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大富豪の教え

2016.2.1 | ,
  •  

From:小川忠洋

西宮のスタバより、、

 先月だったかな、「大富豪の仕事術」のマイケルマスターソンに会ってきた時の話をしたと思うけど、覚えているかな?

 覚えてる?おーいいね。

 彼から言葉は悪いが手っ取り早くもっとお金を稼ぐ方法を教わったので、今日はそれをシェアしたいと思う。改めて自分で見て思うが、うん。言葉が悪いな。。。でも、まぁたまには良しとしよう…

 んで、結論から言うと答えは「高額商品をできるだけ早く売ること」なんだけど、これってダンケネディが口を酸っぱくして言っていることと共通している。しかし、言うは易し行なうは難しで、なるほど、じゃー早速、実践してみよう!とならないのがこの話。

 やっぱり人間、お金が絡むと感情的になるので、論理的に行動できるもんではないよね。結果として、多くの社長が自分とこの商品を「安すぎ」な価格で売り続けていてなかなか利益が出ない。ぶっちゃけた話、低価格の商品はいくら売っても儲からない。

低価格商品はいくら売っても儲からないワケ

 そもそも、低価格商品は、大量に売らなきゃ商売にならない。ということは、大量に商品を顧客に届けるためのインフラが必要になる。大量の顧客のサポートももちろん必要になる。そういうわけで人を大量に雇わなきゃいけない、などなど諸々含めてインフラと言ってもいいけど、その時点で、中小零細企業の出る幕ではないわね。

 大量に売るってことは、マスマーケットに売る感じに近い。だからこそ、低価格商品は大企業の商売。ニッチ市場で生きている中小零細企業は高額商品がないと成り立たないんじゃないかな。

ちなみに余談だけど、こないだ某銀行の支店長クラスの人と話をしていたら、やっぱり、事業を始める時に「安い方」を選ぶ人は苦労すると。例えば、飲食で起業しようと思って、魚と肉があったら、魚を選ぶ人はなかなか苦労すると。(肉の方が高単価で売れるので)銀行員として様々なビジネスを見てきた結果、そういうんだからそうなんだろうなと。。。

ちなみに、ちなみに、ダイレクト出版ではその名の通り、書籍の出版事業をやっていて、一般的な出版社よりは高価格で書籍を売っているけど、ゆーても3000円とか4000円とか。これがぶっちゃけ儲からない(笑)こんなに大変なのか?というくらい儲からない。それを他の出版社は半額の1500円くらいで売ってて、中間マージン抜かれた上に、市場全体が下降してたら、そりゃー大変だろうとは思う。。。

 なんの話してたんだっけ?そうそう。高額商品の話ね。んで、ここからが本題なんだけど、その大富豪から何を教わったかって言うと、、、

何故できるだけ早く高額商品を売ったほうがいいか?

 という話。つまり、、、どんな事業でも、顧客の中の一定の%は、一定のお金を使いたいと思っている。そして、購買という行為は、感情的な行為なので、その感情を満たすために、支払っても良いと考える金額は、顧客によって違うと。

なので、同じジャンルでも

・何%かの人は10万円払いたいと思っている。
・何%かの人は3万円しか払えないと思っている。
・何%かの人は50万円払いたいと思っている。

 面白いことに、それは、商品に対して支払うのではなく、自分の感情を満たすために、いくら支払うか?なのだと。つまり、実はその金額は、商品によるのではなく、その顧客の、、、

可処分所得による

 と。考えてみよう。同じ商品、同じサービスに10倍の値段を払う人なんているんだろうか?例えば、野球観戦でも、3000円とかのチケットを買う人もいれば、200万円の年間ボックス席とかを買う人もいる。商品は同じく野球観戦。

 この場合、600倍の値段の差だわな。

 そして、どっちのお客さんもおそらく野球が好き。そして野球を生で見たい。しかし、何で買う値段にこんなに差がつくかって言うと、200万円払う人は、お金(可処分所得)をたくさん持ってるってだけの話。3000円のお客さんだって、十分にお金を持っていたら200万円の席を買ってるかもしれない。

 もし、これがボックス席契約のオファーがなかったら、本来200万円払っていた人は、どうなるだろうか?おそらく、同じく3000円で野球観戦するか、まぁ8000円くらいのもっと良い席を取るか。それくらいにしかならない。。。

さて想像してみよう。。。 あなたのお客さんの中に、こんなお客さんが一定の割合で混じっていることを・・・

 もし、そうであれば、できるだけ早めにその「オプション」を提示した方がいいよね?だって、その人があなたの会社の顧客になった時、もっと言えばフロントエンド商品を買った時は、一番熱いわけだから、鉄は熱いうちに打て、でしょ?

 もちろん、ほとんどの人は高額オプションを買わない。だから、もしあなたが高額オプションを提示することを躊躇しているなら、もしかしたら、それは、買わない人にそのオプションを見られて「高いなぁ〜」と思われるのが嫌だとか???そういうだけの話じゃない?だとしたら、しょーもないよね。

 自分に買えない高い価格を提示されたら、反感を感じるお客さんも世の中にはいる。だけど、その人たちに気を使うよりは、それを買う人たちに気を使った方が良くないか?それに実際はあなたが気にしているほど、お客さんは「あなたのこと」を気になんかしちゃいないよ。お客さんはお客さんで自分の仕事や生活で忙しいんだから。

 だから勇気を出して、試してみるといいよ。

 ダメだったとしても失うものはないし、うまくいけばあなたの事業の利益率がドーンと上がるかもしれない。安く売ることが親切とは限らないよ。良いお客さんほどお金のことより商品やサービスのことを気にするもんだしね。

ーおがわ

PS:

これを変に解釈して、本来、価値のないものを高額で売るってのは、もちろんダメ。まぁこんなことは言うまでもないだろうけどね。

小川 忠洋

読者累計30万2163人を誇るマーケティングメルマガ『ザ・レスポンス』発行人、ダイレクト出版株式会社代表取締役社長。『ザ・レスポンス』の他にも、読者累計14万5000人の『デイリーインスピレーション』などを毎日発行。年間1億通以上メールマガジンを配信。日本ナンバーワン・マーケッターにも選ばれた神田昌典氏など、一流の経営者とも提携を結びビジネスを展開。著書に『自分を不幸にしない13の習慣』『フリーで利益を生み出す45の鉄則』『インターネットマーケティング最強の戦略』がある。

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