。

「簡単なお仕事です」なんて言ってたら、そりゃ仕事のできそうにない人材が集まってきますし、「和気あいあいとしています」なんて言ってたら、当然のほほんとした人材が集まってくるでしょう。何も不思議なことはありませんね?あなたの会社に集まってくる人材、もっと言えば、今あなたの会社に居るほとんどの人材が、あなたが発信したメッセージによって集められたってこと。。。それなのに「良い人材がいない」なんてボヤくのは、、、どうなんでしょ?(笑)

メッセージはコピーだけじゃない

僕はホームページ制作会社をやってるので、もう少し踏み込んだ話をすると、あなたがマーケットに届けているメッセージは、何もコピー(文章)だけに限りません。あなたはザ・レスポンスの読者なので、きっとコピーについてある程度の知識があると思います。なので、コピーをメインに話をさせていただいたのですが、でも実際には他にも雇用市場にメッセージを投げかけてるものがあります。
それが、、、ビジュアルです。見た目ですね
例えば職場の写真なんかがそうですね。どんな職場環境なのかというメッセージが届けられてます。同僚、上司、工場の中、店舗の中、オフィスとか。特に同僚や上司といった人の写真については、類は友を呼ぶみたいなもので、似たような人を引き付けるんだと思います。だから、ピシっとしたスーツの集合写真を採用ページに掲載していれば、真面目な人材が集まってくるでしょうし、私服でテキトウな感じの写真を採用ページに掲載していれば、テキトウな人材が集まってくるはず。。。キレイなオフィスの写真を掲載していたら、オシャレな人材が集まってくる可能性が高いでしょうし、雑然とした店舗を載せていたらルーズな人材が集まってくる可能性が高いでしょうね。

同じようなことが、会社のホームページにも言えるわけで、見栄えの悪いホームページしかないようであれば、少なくても優秀だと言われるような人材は寄り付かないと思います。なぜなら、優秀な彼らは他の会社のホームページと常に見比べているからです。あなただって、インターネットで商品を買う時に、ぐちゃぐちゃしたレイアウトで、素人くさいホームページだったら、購入ボタンを押すのを躊躇してしまうんじゃないかと思います。それは採用ページや会社のホームページに対して就職希望者が抱く感情と似ていて、応募ボタンを押すのを躊躇させるってことです。。。

採用ページにもDRMを

つまり、冒頭で話しいたクライアントの社長のところに良い人材が来ないだろうな、と僕が思った理由は、従業員募集のホームページでDRMを使っていなかったからです。ありきたりな、つまらない、それでいてダイレクトにレスポンスを取ろうという構成をまったく意識していないページだったからです。

あなたがもしセールスライティングを学んでいて、コピーを書いたりすることができるのなら、それを採用ページに応用することで、きっと良い人材を確保することができるようになると思います。
ぜひ、試してみてください。

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*こちらは株式会社WINKS様のお知らせとなります

中谷 佳正

Web制作会社 有限会社WINKSの代表。独自の手法で売上を上げるホームページを作る方法を確立し、いままで630社以上のWeb制作、運営に関わる。現在は、Web制作会社の経営と、同業社向けに売れるホームページを作るための中谷塾を運営、人気を博している。リッチ・シェフレンのナビゲーターでもある。

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