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近況報告(20年ぶり)

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From:寺本隆裕

From:寺本隆裕

この間、「いとこ」に会いました。

いとこは3兄弟。全部男。一番上は僕より4つ年上、その下は僕の1つ上、その下は僕の一つ下。一番下のいとことは、20年ぶりの再会です。

残念ながら、楽しいイベントやおめでたい席での再会ではなかったものの、年齢も近いというのもあり、かなり久しぶりにもかかわらず、楽しく話す事が出来ました。自然、そういう場になると、近況報告会になります。

今住んでるとこの話。奥さんの話。子供の話。

そして、仕事の話。

みんな、色んな仕事をしていたのですが、面白かったのは一番下のいとこ。
彼は高校卒業後アメリカに留学し、「バイオリン」を専攻していました(バイオリンは小さい頃から習っていました)。
僕はよくわからないけど、オーケストラの中でもチームをまとめる立場をしていたこともあって、だいぶがんばっていたみたいです。

彼は大学を卒業してから、日本の企業への就職を探しました。
志望したのはもちろん音楽関係の企業。そして見事、「ヤマハ」への採用が決まりました。

寺本:「へー、ヤマハで働いてんねんや。やっぱ、音楽関係なん?」

いとこ:「いや、ちゃうねん。ゴルフクラブ作ってんねん・・・」

寺本:「え?ゴルフ?」

いとこ:「そう。」

寺本:「・・・ていうか、ヤマハってゴルフクラブなんて作ってんの?」

いとこ:「知らんかったやろ。」

寺本:「いや、知らんで。っていうか、何で音楽関係ちゃうの?ヤマハって音楽関係かバイクとかがメインなんちゃうん?」

いとこ:「俺も音楽関係志望したんやけどな。履歴書が悪かったんやと思うわ。」

寺本:「面接のときの履歴書?そんなんむしろ、ガチガチに音楽関係ちゃうん?だって幼稚園位からバイオリンやってて、しかも海外留学までして。そんなん同期におらんやろ?」

いとこ:「そう。同期に比べても絶対俺の方がバリバリ音楽やってんねんで。でもな、そこじゃなくて、趣味の欄やねん。」

寺本:「趣味?」

いとこ:「そこに、ゴルフ、って書いてん。多分、それが原因。」

寺本:「なるほど。。。ていうか採用の人、そこ拾ったかー。」

いとこ:「アメリカにいるとき田舎の大学やったから、ゴルフくらいしか遊ぶとこなくてさ。しかも安いねん。」

寺本:「確かに、日本の大学生でゴルフが趣味って少なそうやもんな。」

というわけで、彼はヤマハでゴルフクラブを作る仕事をしています。
でも結構がんばってやっているみたいで、会社紹介か何かのプロモーションビデオに、彼が登場しているそうです(しかも男前!)。

隆裕は何やってんの?

2番目のいとこが話に入ってきました。

「前、パソコン系の仕事やってたよな。それ、まだやってるん?」

寺本:「前はシステムエンジニアやってたけど、それはもうやめた。今は、」

いつも、「仕事何やってんの?」と聞かれると、答えに困る事があります。
「インフォビジネス」なんて説明が難しいし、「コピーライティング」もよくわからないでしょう。
だからいつも、相手によって、「広告を書いている」とか「インターネットで中小企業が売上を上げる方法を教えてる」などと、説明を変えています。

今回は、
「ネットショップとかが売上を増やす方法を、インターネットで教えてる。」
と答えました。すると、

「へー。そうなんや。俺全くパソコンの事はわからんからなぁ。エクセルとか?知ってるのはそれくらいやわ。やっぱいいよな。パソコン系の仕事は今後も需要あるんちゃうの?」
と、いとこ。

体育会系の仕事をしている彼の中で「パソコン関係」という言葉がカバーする範囲はとても広いようです。
(ちなみに、僕のおばあちゃんは「隆裕はコピー機を売る仕事をしている」と言っていました。一瞬「コピーライティング」のことをコピー機と言っているのかと思ったのですが、違いました。おばあちゃんの中では、「パソコン=コピー機」だったのです。)

そこから僕はいとこに、「いやいや、俺の仕事パソコン系ちゃうで。インターネットで売上を増やすというのは・・・」と説明する事は、もちろんしません。
その説明は彼にとって重要なものでもなければ、興味のあるものでもありません。この場を楽しく飲むのにその説明は不要でした。

でも、インターネットで売上を上げたい社長にとって、
これはとても重要な意味を持ちます。

「昔から機械が苦手で、、、」
「パソコンのことはよくわからないから、、、」
「ホームページさえ作れればね、、、」

この部分にコンプレックスを感じたり、障害に思っているために、インターネットで売上を上げるという事について、敷居が高いように感じている人がいますが、これはとても重大な勘違いをしています。インターネットで売上を上げるために最も必要なのは、そういった「パソコンの技術」ではありません。

「まずはHTMLで簡単なホームページを作るところから始めようと思います」なんて思うのなら、それはかなりの遠回り。
HTMLはインターネット・マーケティングのツールの一部にすぎないわけで、そのツールの作り方をがんばってマスターしたところで売上アップには直結しません。

ゴルフが上達したいから、まずゴルフクラブの作り方を勉強します、と言っているようなもの。
そういうのはその道の「プロ」にお金を払って任せるのが早いし、いいものができるのです。
(新しい事を学ぶストレスからも、その「時間」からも解放されます。)

もっと言えば、インターネットそのものも「ツール」です。
ネットビジネス、ネットビジネス、、、とよく聞きますが、インターネットそのものはビジネスでも何でもなく、単なるマーケティングのツールです。(何度も言っていますが、、、)

「ネットで楽して儲けられる」というのは半分ホントで半分ウソ。
インターネットはマーケティングを「効率よく」「比較的ローコストで」出来るという意味では、オフラインより「楽」な部分があります。でも、それだけ。

売上をもたらすのは、マーケティングやコピーの技術です。
物事を何ととらえるか?どのようにとらえるか?

コピーライティングは文章力ではなく、セールス力である。
アドワーズは広告ツールではなく、テストツールである。
ビジネスのパワーは優れた商品ではなく、優れたセールスにある。
成果の出る人と出ない人の違いは、スキルの差ではなく、行動力やマインドの差にある。
不況はピンチではなく、きちんとマーケティングができる我々にとっては絶好のチャンスである。

物事の捉え方によって、結果が変わってきます。ぜひ、毎朝レスポンスを読んで、思考のベクトルを合わせましょう^^

fasdf



PS:ちょっとした移動時間や待ち時間。それは無駄な時間ではなく絶好の勉強時間である。iPodは単なる娯楽ツールではなく、最高の教育ツールである。
あなたがそう「とらえる」ことができるなら、、、これ、どう思う?
            ↓
http://www.directbook.jp/book/btm.php

寺本 隆裕

ダイレクト出版取締役。セールスライター兼マーケター。クライアントのためにセールスライティングを請け負う場合、プロジェクト1件で、一流企業のエリートサラリーマンの年収を軽く超える額をチャージ。さらにそこから売上からのロイヤリティがかかる。これほど日本で最高クラスの料金設定にもかかわらず「書いてください」という人が後を絶たない。著書には『ウェブセールスライティング習得ハンドブック』『ダン・ケネディから学ぶ「稼ぐ社長」の作り方』(集英社)がある。

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