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わがまま経営者の仕事術

2013.3.27 | ,
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From:1日3時間しか働かない資産家型経営者 鈴木しゅん

先日ダイレクト出版のレスポンスゴールド主催のネットワークミーティングに講師で2時間程度ミニセミナーをさせていただきました。

テーマは、『1日3時間わがまま社長仕事術』
1日3時間しか働かないように出来る仕組みを作るのはある程度の期間を要するのですが、その導入部分をお話させて頂きました。

ザ・レスポンスのゴールド会員限定のネットワークミーティングなので、参加される方もかなりのハイエンド。
ハイエンドの方の悩みはやはり深く、懇親会などで参加者の皆様とお話をさせていただくと多くの人の様々な現実がわかりました。

多くの経営者は私が想像した通り、奴隷的に働いていながらも、お金やスタッフで大変な苦労をされている現実がありました。

夢と現実とのギャップ

社長になる前に描いた夢と、社長になった後の現実に非常に大きなギャップが存在している社長さんが多く、過去に抱いていた理想の社長像は記憶からすっかり消えてしまっている社長もいらっしゃいました。

社長になる前に抱いていた理想の社長像。
例えば、朝10時の重役出勤、綺麗な秘書、運転手付のベンツ、優秀な部下、自社ビル、億万長者・・あげればキリがないほどに出てきます。

ところが実際は、毎日12時間以上の労働、雑務も全て自分でこなさなければならない現実、借金におわれる生活、赤字、常にキャッシュ不足、資金繰りの悩み、成果をあげない社員たち、急な退職願への不安、社員による横領、社長が言った通り動かない社員・・などなど、こちらもずっと数が多く、ヒドイ現実が存在します。

過去に抱いていた理想の社長像が、現実になっている社長さんはほとんどいません。
場合によっては、社員の給料を優先して、ほとんど無給で働いている社長さんさえ存在します。
まさに奴隷状態です。

スタッフには辞められないように気を使い、手抜き仕事をするスタッフのおかげでお客様からのクレームがやまず、常に社長自らが対応しなくてはいけない状態。
ここまでひどくなくても理想と実際はかなりの開きがあるものです。

私も経営者の一人なので、社長の孤独さや苦労はわかっているつもりです。なので、奴隷状態にある社長には心底同情します。

ザ・レスポンスゴールドのネットワークミーティングに参加している社長は、全国の中小企業の社長の中でもかなり勉強され成功している社長さんたちだと思います。
そんな社長さんでも上記のような状態の人がいるわけですから、世の中には更に多くの確率で『奴隷社長』が存在しているはずです。

奴隷社長からわがまま社長へ

最近開催した私の会社、マーケティングエッジ主催の『わがまま経営年収3倍UPセミナー』で、

「3年後あなたの会社はどんな会社になっていますか?」
「多くのライバルが居るにもかかわらず、あなたの会社はなぜ存在しているのですか?」
「今のあなたの会社はどんな会社ですか?」

という質問を参加した社長さんたち全員にしました。

それを実際にメモに書いてもらって、その直後に実際に幹部に電話をしてもらって、幹部の答えと社長さん自身の答えが一致するかを確認してもらうワークをしました。

結果は、ほぼ100%の会社が違う答えになりました。
原因は、社長が常にスタッフに会社のビジョンや事業を通じて達成したいこと、それに会社の強みなどを全く伝えていないことでした。

とくに事業を通じて達成したいこと・・
これは社長それぞれが持っている事業を行う理由の根源となるもの、いわゆる「社長自身のコア」に関わる重要なことです。

ほとんどの社長は、事業を行う理由がただ単に売上を上げるためではないはずです。
事業を通じて達成したいことが必ずあると思います。
この達成したいことは社長個人の目的です。それは従業員が考える類のものではありません。
あくまで社長のわがままで決定されるべきことです。

でもこの「社長オリジナルのわがまま」があるからこそ、従業員や時にはお客様までもを巻き込んで、そのゴールに向かって走り続けることが可能になります。
いわば、ゴールフラッグのようなものです。

このゴールフラッグを社員やお客様に見せていない社長が多すぎます。
「ボトムアップだ」とか言って、従業員に気を使いながら、将来の方向性を従業員に求めてはダメです。

会社のビジョンは社長がわがままに決めるべきです。
その社長のわがままに共感してくれて集まった従業員が本当の従業員です。

共感や腑に落ちもせずに社長の言ったことを実行してくれるほど、従業員は従順ではありません。
いくらお金をあげても従業員が積極的に動くようにはできません。

社長自らが考える理想的な状態を作るべく事業を行う。その理想的な将来の状態を従業員に見せてあげる。
そしてみんなでそのゴールに向けて突っ走る。
これをやらないと従業員がおもいっきり仕事をしてくれません。

中小企業の社長の大半がオーナー経営者。株主と社長がイコールの状態です。
なので、会社が倒産すれば社長が全ての責任を負います。
だからこそ、社長はもっと自分自身の理想の社会を作るべく会社のあり方を決めていくべきです。

そして、社長はもっともっと自由であるべきです。
理想の社長像があるなら、それを現実のものとするためには何をしたら良いかを社長自身が決め、やり切るべきです。

あなたの会社なのだから、ルールは社長であるあなた自身が決めて良いのです。

社長の成長は、そのまま会社の成長となります。
朝10時の重役出勤ではなく、朝7時出社10時退社の早出出勤にして、午後は人脈を広げるための時間または、自分を成長させるために自己投資する時間にするべきです。

雑務をするのが社長の仕事ではないはずです。
会社で一番給与の高い社長が雑務をするのが会社にとって良くないことだということも知っているはずです。

本当に社長として会社の役に立つような仕事をして、年収を今の3倍にして下さい。
優秀な社長さんたちなら出来るはずです。

社長は従業員とその家族の幸せを作ることも出来、また崩壊させることもできます。
社長の舵取りひとつで、会社は倒産します。
だからこそ、経営者としての仕事に専念すべきです。

そして、多くの人を幸せにする経営者自身が最も幸せであるべきです。
不幸な人が他人を幸せにできるはずはないからです。我々社長は、従業員のためにも
もっとわがままでいるべきだと思います。

今回のメルマガは断定口調が多いですが、これは自らに言い聞かせていることでもあるので、そういった意味も含めてご理解ください。

本日はここまで。

-鈴木しゅん

追伸
私は今後、元気で変態なわがまま社長を世に多く排出し、その人達と一緒に遊び、成長し、金も稼ぎ、輝いた人生を歩み、結果、家族を幸せにしていきたいと思います。

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