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カルロスゴーンのビジョン

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From:小川忠洋

From:小川忠洋

大阪のオフィスから、、、

『ビジョンは退屈ではだめ。船を建造するとは、人を集め、木材を用意し、人に個々の作業を割り当てることではなく、大海原を目指すという目的を与えることだ。』
これは、日産のカルロスゴーンの言葉。

社長として、あなたは今まで不思議に思った事はないだろうか?
同じ仕事をしていても、モチベーションの高い人とモチベーションの低い人がいる事を・・・この二人は一体、何が違うのだろうか?

能力が違う?
いやいや、同じ能力を持っていても、モチベーションが全く違う人はいる。

もらっている収入が違う?
いや、もちろん同じ収入でも高いモチベーションの人と低いモチベーションの人がいる。

環境が違う?
これは明白だ。同じ職場でみんな働いているのだから。それでもモチベーションが高い人と低い人がいる。

この二人を分けるのは、カルロスゴーンが言う、『大海原を目指す目的』が見えているかいないかにある。

例えば、よくある話で、レンガを積む仕事をしている人に
「今、何をしてるの?」と聞くと、
「見りゃ分かるだろ。レンガを積んでるだよ」と答える人と、「何か、建物を作ってるみたいよ」と答える人と、「今、学校を作っているんだ。この学校ができたら、私の作ったものからたくさんの人が社会に飛び立つんだ!」と答える人がいる。

3人ともが同じ仕事をしているにも関わらず、この3人はそれぞれが全く違ったモチベーションでやっている。
一人目はいやいや作業をしてる感じだろうし、二人目はそれよりはちょっとマシ。
しかし、3人目は全く違ったモチベーションを持って『プロジェクト』に携わっている。そして、3人目はそのプロジェクトに価値を見いだしている。

この人たちを分けるのは、すべて「目的」が見えているか見えていないかだけの違いによる。

  • 「目的」を持つ事は、サイコサイバネティクス的に言えば、自動的に成功するための第一歩であり、幸せや成功を手に入れるための第一歩だ。
  • 「目的」を持つ事で、脳のサーボメカニズムは、何度も、何度も間違いを繰り返しながらも、自動的に目的まで軌道修正を繰り返して到達する。
  • 「目的」を持つ事で、3人目のレンガ職人のように、日々の目の前の仕事に充実感を覚えれるようになる。

成功すると言う事は、目的に向かっているプロセス。

目的を達成した時だけが成功ではない。プロセスそのものにも成功は存在する。という事は、目的を見つける。目的を見いだす事。そのものが成功そのものなのかもしれない。

あなたが今、やっている仕事は何だろう?
それによってどんなインパクトがあるのだろう?

あなたが今、やっている活動の目的は何だろう?
それによって何が生み出されるのだろう?

あなたは今、何に向かっているのだろう?

一度、それを発見してしまえばどんなに困難な道だろうと、充実感を持って歩むことができる。

小川忠洋 

小川 忠洋

読者累計30万2163人を誇るマーケティングメルマガ『ザ・レスポンス』発行人、ダイレクト出版株式会社代表取締役社長。『ザ・レスポンス』の他にも、読者累計14万5000人の『デイリーインスピレーション』などを毎日発行。年間1億通以上メールマガジンを配信。日本ナンバーワン・マーケッターにも選ばれた神田昌典氏など、一流の経営者とも提携を結びビジネスを展開。著書に『自分を不幸にしない13の習慣』『フリーで利益を生み出す45の鉄則』『インターネットマーケティング最強の戦略』がある。

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